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銀の裏地

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絵本の紹介と読み聞かせのヒント満載(?)育児録
幼児から高校生の4児の母、内職編集者でブックトーカー。子どもと本をつなぐ活動を市内各所で展開中。
他にバレエ・演劇・コミック・短歌etc.書籍全般取扱中



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2010.06.20
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テーマ:読み聞かせ(295)
 昨日の記事のつづきです。講習会、科学絵本の次は隣接分野の算数絵本。
 もう少し絵本らしい分野となる。「はじめてであうすうがくの本」シリーズなどで名前のすぐ挙がる安野光雅のものは、画面構成が読み聞かせ向きではないので泣く泣く割愛(ああ遠山啓先生の名前がついてるものを紹介したかった…)。みんなで一緒に読む本、じゃないんだな。人数分用意できればいい教科書なんだけれど。まあ用途の違いだ。
 1から10までの絵本『じゅうにんのちいさなミイラっこ』の可愛らしさ、『魔女ひとり』の不気味さがどちらも好評。魔女は「読んで!」のリクエストにお応えする。最後のページに皆ぞくり。洋書『 NO DODOS 』、内容もそうだがちぎり絵の美しさにもため息。
 『目で見る数学』にはどう読むかの質問。確かに全部はとても読めない。図鑑と一緒で、是非紹介したいところの中から読み聞かせに向く見開きをピックアップして紹介、ブックトークのつもりになると選ぶところが見えてくるといった話をする。忘れちゃいけない『算数の呪い』は落ちに皆さん破顔。本それぞれのもう少し詳しい紹介は6月1日の記事に譲る。
 『1つぶのおこめ』『ウラパン・オコサ』『おまたせクッキー』は先月の講習会で紹介済。

 谷川俊太郎の詩『あいうえおうた』の絵本を持ってきた人に読んでもらう。「こどものとも」ですね。絵は降矢なな。「なにがここまでウケるのやら…」とおっしゃっていたが、言葉の響きそのものを楽しむ能力は、子どもたちは私らの比ではない。同じく谷川のしりとりうた『ままです すきです すてきです』(こちらはタイガー立石の絵)もお持ちだったが、これはしりとりの言葉がリボンとなって連なっていて、それを指でたどっていくことで絵も目に入ってくる画面構成なので、大勢での読み聞かせより絵本を直接囲める人数向き。
 「あいうえおうた」も入っている、子どものための詩の選集の紹介。一緒に中に入っていた別のあいうえおの歌のコピーを活舌訓練用に配る。関今日子の「ひとことじてん」。自分の読みの可能性を探ったり広げたりする練習にぴったり。「「あー」…おどろいて」に始まり「「んー」…ふんばる」に終わる50音。皆さんさっそく口の中でぶつぶつ。そしてクスクス。


 水内喜久雄 編著

 小林信次 監修

 たんぽぽ出版


 第1集はもっと幅広いテーマで、この第2集は日本語そのものについての詩が中心。編者は名古屋在住で子どものために詩を紹介し続けている人。アンソロジーの編著書多数。中日新聞の詩人探訪記の連載を読み、気になって取り寄せたのがこの本。当たりだった。
 小峰書店から出ていた遠藤豊吉先生の「日本の詩」全10巻はどちらかというと教師と親向きの作りなので今回は紹介しなかった。地元ゆかりの方なので市内の図書館にはあるが、もう書店では流通していない。私も全巻持っているわけではないので中古で集められるうちに買っておかねば。ご本人から買っておけばよかったのだけど。
 ことばつながりで五味太郎の『言葉図鑑』を紹介。それから『桃尻語訳枕草子』とりあえず初段の春を原文訳文と続けて読んで、びっくりしてもらう。これが実は原文にいちばん忠実な逐語訳だと解説すれば二度びっくり。
 天野祐吉の『絵くんとことばくん』は面白いんだけど長すぎて…(福音館の「たくさんのふしぎ」シリーズは高学年にぴったりな内容なのだがみな長い)とグループリーダーさんから。小学4年の男の子がおこづかいアップをポスターでお母さんへアピールすべく大作戦を展開する。新しい案ごとにおねだりのしかたがスケールアップしていくのがオカシイ。日本でいちばん広告に詳しい天野氏だけに、こちらもうなるコピーが続々。前提部分をしっかり説明しておけば、後は右ページの広告をどんどん見せて行くだけで、これはばっちり楽しめる。是非朝読書で使ってください。

