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2018年05月16日
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カテゴリ:ドラマ系の感想
「赤い花の殺意」
内容
口に赤い花をくわえた女性の刺殺体が発見される。
被害者は、映画プロデューサーの近藤瑠未(遊井亮子)
頬には殴られた痕跡があった。

所属のスペースフィルムを訪ねた浅輪(井ノ原快彦)新藤(山田裕貴)。
3年前に大ヒットさせた“南太平洋の誓い”の続編を制作中。
関係者にトラブルなどを尋ねたところ、前作の制作中、
監督の国井康夫(バッファロー吾郎A)をクビにしていたことが分かる。
ギャラのことでもめていたという。
事情を聞き始めたところ、アリバイを主張。
だが、国井の話で、主演俳優の交代があったことが判明する。
宇田川順一(瀬川亮)だったがの、事故で足が不自由に。
そのため、弟・宇田川徹(三浦孝太)になったという。

撮影所を訪ねた青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)は、
女優の金子あゆみ(里久鳴祐果)が、続編を降板させられていたと知る。
事情を聞いたところ、トラブルは無かったというが。
所持するタブレットに、花の映像が。。。。

宇田川徹から、事情を聞く小宮山(羽田美智子)村瀬(津田寛治)
代役で自分を選んでくれた近藤瑠未への感謝を口にする。
花は知らないというが。。。様子がおかしいコトに気づく小宮山。

一方、芸能界を引退し靴デザイナーになった順一から話を聞く、浅輪、新藤。
靴職人の佐竹恭子(李千鶴)と靴店を営んでいた。
引退してからは会っていないという。
店の前の防犯カメラに気づいた浅輪が、確認すると。
被害者が店に入っていく姿が。。。。

そんななか、早瀬川(原沙知絵)から報告がある。
頬の殴られた痕跡の傷は、指輪によるモノだという。

敬称略


脚本は、吉原れいさん

監督は、新村良二さん


《9係》を通しても、新しい脚本家さんですね。

だが、監督が、上手く仕上げていることもあるが。

それ以上に、シッカリと《9係》の登場人物を使っているのが、

かなりポイントが高いですね。

それぞれの特徴もシッカリと盛りこまれているし。


驚くべきは、最近の《9係》では少なくなっていた“カタチ”に、

なっていると言うことだ。

それは、

3つのグループで、三者三様で聞き込み。

で、部屋に戻って、情報のすりあわせ。

そして。。。班長(係長)が助言。


そう、この“カタチ”は、初期の《9係》から行われていた手法で。

同時に、それぞれの特徴を見せて魅せる場でもあるのだ。


実は、他の刑事モノとは違うのは、この“カタチ”

バランス良く。。そして、面白く描く。

6人全員が主役だったのである。


今回は、それを完全に踏襲している。

もちろん、今期も、そのカタチで描いている第1話などありますが。

このカタチ。。。新しい脚本家さんでは、出来ていないことが多いのだ。

キャラの特徴を盛りこむのも難しいしね。

が、今回は、シッカリやりきっている。

早苗を盛りこむなんて、ほんと、上手いですね。


話自体は、キャスティングから、

それほど、目新しさがない展開ではあるが。

一応、捻りもあるし。悪くない。

で、“らしさ”も盛りこまれいるし。

かなり良く出来ている部類だ。

それを、上手くまとめきった印象である。


最近のエピソードの中では、

もっとも《9係》らしく感じました。





ちなみに、もっとも秀逸だと思ったのは、

理由なく倫子を強引に盛りこまなかったこと。

盛りこみがちだったからね。

最終的には、本編から、上手く繋げているのだが。。。

ってか、青柳だけ。。。。知らなかったの!



最後に。

今回のネタ。。。本来なら、野際陽子さんが登場してたよね。



しっかし。。
新藤。。。目つきって。。。。これ、良いネタだね(笑)

身体的特徴を使うのは、

本来なら、どうかと思うんだけどね。

“イマドキ”だと、いろいろ言われるし。

でもね。

こういう部分で、話を広げて、特徴をつけていかないと。

ただ単に、新人君。。。ってだけに、なってしまうからね。

逆に、これだけの俳優が揃っているんだから、

やるべき。。。でしょう。

じゃないと、ほんと、埋もれてしまいます。

もっと、いろいろやって、成長していく姿を見せて欲しいですね。


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最終更新日  2018年05月16日 21時59分32秒
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