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テーマ:旅先にて(468)
カテゴリ:たびのこと
みなさまは「通粉」なる食べ物をご存知でしょうか。
香港第一夜、街なかにて、出来心で「えい!」と入った食堂で メニューの一角を占めていた各種「通粉」。 「なんじゃこりゃ?」&「ぜひ食べてみずばなるまい」の心境に捕われたワタクシと同行者の姉は 数多ある中から迷いに迷って“ザーサイと細切り肉入り通粉”を注文。 ところが店のお姉さんいわく“もうない”と。 それでは、と“青菜入り通粉”を頼んだのでございます。 しかしながらまたしても “それももうない”とのお返事。 食べられない、となるとますます食べたくなるのが人情というもの。 じゃあどの通粉にする?と悩んでおりましたところ “公司通粉”ならいろいろ入っていておすすめですよ”と店の人が言いました(というか、言ったそうです、姉訳によると)。 “じゃあそれで”と、あくまで通粉にこだわる日本人2人。 かくして出てきた通粉とは 要するに「マカロニ入りスープ」もしくは「スープマカロニ」でございました。 「あ、そおいうこと……」と一気になえるアタクシたち。 伊太利亜のお方ならおそらく箸を投げ捨てんばかりにゆるーくのびたマカロニ。 「公司」って中国語で“会社”という意味なのですが 「公司通粉」と銘打つということはこのお店イチオシの「通粉」ってこと? 上にはハムやらソーセージやら卵焼きやら、確かにいろいろ乗っておりましたが。。。 初めていただくその料理は、ほんのりなコンソメ味と確かな塩味が決してまずくはない、とはいえ たぶんもう二度と注文いたしませぬ。こんなにこだわってまで通粉を頼む日本人が他におりましょうか、いやおそらくおりまするまい。。。 このお店ではこのツーフンの他に “ガチョウの焼いたん”と“青菜の炒めたん”と「五目炒飯」とをいただきました(前のふたつは関西人的日本語訳になっております)。 どれもボリュームたっぷり。それでいてお一人様約一千円なり。 味はなかなかおいしく、気まぐれに入った割には当たりなお店で大満足。 ただし、通粉を除きます。 日本ではなかなかお目にかかれない思い出の一品となりました。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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