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テーマ:海外生活(7786)
カテゴリ:パナマな毎日、メヒコな毎日
て、今日はスペイン語の先生(日系人)のリクエストで、
我が家で「日本料理教室~お寿司篇」を開きました^_^; 私が先生で、生徒はもちろん彼女ひとり。 平日はお刺身を入手するのが困難なので、最初は難色を示したのですが、 どうも彼女はお刺身には興味がないらしい。 そして、メキシコでお寿司、といえば=巻き寿司なので、まあ、お刺身なしでも 作れるかな、と、本日スペイン語の授業の後の「お料理教室」実施に。 しっか~しっ!! お寿司なんて、子供の頃に母に教わりながらいっしょに作って以来、 カレコレ10数年は作った記憶がない私・・・・・・。 結婚後は「手巻き寿司♪」専門だったし・・・・・・。 果たして「三つ子の魂」が有効なのか、実はかなり不安だったのでした。 その上、彼女の「お寿司の作り方教えて」というほんとうの意味、 何を知りたいのか、が、計り知れず、う~ん(-_-) 彼女の「ご希望」にお応えできるのか・・・・・・。 とりあえず週末、メキシコで入手できる材料を買い揃えました。 きゅうり、かんぴょう、干ししいたけ、卵、かにかまぼこ・・・・・・。 かにかまぼこは、なんとミカサで30個セット104ペソ(1000円強)! ひえぇ~っ!なんてゴージャスかにかまなのっ!? 「かにかまモドキ」が地元スーパーにも売っているのですが、 不味かった・・・・との情報の元、泣く泣く日本製のゴージャス版を購入。 昨夜、かんぴょうと干ししいたけは事前に煮て、準備完了。 さて迎えた本日。 まず、彼女がイメージするお寿司を確認するため、 日本から持ってきたお料理の本を見せ、「どれ作りたい?」 太巻き、細巻き、おいなりさん、ちらし寿司・・・・・。 そして、彼女があまり時間がなかったのもあって、太巻き&細巻きのみを 作ることに決定! でも、お寿司って、考えてみれば日本固有のものばかり使うので、 その説明がかなりタイヘン。
ご飯を炊きます。 まずお米といっしょに炊く、出汁用の「こんぶ」が不思議。 メキシコ人は海草は食べないので、「こんぶ」自体が初めて見るのだけど、 それをお米といっしょに炊くことによって「うまみ」が出て・・・・・、 な~んて説明、とてもスペイン語ではできません^_^; そして炊飯器も珍しい。 「これはいくらくらいするの?英語表記のはないの?」等々。 彼女の日本人のお父さんはお鍋でごはんを炊いていたのだそうです。 なので、「お鍋で炊くのは難しい」という認識はあるのですが・・・・・・。 次は「かんぴょう・・・・・何これ?」 ・・・・・というか、私もかんぴょうが何か、なんて知りません、はっきり言って。 あわてて広辞苑電子辞書でカクニンです。
だそうで・・・・・・・・。 私) 「果物の皮を剥いて乾かしたの。」 彼女)「・・・・・・。果物!? 何の!?」 と、ますます疑問は深まるばかり。 私) 「いやいや、私が剥いて作ったわけではないよぉ・・・・」 と、慌てて訂正。 煮る前の乾物の状態のが残っていたので、それを見せて、無理やり納得させて。 もちろんみりんも、料理酒も、すべてが珍しい。 卵焼きを作る、四角いフライパンも珍しい。 そして、寿司桶の登場。「これ何!?」 これ、メキシコに来るときに、実家からもらってきたもの。 ちょっと日本人らしくて、カッコついたかな、と、私は自己満足^_^; まあ、通じたのか通じないのかは分かりませんが、とりあえず、 寿司飯も出来上がり、さて、最難関の「巻き」のシーンへ。 細巻きの方が簡単かな? と、 まず私はかんぴょう巻き、彼女はかっぱ巻き。 まず私がお手本。 「この辺までごはんを置いてね、薄くのばして、こーやって巻くの。」 きゃ~っ!玉砕! ごはんが多くて見事に崩れちゃった^_^; カッコつかない先生の立場。 でもそれを教訓に彼女のかっぱ巻きはごはんを減らし、見事成功! さてフィナーレ、本日の主役、太巻きです! 案外こっちの方が簡単でした。 私はちょっと崩れたけど、彼女はきれいに成功。 「ムイ ボニート! とってもかわいい!」と大満足。
でも、ここまで来て初めて、彼女の知りたかったことが分かったんです。 「以前に作ってみたんだけど、ごはんにお酢だけを混ぜて巻いてみたんだけど、 全然固まらなくて、バラバラになっちゃった・・・・・。お砂糖とお塩も 入れるのね・・・・・・」 うっ、「酢ごはん」。不味そ~~~~~(-_-) なんだ、こんな苦労せずに、寿司酢の配合だけレクチャーすれば 良かったのかしら^_^; でも、メキシコ米で作ったのだとしたら、寿司酢を上手に作ったところで、 どの道固まらなそうな気もするけど・・・・・^_^; 食べる時間がなくなってしまったので、箱につめて、お持ち帰りに。 バランにも歓声、ガリにも歓声。 ご満足いただけましたでしょうか、先生・・・・・・。 私はかなり疲れました・・・・・・^_^; ほんとうは、 「日本人の生徒はみんな「Sopa de Miso 味噌スープ」っていうけど、 味噌って何?」と以前に言っていた彼女のために、お味噌汁も作る 予定だったのですが、これはタイムアウト。 でも味噌を試食。「カレーと似てる?」 ?????? 豆腐も試食。「味ないね?」 わかめ。「これも海草?」 煮干。「うーん、あら小さなお魚!?」→きっと食べると思ってる・・・よね? 材料の日本名も、全てメモしていくのですが、 スペイン語読みを出来るスペルで書いてあげることがとっても難しいのです。 彼女)「カンピョウ campio ?」 私) 「No,No! Kanpyou・・・・・。これでカンピョウって読める?」 彼女)「・・・・・・・Si(Yes)・・・・・」 ってな具合。 でも、彼女の偉いところ。 どう見ても「得体の知れない物体」としか思えないであろうかんぴょうをはじめ、 こちらが「食べてみる?」と勧めたものは、何でもトライしていたところ。 日本に対する興味、向上心はとてもとても旺盛なんですね。 でも、こういう経験をすると、私はなんて日本のことを説明できないんだろう、 と、つくづく思い知らされます。 今日も授業で「日本の伝説」を説明しろ、と言われて、 何一つ出てこなかったし。。。。。。。。。 お寿司にしても、これで伝わっていたのかしら。。。。。。。。 恥ずかしいですね・・・・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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