前回の続きです。
今回は人数が減ったこともあり、添乗員さんは断りました。
よって、私が納経をすることに。
ところが納経をしている間に参拝団がどこかへ(汗)
参加者中唯一の男性のAさんが手伝ってくれるので、
何とか事なきを得ます。
石山寺の多宝塔です。
日本最古の多宝塔といわれています。
仏教寺院には塔が多く見られます。
塔(ストゥーパ)はもともとはインドの土まんじゅう型の
塚のことです。
それが仏教と結びついたのは、お釈迦さんの舎利(遺骨)が
塔に納められてからです。
後に塔はお釈迦さんの舎利から離れ、
寺院建築の一様式となりました。
多宝塔は法華経に基づいて作られたもので、
本来は多宝如来と釈迦如来を祀るものと言いますが、
何故か真言寺院に多く見られ、しかも大日如来を中心とした
五智如来という密教の仏様をお祭りしています。
一方塔は先祖供養とも結びつきました。
先祖の供養には五輪塔を立てます。
最近のお墓はさまざまな形のものがありますが、
伝統的なお墓の上部は四角です。五輪塔の上部を
省略したものといわれています。
それ故、梵字の「阿」字が上部に彫りこんである物もあります。
また、塔を建てることは大変な功徳があるといわれています。
したがって先祖の法事には五輪塔婆を刻んで、供養します。
塔婆(卒塔婆ーそとば)は「ストゥーパ=塔」が
なまったものといいます。
ちなみに当院には塔がありません。
西国巡拝参加者とともに塔の寄進者も募集中です! コウユウ
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