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Sep 16, 2006
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 良次は涼子の手を握った。涼子は
「何?。」
 と聞いた。良次は
「暗くて歩けないだろ。」
 と言った。涼子は
「どこかに行くの?松島さんがそこにいろって言ったのに。」
 と言った。良次は
「道路に出るだけだよ。」
 と突き放すように言って、涼子の手を引っ張って歩き出した。
「松島さん呼んだ事、怒ってる?。」
 と涼子は聞いた。良次は
「別に。」
 と言った。涼子は良次に引っ張られながら
「怒ってる。」
 と呟くように言った。

 涼子と良次が20分ぐらい山を下ると、車道らしき道に突き当たった。車道と言っても街灯も無く、車一台がやっと通れる程度の道だった。
 車道には雪がかなり降り積もっていた。
 光が無いはずの暗闇の中、車道に積もった白い雪が微かに光を放っているように見えた。
 涼子と良次は車道の脇に腰掛、わずかな光を放つ雪をじっと見続けた。
 つづく


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最終更新日  Sep 16, 2006 08:55:55 PM
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