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銀の裏地

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絵本の紹介と読み聞かせのヒント満載(?)育児録
幼児から高校生の4児の母、内職編集者でブックトーカー。子どもと本をつなぐ活動を市内各所で展開中。
他にバレエ・演劇・コミック・短歌etc.書籍全般取扱中



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2010.07.03
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カテゴリ:展覧会
 高橋真琴の展覧会を観に、はるばる八王子夢美術館までナンと遠征する。お邪魔虫のコブタももちろんくっついている。バスや電車は微笑ましいと思っていただける程度の興奮だからいいのだが、美術館内でこのテンションがおさまるかな、どうかな。

あこがれ

あこがれ

価格:6,300円(税込)


 高橋真琴画集

 復刊ドットコム


↑なにこの「イメージ画像」の文字。みっともない上に字体もかっこわるい。なんとかして。ちなみに品切れ中ですが、真琴先生の展覧会ではまだときどき売ってたりします。
 本年1月6日の「少女ロマンス」の記事にも書いたが、真琴絵は幼年期の私の夢とあこがれ。そして時を隔てて今はナンが画集をめくってはうっとりしている。やはりなんといってもあのドレスが胸をときめかせるらしい。「ベルばら」を小1で読む以前から、ドレスといえばロココ!(という単語は知らなかったが)という刷り込みがあったのは、どうしたって身近に溢れていた真琴先生の絵のせいだ。
 私は自分では色鉛筆くらいしか持ってはいなかったけれど。12色入りの平べったい缶はジャケット絵を見せるのになかなか適した形で、これを出してきてお絵描きするのは絵を描くためかジャケ絵を眺めるためか、どちらの要素が強いのかわからないくらいだった。いつの間に捨てられていてあれはショックだったな…。自転車も真琴絵のが欲しかったのに、買いに行った時に置いてなく、まりちゃん自転車で手を打った。天地真理が白雪姫の恰好をしてにっこり笑った写真が前かごについているもの(これはさすがに懐かしいと言うよりは気恥かしい記憶)。どれだけおひめさま好きかってことですね。宝塚のテレビ中継も娘役トップしか見てなかったし。
 読む本もグリムやペローの姫君から本邦の姫君たち、創作では『みにくいおひめさま』果ては『悲しみの王妃』(ツヴァイクを基にした子ども向けのアントワネット伝)『リア王』(ラム姉弟を更に優しくしたもの。もちろん私の目当てはコーデリア姫)と、倉敷にいた幼年期の脳内本棚はお姫様で埋めつくされている感これあり。『小公女』や『家なき少女』も広義のお姫様本だし。いやエジソンとかお釈迦様とかワシントンとか、男の子主人公の伝記も読みまくっていたんですが(図書館と学校にあった子ども向けの伝記シリーズはどれも2年生までに読破していた。伝記は最後が必ずハッピーエンドなのが気にいっていたらしい。困難を乗り越えてというドラマつきだし。この話もかん子さんにふきだされたな、そういえば。もしかして私、スタッフ内お笑い要員だった?)。

 八王子夢美術館はビュータワー八王子という八王子市の公的施設の2階にある。JRの駅から徒歩18分しかも雨が降り出してきたのでタクシー乗り場へかけこむ。もしかして運ちゃんたち全然知らなかったりするのではとどきどきだったが、「あ、夢美術館ね、すぐだよ」と気のいい返事。小さい子2人連れだからか親切。乗り込むとき気を付けたつもりがゼロの頭をドアの枠にごちん、「ごめん、ママが悪かった!」という言い方がオカシかったのか、「そうそう、今のはママが悪いね」と運ちゃんもドアマンのおじいさんもげらげら笑う。繊細なお母さんなら責められたと思って涙するかもしれないけれど、私は4児のおっかさんだから、フレンドリーな会話と受け取りにこにこしてしまう。ゼロも音の割には痛くなかったようでやっぱりにこにこ。降りるときに「今度は気を付けなねー」と言われてしまいました。ハハ。初乗り料金の範囲。
 展覧会は思った以上に充実していた。デビュー間もない頃のものから売れっ子時代のグッズの数々。そして新作。感動ものだったのは『プチ・ラ』の生原稿! おおぉ。原作・橋田寿嘉子のパリ・オペラ座バレエ学校が舞台のバレエ漫画。でもヒロインは日本人なの。展示されていたのはヒロインがエジプトの少女バレリーナの舞台を観て「お友だちになりたい」と思う(バレエ鑑賞の感想としてはあさっての方向)シーンのカラー原稿。どうせならヒロインが白鳥を踊るところが観たかったけれど、残っていないのかもしれない。復刻されないかなあ。橋田先生は嫌だろうか。
 ナンは特にドレスのレースの揺れに釘付け。クッション席のカタログも真剣に見ていた。かなりできのいい図録だったので買ってやろうかと思ったら売り切れ。多めに刷っといても絶対展覧会後も売れ続けるのにもったいないよなー。ていうか欲しかったです! 真琴先生の画廊見学に行けば売ってたりするんだろうか。千葉…夏休みのナンちゃん冒険企画にするか。
 1枚1枚心ゆくまで堪能したいのはやまやまだったが、興奮状態のゼロがきーきーわーわーうるさいのなんの。他のお客さんに申し訳ないので、さっと眺めるくらいで私は退出いたしましたです。もっと近くだったらお留守番させたのに。ナンと2人っきりできたかった。
 ショウケースの中を子どもものぞけるように、と夢美術館にはおりたたみの踏み台が用意されている。ナンはもちろんそれを使ってグッズにうっとり。いいなーかわいいなーほしいなー。いいよねママたちはあんなにかわいいのいっぱいあって。あっても買ってもらえなかったんですがね。なんでも買ってもらえる小金持ちの一人っ子の家で見せてもらってたよママは。ゼロもその踏み台を使うときだけはおとなしく、昇ったり降りたり昇ったり降りたり、ケースの中を眺めたり。むらさきのくれよんのはろるどと体型がそっくりでおかしい。頭が大きくて重いところも。
 隣接のカフェで展覧会記念ケーキも出していたけど高いのでパス。替わりに贔屓のケーキ屋で買って帰ることを約束する。帰りはバスでと思い、歩いてバス停へ移動していたらゼロが自分より大きい福助人形につられてフラフラ。大黒帳に「荒井」の文字を見つけ、あ、と上を見上げれば荒井呉服店。ユーミンの実家ということでいいのかな。なかなかな大店。八王子にきていたことを妙なところで実感。同じ屋号の関係ない店かもしれないけどね。

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最終更新日  2010.07.03 11:27:41
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