 残りはちょっと駆け足になってしまった。
 ブックトークの教科書として『キラキラ応援ブックトーク』の紹介。これは買いです! 人形を使った読みの紹介。
 ちょっと散漫になってしまった。もう少し絞って実演を増やしたほうがよかった。反省。

 取り上げた本のリスト

《科学絵本》
『ぼくはざりがに おおきなかがく』飯村茂樹・片野隆司写真 武田正倫監修 ひさかたチャイルド
『ざりがに かがくのとも』吉崎正巳文 須甲鉄也絵 福音館書店
『たんぽぽ かがくのとも』平山和子絵 福音館書店
『ヒヤシンス しょくぶつ・すくすくずかん6』ジェニファー・コールドリィ文 ジョージ・バーナード写真 舟木秋子訳 金井弘夫監修 評論社
『オーロラの向こうに』松本紀生著・写真 教育出版
『まちのこうもり ふしぎいっぱい写真絵本』中川雄三写真・文 ポプラ社
『アカメアマガエル いきもの写真絵本館』ジョイ・カウリー文 ニック・ビショップ写真 大澤晶訳 富田京一監修 ほるぷ出版
『ダンゴムシみつけたよ』(大型絵本)皆越ようせい写真・文 ポプラ社
『ふようどのふよこちゃん』飯野和好作絵 理論社
『ほね、ほね、きょうりゅうのほね』バイロン・バートン作 掛川恭子訳 インターコミュニケーションズ
『ちきゅうのうえで いのちのたびのおはなし』沢田としき作・絵 教育画劇
『せいめいのれきし』 バージニア・リー・バートン 石井桃子訳 岩波書店
『海のアドベンチャー マジカルライトでたんけん』 クロード・ドラフォッス作 ピエール・ド・ユーゴ絵 草林佳樹翻案 今泉忠明監修 フレーベル館
『Que vois-tu?』Tana Hoban 私の本はフランス版だが元はアメリカの本。原題は『Look Again』この本はアマゾンでも取扱がない、姉妹本の『Look Book』他は買えます

《からだ・いのち》
「ちんちんかみしばいシリーズ」 東市子・緒方亮子作 相野谷由起絵 リブリオ出版
 第1期 「ちんちんのはなし」「きんたまのはなし」「おしりのあなのはなし」
 第2期 「わたしのはじまり」「おなかのなかのわたし」「わたしがうまれるとき」
『立体モデル大図鑑 人のからだ』 ルアン・コロンボ作 聖路加看護大学人体教育研究会訳 講談社
『どんなかんじかなあ』中山千夏作 和田誠絵 自由国民社
『いのちのまつり「ヌチヌグスージ」』草場一壽作 平安座資尚絵 サンマーク出版
『じしんのえほん こんなときどうするの?』国崎信江作 福田岩緒絵 目黒公郎監修 ポプラ社

《算数》
『じゅうにんのちいさなミイラっこ エジプトしきかずのえほん』フィリップ・イエーツ作 ブライアン・カラス絵 唐沢則幸訳 ソニー・マガジンズ
『魔女ひとり』ローラ・ルーク作 SDシンドラー絵 金原瑞人訳 小峰書店
『10(とお)までかぞえられるこやぎ』アルフ・プリョイセン作 山内清子訳 林明子絵 福音館書店
『NO DODOS』 Amanda Wallwork作絵 Ragged Bears Ltd より出版(イギリスの絵本)アマゾンの洋書で取扱あり
『算数の呪い』ジョン・シェスカ文 レイン・スミス絵 青山南訳 小峰書店
『目で見る数学 美しい数・形の世界』ジョニー・ポール著 山崎直美訳 さ・え・ら書房

《ことば》
『あいうえおうた こどものとも』谷川俊太郎詩 降矢なな絵 福音館書店
『ままです すきです すてきです』谷川俊太郎詩 タイガー立石絵 福音館書店
『子どもといっしょに読みたい詩100 第2集』水内喜久雄編著 小林信次監修 たんぽぽ出版
『桃尻語訳枕草子』 橋本治著 河出書房新社 
『言葉図鑑』 五味太郎作絵 偕成社
『絵くんとことばくん たくさんのふしぎ』 天野祐吉作 大槻あかね絵 福音館書店

『キラキラ応援ブックトーク 子どもに本をすすめる33のシナリオ』 キラキラ読書クラブ著 岩崎書店 
『自然とかがくの絵本総解説』 赤木かん子編著 自由国民社

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最終更新日  2010.06.22 08:16:27
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