10月17日から飛騨へ帰郷しました。
飛騨へ行くならば、どうしても寄りたいところがあります。
イトシロ(石徹白)です。
イトシロは岐阜県と福井県の県境に位置し、
かつては「登り千人、下り千人」白山美濃禅定道の拠点として
栄えていました。
日本を代表する「石徹白の大杉」があり、白山中居神社があります。
徳島から一泊二日の旅(予定)でイトシロまで足を延ばすことは
100キロ以上遠回りにはありますが、この機会を逃しては
二度といけないかもしれない。
そんな想いに駆られ、徳島発4時の予定を立てました。
忘れ物を何度も確認して出発して車に乗り込んだ途端
忘れ物に気付きました。
なんとガスがありません(汗)
高速のインターまでにスタンドがあるだろうと走りましたが、
皆閉まっています(汗)
結局インター手前でUターンして、お寺の近くの
セルフのガソリンスタンドまで戻りました(汗)
結局出発したのは5時少し前(汗)
イトシロは美濃白鳥から山を超えて行きます。
登り口の北濃までは越美南線(現在は長良川鉄道)が来ています。
山の向こう側の九頭竜(福井県)までは越美北線が延びています。
その昔、越前と美濃を結ぶ越美線が計画されていました。
昭和9年には岐阜県側が現在終点の北濃まで開通。
しかし、戦争により計画が中断。
昭和35年に越美北線が一部開通。
昭和47年に九頭竜まで鉄道が延び、開通が期待されましたが、
地元の期待を裏切りついにつながる事はありませんでした。
途中にはこんな景色もあります。
イトシロの集落の突き当たりにある
目的の白山中居神社に着いたのは10時過ぎでした。
10数年前と同じく、神社は神々しさを失っていませんでした。
巨木に囲まれた参道はかつてと同じか
それ以上の妖気を漂わせ
背筋がゾクゾクするような怖さを感じます。
数珠をしっかり握り締めながら、入るものを拒むような
巨木のトンネルをくぐります。
ようやく神社への橋が見えるとほっとします。
橋を渡ると神様が舞い降りるが如き
岩に囲まれた神殿が姿を現わします。
樹齢数百年の大木が林立する境内は
確かに普通の場所ではない何かを感じさせます。
しかし、それ以上にかつては栄えていたであろう
この神社が、現在常住する管理者もいないために
放置された廃墟のように物の怪を招き入れていることは
否定できません。 コウユウ
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