カテゴリ:ライトな本
貴方は、私に死ねと申すのか? と言う事で、萌えるゴシック・ミステリーも4巻目となり、ついに巻頭と巻末しか出番のなかった、アブリルがヴィクトリカと出会い、激しい混戦の中、学園の時計塔にまつわる錬金術師・リヴァイアサンの謎に迫る。 なんて言うか、フリルはゴロゴロ転がるし、アブリルは前面に出てきて、ヴィクトリカと激しいバトルが展開するし、ポロリはあるし・・・ドリルの。 なんて言うか、全体的に萌える展開が増量して、死ねと言われてるような実感がしてしまいました。 アブリルが前面に出てきた為に、二人の世界だったGOSICKが、混戦渦巻くバトルフィールドに変貌、九城一弥の鈍さは相変わらずなのでかわいそうというかなんというか・・・。 LOVE寄せされたのか、ついに三つ巴の戦いとなった本編も、いろいろと駒が揃ってきたようでそろそろラストへの急展開が見られそうな感じがしてきましたね。 アブリルはあのまま巻頭と巻末の人で終ると思ってたよ・・・。 殺人事件と、錬金術師の謎を、怪談話、都市伝説で包込み、歴史の残酷さを事件と共に暴いていく様が今回は実に見事でした。実は、3巻を読んだ地点でミステリ分はそろそろ減退していくんじゃないかという一抹の不安を抱えていたのですが、大丈夫そうですね。 まあ、勘がいい人ならモロバレなんでしょうけど、中高生向けのミステリの入門書としてはお薦めできるのではないでしょうかね。 しかし相変わらず"あとがき"が長い、しかも著者の周りの変な人の話題が絶えないと言う所が恐ろしい。 GOTHICならぬ、GO->SICKたるゆえんなのでしょうがねぇ・・・。
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最終更新日
2005/01/15 02:28:42 PM
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