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2011.03.27
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カテゴリ:ドラマ系の感想
『猿の人質』

内容
義父・勝家(大地康雄)と母・市(鈴木保奈美)が、
秀吉(岸谷五朗)の軍勢に追い詰められ、、、自害。
茶々(宮沢りえ)初(水川あさみ)そして江(上野樹里)の三姉妹は、
秀吉の“人質”となってしまい、
やがて安土城に移される三姉妹。。、、だが、そこには、すでに天主はなかった。

そんな三姉妹のもとを、謝罪に訪れるおね(大竹しのぶ)
とそこに、、三姉妹の従姉妹にあたる京極龍子(鈴木砂羽)が現れる。
山崎で秀吉に敗れ去り、夫を、、秀吉に殺されながらも、
秀吉の側室となったことを、龍子は話をはじめる。
夫の仇の愛人となったことにショックを受ける三姉妹だったが、
龍子は、おねの前であるにもかかわらず、
秀吉と知るウチに、惹かれるようになっていったことを告白する。
あまりのことに、驚くしかない三姉妹。

その後、三姉妹は、千宗易(石坂浩二)の茶室に通される。
そして母がいないことの覚悟を促すのだった。

そんななか、
いとこ織田信孝(金井勇太)が秀吉により自害をさせられただけでなく、
秀吉が、伯父・信長の法要を行い、
天下に号令をかけたという話を聞き。。。。。。

敬称略





にしても
最年少なのに、出しゃばりすぎる主人公である。

いやまあ。

そのあたりは、“子供”だと思えば良いのだが、
ならば、

もっと“子供らしい”印象のセリフがあるだろうに。。。

なんといっても、
“姉”初よりも、理解力が高いというのは、、
そのうえ、“偉そう”だ。。。というのは、、、

さすがに、主人公だとはいえ、ヤリスギである。


ハッキリ言えば、
大人の事情があったとしても、
そうまでして、主人公の俳優を立てる必要はない。

ということである。

これがね。
初と、逆なら分かるんですよ。

いや、演出として、
姉上たちに対して、素朴な質問をするなら理解できる。

なのに。。。。偉そうに、、、

それだけならまだしも、“母の亡霊”まで感じる始末。


初“母上は、思いとどまってくれたやもしれぬ”

このセリフのほうが、よっぽど素直だし、
納得出来ますよね。


そら。
ホントの江たちの年齢と、俳優の年齢を
念頭に置きすぎであるのは分かっているのだが、

あまりの違和感は、自らの首を絞めるだけである。


その一方で、、もう一つ違和感のある部分は、茶々。。。、
歴史をそれなりに知っていれば、
江よりも、茶々、、、こと淀のキャラの方が理解しやすいのだから、

もっと“姉らしさ”を、出すべきだよね。

最終的に、3人になったときに
あれこれと言う部分。。。

茶々“母上を思うて泣くのは、今日を限りとしたいと思う”

こういう部分だよね。“らしさ”って!


これは、淀だから、主人公だから、、とか、そういうことではなく

“姉妹”のなかで、“姉”だから。。。。なのだ!


歴史というものを、とりあえず横に置いておく“ホームドラマ”ならば、
この部分を逸脱しすぎて、主人公を活躍させるのは辞めてほしいものだ。

聞いていると、
どの部分にも、江が聡明、、、に見えて、、出しゃばっているシーンばかりが。。

そうじゃないでしょ!!


“歴史”は、目をつぶりますから、
それぞれのキャラや、小ネタも、、気にしませんから、

ベタなホームドラマで良いので、
せめて、“姉妹のバランス”だけは、なんとかしません?

姉妹に見えません!!

実際、、、カットも悪いんだよね。。。。(苦笑)
目立たせようとしている“意図”が、見えますから!


あまり言いたくないが、
三姉妹。。というより、“二姉妹化”が進んでいるようである。


超能力者と言うだけで、目立ちすぎてるんだけどね!(失笑)



これまでの感想
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第五回 第四回 第三回 第二回 第一回 






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Last updated  2011.03.27 21:28:47
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