先日、当院の巡拝をされている方からこんなことを言われました。
「三文さん、以前行った西国巡拝よかったね~」
「そうですか」
「善光寺もよかった」
「ええ」
「泊まった宿坊のお風呂が壊れていて温泉行ったのが良かった」
「そうですね」
「また行きたいな~」
「しかし、善光寺遠いですね」
「東大寺のお水取りでもいいな~」
「お水取りに行って何するんですか???」
「ええ~!三文さん、お水取り知らへんの?」
「う~ん、名前は聞いたことありますが・・・」
「ええ~!坊さんやのに知らへんの?」
「いや~宗派違いますからね」
「テレビで見たことない?」
「いや~ようわかりませんが・・・」
「そら~坊さんやったら知っとかな~!」
調べてみると、こんな行事です。
東大寺二月堂修二会(お水取り・お松明)
~~~~~以下引用~~~~~
1250年以上一度も休むことなく続く伝統行事で、寒い真冬の夜に、
大松明を持った童子(どうじ)が観客の頭上に火の粉を
散らしながら舞台を走り抜けます。
二月堂の本尊十一面観音に、東大寺の僧侶が人々にかわって罪を
懺悔して国家の安泰と万民の豊楽を祈る法要です。
行中の3月12日深夜(13日の午前2時)には、「お水取り」
といって、若狭井(わかさい)という井戸から観音さまに
お供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式が
行われます。
夜毎、大きな松明(たいまつ)に火がともされ、参集した人々を
わかせます。このため「修二会」は「お水取り」・「お松明」
とも呼ばれるようになりました。
~~~~~以上引用~~~~~
松明が走り回るとこを、皆さん見たいんですね(*^_^*)
私も、松明持って走り回りたい(*^_^*)
さて、東大寺の法要について少し調べてみました。
4月21日 御影供 弘法大師忌
8月6日 聖宝忌 理源大師忌
なんと、真言系の祖師の忌日が二つもあります(@_@;)
弘法大師は東大寺の第14代別当。
理源大師(醍醐寺を開き、真言系修験道の元祖)は、
東大寺に東南院を建立して三論教学の中興と言われています。
三論宗というのは、「空」の教えを説いたと言われていますが
日本ではあまり広まりませんでした。
一方で「空」の教えが日本で広まったのは皮肉ですね。
しかし、次第(法要の内容)を見る限りでは、真言系の法要とは
かなり差がありそうです。
よく分からないのが「講問」というもの。
法要の中心みたいですが、なんでしょう?
華厳宗は密教化されているともいいますが、法要を見る限りでは
真言宗とは別物です。
ところで、「修二会」の松明を持って走り回るのは、
二月堂へ入るための灯りだそうです。
そう考えたら、そこを中心に見るというのも
いかがでしょう?(*^_^*)
「修二会」は正式には「十一面悔過(じゅういちめんけか)」といい
十一面観音菩薩様に懺悔(さんげ)するそうですが、しかし、
調べても何をするのかさっぱりわかりません。(*^_^*)
東大寺に尋ねるのもねえ~
向こうが答えてもらっても私に知識がないとわからないし・・・
やはり、私が引率をして「お水取り」に行くのは無理
という結論ですかね(*^_^*)
人気ブログランキングに参加しています。
クリックよろしくお願いします。
↓