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カテゴリ:乗り物
セナとプロストの時代、高校生だった三妹と仲間たちの熱狂に巻き込まれるようにして放送を見ていたりもしたけれど、それ以来特に縁の無かったF1を、今年は亭主殿と息子たちと一緒に毎回見ている。その存在すら知らなかった「F1速報」なる雑誌まで、創刊以来四半世紀欠かさず買っている「ダンスマガジン」と同じくらいの熱心さで読んでいるのだから自分でもびっくりだ(買ってるのは亭主殿)。今週は鈴鹿。併設の遊園地には名古屋時代に家族で泊まりがけで遊びに行ったこともあるので、中継の画面に観覧車が映り込むたびに子どもたちはわいわい喜んでいる。あのレース場を間近に見たことも、ゴーカートやキッズバイクに乗ったことも、ついでに言えばお風呂もボーリングも、子どもにとってはみいんな同じくらい楽しかった思い出。
先行する車にぴったりついて、ついてついて最後の最後に思いきって仕掛けて抜く、というプロストの走り方は、たとえば400Mのレースでの私の組み立てによく似ていたので(水泳ね)、勝手に親近感を持っていた(だからかセナには特に思い入れはない)。今は昔に比べてオーバーテイクしづらいとかで(なんで?)先行逃げ切り型が断然有利という話は聞くけど、でも少なくとも今期はそんな感じもしない。あ、ハミルトンがポールの時はあれですが。ちょっと他の車が勝てる感じがしないもんね。 前シーズンも終盤はなんとなく亭主殿への付き合いで見てて、そのときは生意気でお行儀悪くてちょっと応援したいという感じではなかったチャンピオンですが、今年は不本意なレースの時期をじっと耐えて忍んでいる間に、何か悪いものが落ちてくれたというか、すっきり落ち着いた顔になって。あの美人の彼女が効いてるんだろうか。すっかり立派になってーとか遠縁のおばちゃんみたいな感想が出てしまう。 それに比べてアロンソは、そりゃあ車の調子とかピットのワークとか、嬉しくないこと山積みなのはわかるけど、人目をはばかることなく辺りかまわずゆでダコ状態をさらすのはどうなのよ。走りは好きなんだけどな。こんなチームでやってられっか感全開なのはねー。去年のシンガポールの件だって知らなかったで済む問題とも思えないし。挙句に来季は移籍ときては。我が家では「サイバーフォーミュラ」のドライバーになぞらえて、ランドルと呼ばれてます。わがまま王子。 クラッシュ続出、大波乱の予選が終わる。カズキの順位にがっかりし、バトンやバリチェロの5グリッドダウンに文句をつけ(今年はブラウンのどちらかに是非優勝していただきたく)、ベッテルの果敢なまでの攻めに感嘆し(何が何でもスズカを征服してやる!という鼻っ柱の強さがなんともカワイイ。来年か再来年、ぶっちぎりのチャンピオンになりそう)、とんでもないとこで中継を時間通り終了するフジテレビに沸騰し、と我が家のお茶の間も一喜一憂。 特にカズキは今季とことんツイてないのを引きずってる上に、ここという勝負どころで押し切れないのがね。この前もアロンソにじろっと睨まれてうっかり前譲ってたり、お育ちが良すぎるんじゃないの。負けてたまるかという気持ちを前に出していかないと、競り合う競技はきびしいよ。涼しい顔で気が乗った時だけ速い天才ライコネンみたいなタイプは別だけど。ずいぶん後ろからのスタートになったけど、多分今日もレースは荒れる。攻めの気持ちを忘れずにがんばれ。 いろいろ書きましたが、実はいちばん熱心なファンはゼロ君なのです。車が走ってくるだけで、もう画面に釘付け。CMになると怒って、つまんないからおっぱいくらい飲ませろよ!と母の胸をバンバン叩いて要求します。それ、なんか違うよ。ていうかそろそろ卒乳してほしいんだが。もう出なくなってきてるから痛いのよ。油断してると勝手に服をめくってしゃぶりついてくる。勘弁してください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.04 09:13:49
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