toramocoparmanの日々つれづれ

　湘南新宿ラインに加えて、春から上野東京ラインも開通して、なんと熱海からも乗り換えなしで到達できるようになった、群馬県高崎市。横川までになってしまいましたが信越線 ・ 上越線 ・ 両毛線などが分岐する交通の要衝として大発展し、県庁があり文教都市である前橋市とは一線を画しています。

　群馬県民のソウルおやつといえば、何といっても焼まんじゅうでしょう。伊勢崎市などの両毛地区にはお店も多く盛んなようですが、高崎の町中にも 『 オリタ焼まんじゅう 』 という、知る人ぞ知る名店があります。このお店、グルメ漫画 『 孤独のグルメ 』 に取り上げられ一躍有名になりましたが、おかみさんは人気におもねることなく、わざわざ遠方からやってくる客に興味津々といった風情で、いろいろ喋りかけながらまんじゅうを丁寧に焼き上げてゆきます。特に今の時期はただでさえ外気温も高いのに、エアコンもない狭い店内で汗をにじませつつ、それでもやはり世間話の口を止めないで頑張っています。

  旧中山道と八間道路の交差点に店を構えます。

　近所の常連さんがひょいと顔を見せ、3本 ・ 4本と持ち帰り用に注文していったりしますが、遠来の客には、なるべく出来たてをこの場で食べていってほしいとおかみさんは言います。お店の中は3人座れるかどうかというテーブル席が一つあるだけなのですが…。保存料や甘味料を一切使わず、砂糖と醤油だけのたれは後引きのないすっきりした甘さで、外はカリッと、中は出来たてパンのようなふわふわなまんじゅうに染みこんでゆきます。これは、どんなに暑くても店内で一番おいしいところを頂くべきでしょう。

焼まんじゅうはアン入りとアンなしの2種類。アン入りは人気なので予約した方がいいかも。焼いた後は串を外して皿に盛り、たっぷりのタレをかけてくれます。 

　ぜひ、” ホンモノ ” を味わいにお出かけください。

≪お店データ≫

オリタ焼まんじゅう店

群馬県高崎市田町108 （ 高崎駅から徒歩約20分 ）

027-323-9706

10時30分~18時

不定休

まんじゅうの電話予約可