よく拝見している小松島JC理事長のブログで暦についての
話がありました。
あっちゃんの知恵袋vol.1
西暦と年号の変換方法についての話です。
ところで・・・
日本人が西暦を使う必要あるのでしょうか?
ウィキぺディアによれば、
「西暦(せいれき)とは、イエス・キリストが生まれたとされる年の
翌年を元年(紀元)とした紀年法である」
キリスト教徒の暦ではないですか!
さらに普及した理由は
「西暦が国際社会でもっとも用いられる年号となったのは、
キリスト教圏であるヨーロッパ各国の世界進出や植民地拡大により
非キリスト教国でも西暦が普及したからである。」
う~ん。
植民地に伴なって拡大したのか!
国際的にも広く使われているので、現在使用するのは
問題がないかもしれません。(少なくとも日本では)
しかし、将来的には、植民地主義に使われた暦として
使われなくなる可能性もないとはいえませんね。
また、日本に西暦が普及したのは戦後だそうです。
西洋でも15世紀ぐらいからしか普及していない暦を
遥かに遡って使うのは歴史教育の点からもいかがなものか?
鎌倉幕府とか関ヶ原の戦いとか西暦で勉強していますが、
その当時使われていなかった暦で勉強するのはどうよ!
そんな疑問がわいてきますね。
ちなみに、日本には皇紀暦があります。
神武天皇即位から数えた年数で今年は皇紀暦2670年。
戦前までは現実に使われていたので、こちらで統一するのは
無理がないように思われます。
ただ、一方で、神武天皇の即位自体が歴史的な根拠がなく
伝説になってしまう。同じく明治以前は使われていないという
点が問題にならないとはいえません。
では、歴史的にも根拠がある暦としては大化から始めては
いかがでしょうか?
今年は大化紀元1365年
また、仏教徒の国では仏滅紀元というのも使われており、
お釈迦さんの入滅から数えています。
今年は仏滅紀元2553年。
こうなったら真言宗用の暦も作ろう!
弘法大師の生誕から数える。 生大師紀元 1234年
入定から数える。 入大師紀元 1175年
来年から真言宗で採用してもらえませんか?
ついでに出来たら太陰太陽暦(旧暦)にしませんか?
月の満ち欠けをベースにした太陰太陽暦は、一日が新月、
15日・16日(時には17日)が満月と決まっています。
これが祈願などで重要なんですよ!
満月と新月はいずれも太陽・月・地球が一直線に並びます。
それに毎晩月を見ながら満ち欠けを観察して「今日は何日かな?」
と思いを馳せるスローライフが忙しい現代には
必要ではありませんか?
いかがでしょう?
ちなみに、西暦が新暦、太陰太陽暦が旧暦といわれているので
太陰太陽暦は旧式のように思われていますが、
そんなことはありません。
日本で最後に使われていた太陰太陽暦である
天保歴(江戸時代作)は
平山清次の計算によれば、
平均太陽年365.24219日・平均朔望月29.530589日に対して、
天保暦の太陽年は365.24223日・朔望月29.530588日であり、
グレゴリオ暦(西暦)の太陽年365.2425日よりも
誤差が小さいとされている!
いかがでしょう?
人気ブログランキングに参加しています。
クリックよろしくお願いします。
↓