テーマ:プロ野球全般。(13223)
カテゴリ:野球
嫌な予感ほど良く当たるもので、格下2カ国へのコールド勝ちで「アジア最強を証明」などとウカれててイイものだろうか!?などと思っていたら案の定… よりによってマリーンズファンとして「コイツだけには打たれたくねぇ~」と思っていたイ・スンヨプに打たれやがった。打たれたのが渡辺俊介ではなく、ヤクルトの石井だったのがせめてもの救いだが、石井のあの球はなんだろか!?「打って下さい」というような、おあつらえ向きな球。石井も上原同様「メジャー、メジャー」言っているが身の丈を知れ!!と言いたい。 世界一低いリリースポイントを誇る俊介も「どうしたの!?」と疑いたくなる内容。1試合3個の与死球というのは俊介には有り得ない数字である(昨シーズンの与死球4、2001年からの5年間の通算でもでも34)。WBC球の違和感、それとも仕上がりの遅れなんだろうか?イ・スンヨプをキッチリと抑えるという部分ではイイ仕事ぶりだったと思うが死球2個からの失点というのはいただけない。希少なアンダースローはアメリカ・ラウンドでも有効な戦力。万全な状態で渡米してもらいたい。 西岡はアジア・ラウンドは完璧に近い結果を残したと言っていいのではないだろうか。今日は満塁の場面で韓国の好守に得点を阻まれたが、あの一本も会心の当たりだった。逆に韓国はあの好守で流れを引き寄せたとも言えるのではないか。短期決戦で雌雄を決する場面ではワンプレイが重いという事を見せつけられた感じである。 西岡にソフトバンク川崎、ベイスターズ多村がアジア・ラウンドでは印象的。日本の野球も世代交代している様を感じ取れ、そういった意味では面白い3試合であった。 世代交代という意味で松中の存在はどうなんだろうか?「日本の主砲」という言葉を使って欲しくないのだが…ココ一番、重要な場面で打つのが4番の仕事。流れを引き寄せたワンサイドゲームで打点・打率を稼ぐ4番なら誰でもイイだろう。王監督が松中の4番にあそこまで拘る気持ちが分からない。「自分のチームだから贔屓してるんじゃないの」という子供の言葉にリアリティすら感じてしまう。アメリカ・ラウンドのオーダーは再考願いたい。 一番不満なのはICHIRO。9回裏2死、「やはりスターにはイイ場面が巡ってくるな」と思っていたら凡退。子供の野球離れを食い止めるためにもアソコで奇跡の一本が欲しかった。この3試合のICHIROを見た子供たちが「やっぱICHIROってスゲぇ~」って思うだろうか(ちなみに今日、近所の少年野球の子供が「西岡スゲぇ~な」と言いながら自転車に乗っていた)。久しぶりの日本でスターにふさわしいプレイを見せて欲しかった。正直「30年は日本とやりたくない」と思わせるどころか、アメリカ・ラウンドで1勝を計算されてもおかしくない状況である。自分のホームグラウンドとも言えるアメリカでICHIROに本来の力で魅せて欲しい。 日本と韓国の差。何を基準に「アジア最強」を自負する程に自惚れているのだろう。さした差もない中で国を背負った時の力は韓国の方が格段上だろう(特に日本と戦う時は…)。次のアメリカ・ラウンドではキッチリと借りを返して欲しいと思いつつ、ココ一番の大事な試合での勝負運が無いな~と思わせる王監督を不安に思うのは私だけだろうか… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.05 23:58:55
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