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テーマ:子供と一緒にどこ行こう?(54)
カテゴリ:乗り物
昨日の記事の、一応続き?
日本GPは圧倒的な速さでベッテルがポール・トゥ・ウィン。予選では何が何でも鈴鹿を攻略してやる!と半ば意地になっているかのような走りをしていたセバスチャン、本日はもう1段階上の力強さがみなぎる走行だった。来年の彼に期待していた走りを、昨日の今日で見せつけられた感がある。天才の、しかも伸びる盛りというのはこういうものなのか。こんな進化をされては、ブラウン勢もちょっとたまらないだろう。シーズン前半の貯金でバトンは逃げ切れるかどうか。後半好調なバリチェロの方に寧ろ勝機があるか。ベッテルの大逆転劇が、俄然現実味を帯びてきた。 ゲームでしか鈴鹿を走ったことの無かった若者が(これはハミルトンも同じだそうで、世代を感じる)、それこそゲームを意地になって徹夜で攻略するような勢いで、フリー走行から何度も何度も何度も走り、自分とマシンにイメージを叩きこむ。ひと晩休むうちにどのような処理がなされたのか、本番はスタートから圧倒的な走りで他を寄せ付けない。正確に高速ラップを刻み、確実に2位以下に差をつけてゆく。集中力の途切れなさたるや凄みすら感じさせた。多分カズキに欠けているのはこういうところ。 東京の多摩テックは9月いっぱいで閉園してしまったけれど(9月22日の記事参照)、鈴鹿サーキットに併設の遊園地や宿泊施設はこのまま運営されるそうで、まずは重畳。富士でのF1開催がなくなったこともあり、鈴鹿はこれからは自治体も積極的に盛り上げていこうという姿勢を見せてくれている。これまでは一民間企業の主催行事だから…ということで、民事不介入ではないけれど、当たらず触らずだったらしい。でも国内でも国際的にも、鈴鹿っていったらサーキットのことだし、GPでしょ。これからは官民一体でいかないと、いろいろ乗り越えられないよね。 日本ではモータースポーツは一部ファンのものだけど、例えば欧州や米国にはそれぞれの自動車文化がある。国の違いといえばそこまでだけど、自動車産業が国の基幹な日本で、その自動車と個人がどう向き合っていくか、というのはそろそろ考えられてもいいことだよね。日本発の思想として、プリウスの在り方がある種のステイタスを持ち始めている今だもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.10.08 01:16:17
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