カテゴリ:ライトな本
確かに、60点だ。 今回は、友のチーム時代の仲間、禹吊木さんの救出に向かい、そこで殺人事件に巻込まれるという内容なのだが、殺人が起こる上巻と、殺人トリックを解くために、いーちゃんが駆け回る下巻という二部構成となっております。 しかしまあ、個人的な観点では、ミステリって殺人が起こるまで退屈ってな感じがするんですが、この人の場合は、キャラ同士の会話のおもしろさで盛上てくれるので全然退屈はしなかったですね。 いーちゃんのボケに、ノリツッコミしてくれる博士の助手とか、禹吊木さんに至っては、下ネタ、ロリネタをメインに攻めて来るわけで、さすがは関西の人だなぁと感心させられました。 それとは逆に、友の無実を証明するために、駆回る後半のいーちゃんの熱い思いとか、まじめな部分はしっかりしてるわけでその辺とかもすっごく好きなんですけど・・・。 しかし、いーちゃんのあの解答はトンデモトリックにしか思えないし、真相はなんとなく分かったし、分冊にする位の長さの割には、「クビキリサイクル」当時に比べるとミステリの部分がかなりイマイチになって来たと感じる。 今回は、上下巻と長くなっていて、次の巻も結構長そうなので、またしばらく置いておこうかなと思うわけですが、読み始めたらサクサク読める点に関しては、やっぱりすごいなぁと感心させられてしまいます。
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最終更新日
2004/08/29 09:50:41 PM
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