不定期刊:スマートドールのトランクを作ろう。その1
こんばんは~。さてまずは……ミライストアより伊勢丹セーター発送のお知らせ。いやあやっとです。発送まで6日掛かりました。ただこれはとてもいいことです。これの理由がどう考えても……『みらいハイスクールがあまりにも大成功しすぎてパンクしている』この一点以外にないからです。ツイッター上を見ているだけでもこのイベントをきっかけとして,多くのスマートドールが嫁いでいったようです。もちろん制服込みで。もちろん自分含めて既存のスマド主もプラスされますから,そりゃあハードワークになるんだろうなあとw5/1に五反田に行きますが,いくら祝日ではないとは言えそれはGW。しかもミライストアはカレンダー通りの営業なので3~5日はお休みなんです。自分は日曜のミライストアに未だ行けていませんが,恐らく同等の状況になるのではないのでしょうか?さあて,伊勢丹セーラーはどんなテイストに仕上げましょうか?最終兵装の括りでやろうと思っていましたが,ちょっと冷静になって5/1を丸々使って考えましょうか…。ちなみに5/1のみほさんは1型改です。というよりGWは基本これでお出かけする予定。五反田にこの格好は初めて。スマド純正以外OKなお店ですが,その状態で行ったことはないんですねえ。どんな反応されるでしょう?あっ,そうそう。そういえば,ひとつ忘れていたことがありましたね。みほさんのトランク。これ,完成したのはいいものの詳細はそこまでお伝えしていませんでした。作り方に関しても試行錯誤があったというのもありますが,途中経過をほんの少しお伝えする以外は非公開でした。なので今宵からちょっとトランクの話を幾つかに分けてご紹介しようかと思います。このトランク,高丘軍工廠内製なのでちゃんと名前があります。『COCHU TYPE100』(コーチュー・タイプ100)TYPE100の由来はパーツ全てが百均調達だから。コーチューはミリタリー初心者だった当時の高丘が工廠(こうしょう。要するに兵器作るところね)を『こーちゅー』と読み間違えていたのを思い出してメーカー名風にしてみました。※少年時代の高丘は今以上に脳みそと精神がどうかしていたので,へんな読み間違いを多数しては親に怒られていました。ちなみに『フェラーリ』を小学生くらいまで『フェーラリ』と勘違いしていました。バカですね~(鼻ほじ)。そんなコーチュー100,見た目に違わずドールの小道具としては相当な重量級装備となっています。空の状態で180g。なので関節がやわな子ではそもそも持てません。実質,スマートドール専用と言える仕様です。素材が木と金属に少々のレース素材と重いものばかりであるに加えて,数日掛けて何重にも塗ったニスがより重くしています。しゃあないです。悩んだのはこのレースです。この飾りがないと,洋風感が出ません。桐ダンスみたいな見た目になってしまいます。これに行き着くまでに数日悩みましたwいろんなものを買って失敗したため,最初のこの子はコストが当初予定の1.5~2倍ほどかかってしまいました。ちなみにアクセントで横につけたネームプレートは実際に使用できます。蝶番も予定より重厚長大なものになっています。実はココの処理も苦肉の策があります。よく見ると奥のコーナー金具ネジが手前のと違います。これは……しっかりまっすぐ立たせるための脚代わりだったりします。机の時空が歪んでいるので手前側が着地していませんが,これなしだと真っ直ぐ立たずにことんと斜めに倒れてしまいます。中には普段こんなものが入っています。・手パーツ・小道具の本・プロテクトテープ・安全ピンとクリップ・先日のいたぱ!エントリーゼッケン(お守り的な)中のニスは1重のみで現状クリアを吹いていません。手パーツを運ぶのにちょうどいいことは作ったあとに気づいたことでして,当時は中に何か入れること自体想定していませんでした。そのため手パーツを運ぶのに重宝しますが,現状では色移り防止のため袋に入れる必要があります。また取っ手のネジが長すぎて思いっきり貫通しています。家にある工具では切れないので保護処置の上でそのままになっています。後々切りたいです。内容量もアップしますし^^;とはいえ最初の不安をよそに小道具として,それ以上に便利な輸送ツールとしてかなり重宝しています。