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2005.09.03
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テーマ:ニュース(99739)
カテゴリ:カテゴリ未分類
バグダッド北部の橋でイスラムの巡礼者がパニックの為に約千人死んだ。
多くは女性と子供であり、橋の上からチグリス川に落ちての水死と、群集の下敷きになっての圧死であったという。

橋の一方には、他宗派のよそ者が入って来ないように常時検問所が設けられていたという。
対岸のモスクで宗教行事が行なわれていて、各地から巡礼者の集まるこの日は、その検問は行われていなかったという。

ただし、検問所には常設的なコンクリートのバリケードがあって、通路を狭くしていたということが、ニュースの端々から読み取れる。
そのために、検問所に向かう橋の上の人の流れは、もともと渋滞していたのだと証言されていた。

最初の方のテレビニュースでしか放映されなかったが、あるイラク人が、人々がパニックになって殺到した時、アメリカ兵がその検問所を突然封鎖したのだ、と証言していた。
その真偽は確かめようも無い。
そのイラク人の勘違いであるかもしれないし、アメリカ兵ではなく政府兵であったかもしれないし、民兵であったかもしれない。

なぜ、決して狭くは無い、その橋の上で千人もの人が無くなったのか。
物理的に、広い入口に狭い出口であれば、押しつぶされあふれ落ちるのは、納得のできる話だ。

問題は、その検問所の映像が映されなかったことにある。
映像は、検問所のあるという方向の橋の姿を映さなかった。
通常であれば、橋の両側を映し出すであろうが、常に片岸か橋の上のクローズアップしか見れなかった。

まるで意識的にその部分の映像を編集してカットしたように。
本当のことはわからないけれど、誰かの意思が入っていることは明らかであるように思えた。

かつて、同じようなことが日本で起きたことがあるという。

東京大空襲の時であったのか、記憶があいまいなのだが、大火に逃げ惑う人々が、皇居に向かう二重橋に押し寄せて、開門を要求したという。
しかし、その扉は開けられることなく、橋の上で多くの人々が亡くなったのだという。

ある本の中の挿話として読んだ事であり、詳細を確かめたわけではない。
そして、たぶん公の報道では記事にされることなく、日の目を見ることの無いままに、歴史の流れの中で消え去ってゆく類の記録だろう。

はるか彼方の地の見知らぬ人々の、戦時体制にある国の中での不幸な出来事の、ただ一つのニュースに何でこだわるのか。

それは事実が必ずしも真実では無いからだ。
そして、その真実では無い事実に基づいて、話が組み立てられて行くからだ。

バグダッドの橋の出来事は、デマに基づくパニックということで片付けられてしまうだろう。
そのとき、検問所という一つの存在は意識的に消し去られてしまうだろう。

それは人災であった、と言うべきだろう。
宗派間の宗教対立があり、進駐軍統治下の戦時体制があり、その中で起きた不幸な出来事であった、・・・そのくらいの解説が日本のジャーナリズムに欲しいところであった。

真実を求め伝えることを放棄し、サラリーマンとして体制側あるいは権力側の都合の良い報道を流すことが、既に日本では当たり前だと言う。

それならば、ニュースの端々の断片から、真実の匂いを嗅ぎ分けるしかない。
おかしい、なんか変、・・・と感じたら、その直感は案外と当っているのかもしれない。

ん~、あいかわらず、まとまりの無い日記しか書けないので、メモ書きみたいな行間から、何か感じ取ってもらうしかないな。






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最終更新日  2005.09.03 12:38:26
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