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2016.09.22
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カテゴリ:ドラマ系の感想

宮部みゆきサスペンス「模倣犯(前篇)」2016年09月21日放送

内容
公園で、女性のものと見られる遺体の一部が発見された。
その現場では、カバンと定期入れも見つかる。
3か月ほど前に娘・鞠子(松本穂香)が失踪し、
届けを出した母・古川真智子(室井滋)と祖父・有馬義男(橋爪功)が、
警察へとやってくる。
警視庁捜査一課刑事の武上悦郎(岸部一徳)は、状況を説明。
定期などは、鞠子のものと確認した母・真智子は号泣。
が、腕の状況を聞き、違うと分かりホッとしたのも束の間、
警察にテレビ局から、妙な情報が入る。
古川鞠子の遺体は、別の場所に埋めたと。テレビ局に電話があったという。

そのころ、事件を知ったルポライターの前畑滋子(中谷美紀)は、
持っていた資料の中に、古川鞠子の名を見つけ、慌てて飛びだしていくのだった。
そう。それは、かつて、夫・昭二(杉本哲太)との結婚前に追っていた事件。
以前、取材をしていた警察へ向かうが、管轄じゃ無いと、何も得られず。
それでも、世話になっていた板垣雅子(高畑淳子)編集長に
ルポの続きを書きたいと訴えたところ、
編集長は、警察が発表していない1つの情報を耳打ちする。
第一発見者が、
1年前の一家強盗殺人事件の唯一の生き残り塚田真一(濱田龍臣)だという。

真一が世話になっている父の友人宅へ向かう滋子。
すると、樋口めぐみ(久保田紗友)が、大騒ぎしていた。
何かを訴えているようだが。。。
そこで、思い切って滋子が、真一にい電話を掛けると、家から出てきてくれる。
事件のことは話さないようにと警察に言われていると真一。
だが、樋口めぐみには、会いたくないので、帰りたく無いと告げる。
そこで、真一を家に連れ帰ることにした滋子は、
事情を知らなかった昭二の言葉から、真一の家族が殺された事件の詳細を知る。
樋口めぐみは、犯人・樋口秀幸の娘だと。
事件は、自分がきっかけになったのだと語りはじめる真一。
滋子は、真一には責任は無いと断言。
真一もまた、事件に向き合いたいと、滋子の取材の協力を申し出る。

そんななか、義男のもとに人工音声の人物から電話が入る。
あるホテルのフロントに来いと。フロントの話では女子高生が持ってきたと。
やがて自宅に、義男が鞠子に渡した腕時計が残されていた。

そのころ、日高道子(有森也実)のもとに、妙な電話がかかってくる。
家出中の娘・千秋(小松美月)かと思われたが、公園にやってこいと。
指定の公園へ行くと、千秋はいたが。。。。。

1週間後、坂崎弘光(温水洋一)が営む運送会社に、
テレビ局“HBS”のディレクター浅川智也(山中崇)が訪ねてくる。
鞠子の遺体があると。

その後、捜査線上に、ひとりの男が浮上。
が、その直後、滋子が義男宅で犯人からの電話をとったことで、
新たな事件が発生する。
そのうえ、現場には、犯人らしき2人の男の遺体が。。。。。。

敬称略


宮部みゆきサスペンス「模倣犯(後篇)」2016年09月22日放送

内容
滋子(中谷美紀)の挑発もあって、連続殺人事件の犯人は、男性を殺すと宣言。
事件現場周辺の聞き込みで、警視庁の武上(岸部一徳)らは、被疑者を絞り込む。
が、犯人の言動により、その被疑者が、事件に無関係であるコトが判明する。
その直後、行方不明となっていた木村庄司(飯田基祐)の遺体が、
崖下に転落した車のトランクから発見される。
同時に、高井和明(満島真之介)栗橋浩美(山本裕典)の遺体が発見され、
状況から、警察は2人を犯人と断定し、事件は終結したと思われた。

ただ、滋子は、自分の言葉により、人が殺されたのではと、
罪の意識にさいなまれるのだった。
一方で、滋子は犯人との接触もあり、そのルポにより有名になっていた。

そんななか、高井和明の妹・由美子(清水富美加)が、
高井、栗橋の友人・網川浩一(坂口健太郎)とともに、滋子の前にやってくる。
犯人は栗橋1人であって、兄は巻き込まれただけで、無実だと。
滋子と一緒にいた真一(濱田龍臣)は、その訴えを一蹴するが。。。

そのころ、有馬(橋爪功)のもとに
日高道子(有森也実)が、弁護士の浅井祐子(真飛聖)とやってきていた。
被害者の会を結成し、犯人の家族に対し集団訴訟を起こすつもりだと。

が、事情を知った滋子が、浅井を調べ、詐欺であるコトを
有馬達が集まる席で訴えるのだが、聞き入れてもらえず。
そこに由美子がやってきたことで、大混乱に陥っていく。

その直後、滋子の言動により被害者が出たという情報が広がりはじめ、
滋子はバッシングの対象に。困惑する滋子だったが、逆に、今まで以上に
真実を明らかにしようと、決意を新たにするのだった。

高井と栗橋の過去について調べはじめた滋子は、
“ピース”こと網川浩一が、ふたりに強く関わっていたことを知る。

そんな折、網川が、真犯人が第三の人物だという本を発表。
評判を呼んでいくのだが。。。。滋子は、網川こそが主犯であると確信する。

敬称略


原作は未読。映画は観たような気がする。

脚本は、森下直さん

演出は、松田秀知さん


さすがに、ドラマとしては、長いし、

細かい部分で、気になったこともあるけど。

俳優も含めて、楽しませてくれたので、okでしょう。

いろいろと、細かいところでも、楽しませてくれているけど。

ま、そのあたりは、いいや。


感想としては、それくらいかな。

とはいえ。

あえて、苦言を呈するならば、

前篇は、サスペンスで、そこそこ楽しかったのに。

後篇は、どうでも良いネタを、混ぜ込みすぎですね。


前後編で整理整頓すれば、3時間あれば成立しただろうに。

このあたりは、

どこを中心に、誰をメインに描くか?で、

こういう状態になったんだろうけどね。

実際、原作未読なのでハッキリしませんが。

盛り込まれている要素から推測すると、

そういう部分が曖昧になっているような気がする。

今作の主人公をライターにしたなら、

もう一歩、踏み込めたんじゃ?





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Last updated  2016.09.23 09:41:54
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