1型改を着ていなくても基本こいつだけは同行します。そんなスマド主の方にとって使えるコーチュー100。作るのはニス塗りの手間を除き実に簡単です。材料はこちら。・箱本体・ニス(半透明である白は使用禁止)・艶出しスプレー(クリアです)・レーステープ(ここまでダイソー調達品)・ハンドル(取っ手)・コーナー金具(2セット購入のこと)・アーチ型留め金・ネームプレート・蝶番(ハンドルからここまでセリア調達品)※工具等は各自ご用意ください。プラスドライバーとハサミ,ハケなどが必要です。ちなみにいちばん重要なのは塩キャラメル(ダイソーで買える)です。高丘の大好物だからです。重要です。これだけで作業のやる気が114514%変わります。重要です。全て買ってだいたい2000円ほどです。スプレーだけ200円商品で残りは全て100円商品です。って,なんでここにパーツ全部あるんかい!?また作るんかい!?はい,つくります(真顔)せっかくなので作業工程は実際に作ってお見せしようということで色違い&蝶番を別タイプに買えた改良型を制作します。だから幾つかに記事分けた連載企画となったわけですwというわけでまずは……塩キャラメルで集中力を高めます(ォィやっぱり塩キャラメルは森永一択です。専門校時代はこれがニューデイズで売っていたので,それこそヘビースモーカーのタバコのごとく消費していました。1日数箱なんてザラです。これに大量のブラック無糖を流し込みます。最高。一時期はコンビニに必ずありましたが,今は少なくなりましたね~。ウェルシアだと袋で売ってますが,やっぱり箱のほうがカコイイ…(個人的意見)。そもそもキャラメル自体大好きです。あの専門校時代の依存症ぶりからよくぞここまで食べなくなったなと思うほどwwwあと東京の駅の売店(JR私鉄構わず)だとハイソフトの在庫率って結構高くないっすか?アレもいいんです。昔は秩父の田舎にもありましたが,今は中々いないんです。アレを東京で買って食べるとすっごくナウい気がして(死語)。話を戻しましょう。まずは主役の箱をご用意ください。プラスドライバーでネジを外し,箱備え付けのチャチい金具を外します。チャチいです。とにかくチャチいです。するとこんな箱になります。板をただ切って貼り合わせただけの品物。この状態で金具つけたところで安っぽさ満点です。やはり木製トランク。重厚長大という英国紳士の魂を宿さなければなりません。とはいえこのクオリティの箱。木目も美しくないこれを重くするにはどうするか?そうです。ニスを何重にも塗りたくって木目を旧ネジ穴ごとぶっ潰しながらテッカテカにする。これに限ります。ダイソーだと半透明設定になる白いニスを使ってはいけない理由がここにあります。とにかく何重にも塗ります。3~4日塗っては乾かし塗っては乾かしを繰り返します。最終的にはここまで持ってこなくてはなりません。木製であることはわかりますが,木目はほぼ完全にニスに沈んでいます。その代わり,このテカリで重厚感を出すのです。最終的にはクリアを吹くんですが,その前の時点でこれに限りなく近いクオリティまで塗りたくりたい。よって……最初の時点からタレるの上等で塗りたくる必要があります。むしろある程度タレてくれたほうがそれっぽいです。だから特にこのニス塗りの時点でタレは極力気にしないで塗り続けます。それでもタレすぎたと思ったら……こんなふうにハケでチョイすれば大丈夫です。結局のところ,この工程が一番手間と時間を食います。まず1回乾くとニスが痩せて光沢が消えます。そこからまた同じレベルに塗り重ねて乾かして,んでまた痩せたから塗り…です。結局,先程も言いましたが3~4日掛かってしまうのです。どこまでやるかは好みによるとは思いますが,個人的には……・塗りたてで乾いてない時のような光沢が出ていて……・木目がニスのせいで存在感をほぼ完全消失しているくらいになるまでやるのが妥当だと思います。木製トランクです。どちらにしろ古めかしいものです。ならば年輪のごとき表現をたたえなければ何事ぞ…。古き良き大英帝国の息吹を目指してまずは頑張っていただきたい……。というわけでトランク作りシリーズ第1回はココまでです。続く!