|
テーマ:映画館で観た映画(8381)
カテゴリ:映画
わらびのこう
2003年日本映画 監督恩地日出夫 主演 市原悦子 清水美那 江戸中期、とある東北の田舎。 そこの村には人には公に出来ない裏の掟があった。 老人は60歳になると山に入らなければならない・・・・・ 婆捨山の話です。 オババは今年60歳になる。山に入らなければならない。 ただ、一つの心残りは若い嫁のヌイ 彼女にはまだ何も教えてあげられていない。 ヌイは姑としてじゃなく母親のように慕うオババが山に入るのが 悔しくてならない。 嫁にきたばかりで、この村の風習もよくわかっていない。 山に入った老人たちは里にくだって毎日、仕事を手伝って 物乞いのような生活をする。 里にくだって働かなければ生活できないのだ。 もちろん、テーマはとても重たいです。 老人を山に捨てるなんていう話は明るいはずもなく、 でも本当は捨てたくて捨てるんじゃない。 どうしても仕方なく捨てるんだ。 東北の山里深いところ、冬は全く閉ざされて作物も出来ない。 若いものが食べていくのがやっと。 みんな好きでやってるわけじゃない・・・・・ 捨てられても一生懸命生き伸びようとする老人たちが 本当にまぶしかった。 誰だって死にたくないんだというのを実感。 昔の人の苦労がとてもよくわかる映画だった。 こういう人たちの努力があってこそ今があるんですよね。 婆捨山伝説ってどこの話って少し調べてみました。 どうも、両論あって実話かどうかわからないみたいですね。 そうなんじゃないかって説もあるけど、それは違うという説と。 私は信じ込んでました。違って欲しいですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
|