レベル999のマニアな講義

『シンメトリー』

内容
警視庁捜査一課十係姫川班の主任・姫川玲子（竹内結子）は、
その朝、、嫌なニュースを見ていた。
ライバルの日下班の日下守（遠藤憲一）が自慢気にテレビに映っていた。
横には、、、逮捕した犯人の姿。
もう少し手間取ってくれていれば。。。。
そんな玲子に、いきなり母・瑞江（手塚理美）が怒鳴りつけてくる。
そろそろ実家を出ようとしている玲子を怒っているようだった。
父・忠幸（大和田獏）は、口を挟まないが、
かつて暴行の被害者となった玲子を心配してのこと。
「女は女なのよ！」

しかし、警視庁に出勤すれば多くの部下を抱える主任の玲子。
そんなことがあったとは、当然、口にすることはなく
いつものように、玲子は声を張っていた。

そこに列車事故発生の連絡が入る姫川班。
現場に到着すると、すでに鑑識の小峰（田中要次）の姿があった。
「お前が好きそうなホトケさんだ」
被害者を見ると線路の上で、真っ二つとなってれき死した男の遺体があった。
名前は、米田靖史（北上史欧）
その名前を聞いた葉山則之（小出恵介）が反応する。
１０年前、飲酒運転で踏切に突っ込み列車転覆事故を起こした男の名だった。
石倉保（宇梶剛士）には、被害者が持っていたレシートの飲み屋へ聞き込み、
菊田和男（西島秀俊）湯田康平（丸山隆平）には、目撃者捜しを指示し、
玲子は、葉山を連れ、米田宅の家宅捜索へと向かうのだった。

その後の調べで、
１０年前の事故は、３８人の死者を出し、負傷者も数多かったが、
業務上過失致死で懲役５年の判決が出ていると分かる。
一方で、飲み屋の聞き込みで、米田が８億６千万の賠償金支払い義務について、
大声で携帯電話で話をしていたことが分かってくる。
ただ妙なことに、店から現場の踏切まで徒歩１５分の距離を、
米田は店を出てから５５分後に死亡。。。４０分の時間差が存在した。

玲子たち姫川班から報告を受けた今泉春男係長（高嶋政宏）は、
帳場が立つ明日の午後までは軽率な行動を慎むよう玲子に注意をするが。。。

玲子の頭の中は、事件のことばかり。
１０年前の事故資料を読みあさっていた玲子は、あることに目を留める。
“被害者と遺族の会”の小川睦男（村上かず）会長の娘・実春（藤本泉）が、
事故で亡くなる前、駅員の徳山和孝（滝藤賢一）優しい駅員と言っていたという。
その徳山が、事故現場で乗客の救助活動をしていた。
すでに退職しているらしいが。。。。。駅長の話で、
何か妙なモノを感じ取る玲子。

同じ頃、石倉は、会長代行の水沢から話を聞いていた。
小川が半月ほど前に、突然職を辞したこと。
そして米田が、被害者と遺族に評判が悪かったことが分かってくる。

聞き込みでなにかを感じた玲子は、菊田とともに小川宅へ
荒らされている部屋、、、、そして、、小川の遺体。
それも明らかに妙な状態だった。。。。

敬称略


公式ＨＰ
http://www.fujitv.co.jp/strawberrynight/


２０１０年１１月にスペシャルドラマ

先日も“おさらい”が、放送され、、、そして連ドラ。



今回は、

妙な轢死体。。。シンメトリー。。。。

いったい、なぜなのか？

そんなお話である。



いつもなら、書きませんが
今回は、あえてスペシャルドラマと比較して書かせてもらう。

初回の今回、スペシャルよりも、登場人物のキャラは立っているし、
姫川玲子という人物が、どういう人物か？と言うのが明確。

葉山「近所にいると思う根拠はなんですか？

玲子「勘。」

この言葉だけで、十分ですよね。

ほんとは、こういったモノが必要であって、
“過去が、どうとか。。。”ってのは、どうでもいいこと。

たしかに、それが全ての始まりだろうが、
描かなくてはならないのは、


今回の事件で、どれだけキャラを表現してくるか？ということである。
関わりが無ければ、ただの無駄話にしか過ぎないのである。

そう、
このセリフだけで、この初回のお話は、
明らかに、スペシャルドラマよりも、ドラマらしいドラマになっています。

無理に、アレコレと饒舌すぎるセリフもありませんしね（苦笑）

姫川班の連携も、悪くありませんし。

とりあえず、初回を見て思ったのは
よっぽどスペシャルドラマよりも、面白かったと言うことである。

これなら１クール楽しめるかもしれません。

最低でも今回くらいのクオリティが続けることが出来るかどうかは
別の問題ですが。



ちなみに、気になっている部分もあるのですが。
たとえば音楽だとか、ＣＧを含めた演出だとか。

ま、、、作風と言うことにしておきます。

でも、こういうのも、続けられるのかな。。。。
事件自体も、猟奇的なモノばかりだと
逆に飽きる可能性もありますしね。

そういうのも、こういった作品を連ドラにする場合の難しいところ。

かといって、ベタな刑事モノだと
オモシロ味はビミョーになるしね。

上手くやれば、原作次第だろうが、
この局が大好きな劇場版なども見えてくるのかもしれませんね。





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