東京と大阪の違い。電車編
先日の東京遠征で私は何度も渋滞を引き起こしたそれは、エスカレーターである。ご存知のとおりエスカレーターで大阪では右側に立ち、急ぐ人に左側をあけ、東京では左側に立ち、急ぐ人に右側をあける。外国では”大阪式”がグローバルスタンダードだが、車の追い越し車線と同じと考えると”東京式”に分がある。日本で考えると名古屋まで”東京式”らしい。いや厳密に言えば新大阪駅の新幹線から出るほうのエスカレーターまではなぜか”東京式”だ。新幹線で東京などから来た多くの人が新大阪で降り立ち最初に乗るエスカレーターは、みな東京の癖で左側に立ってしまい、なぜか大阪でもそこだけ東京式なのだ。しかしその東京から来た人達は大阪滞在中に、邪魔じゃどけ!と文句を言われたり、傘で後ろからつつかれたりして”学習”し、新幹線で帰るときは右側に立つ。私も東京遠征時は、何度も間違え、”学習”した。しかし電車に関して大阪と東京の最大の違いはちゃんと列に並ぶか並ばないかだろう。電車を待つとき東京の人は気持ち悪いくらい3列にきちんと並ぶ。大阪も人の多い駅では一応並んではいるが、横入りなんて日常茶飯事だ。それはなぜか?両方で住んだことのある私の体験で推測すると、大阪は電車のドアがちゃんと○印に合うように止まらない。特にJRはひどい。尼崎の脱線事故でオーバーランが非難されたが、事故の翌日でさえ○印にちゃんと止まってなかった。事故の翌日くらいちゃんとせーよ!!あの事故以来JR環状線京橋駅では、出発時に最後尾に位置する車掌が大声で、「前よし!、ドアよし!」みたいな点呼をする。(なんて言ってたかはうろ覚え)わざとらしい位大声でだ。JR西日本の幹部はバカだ。そんなアピールまったく意味がない事位誰でもわかる。なぜなら出発時にアピールする以前に○印にちゃんと停車してない!ちゃんと足元見て叫べよ!そんな大声出す以前にちゃんと止めようや!表向きだけの謝罪や反省はやめてもらいたい。電車がちゃんと○印に止まらないなら、大阪人は賢いので○印と○印の間にこの辺がドアの位置だと予想して最初からその前に立つやつもいる。狙いが外れてもちゃっかり横入りする。また人通りの多くない駅では、先頭に並んだ人が○印の2、3歩くらい後の微妙な位置に立ってたりする。そんなドンくさいやつはお構いなしに次来た人はその人の前に立つ。中途半端なとこに立ってるやつが悪い東京では多分その2,3歩後ろからきちんと列ができるだろう。これは、大阪は実力主義で、東京は年功序列の考えがまだ残ってるのではないかと思う。地方でも天下りはあるが政治の中心東京での官僚は天下りしまくりである。天下りなんて古い人が偉い、得をするという年功序列そのものだ。大阪は実力主義なのでボケッとしてるやつは置いていかれる。新幹線で昔私がよく使った裏技は自由席で東京から大阪に行くとしよう。1号車、2号車が禁煙の自由席だったが、すでにホームでは列を作って並んでいる。そこで私はいつも3号車の先頭に並ぶ。ここは指定席なので皆、心に余裕があるので、あまり並んでいない。しかも3号車に乗る人はわざわざホームの端に近い先頭では乗らず4号車に近いホームの中心の方の後ろの入り口から乗る。だからいつもすいている。ドアが開くと私はすぐ車内に入り、連結部分を渡り2号車へ行く2号車に乗ってた人が降りるのに時間がかかるため2号車に乗ろうとする人はなかなか入れない。そんな中スルスルっと3号車から2号車に移動し楽々席をキープできた。大学1年から4年までこの裏技で自由席でも確実に席をGETしてきた。さすがに4年次にはこの裏技も使う奴が増え、規制が入り、駅員のチェックが入るようになったが。ただ先に来たからといって”のほほん”としてる奴をただ順番を待つのではなく、頭を使って出し抜く。こんな実力主義的な大阪のほうが私は好きだ。