「ピラミッド5000年の嘘」という週刊誌の記事を
見つけたんですが、そういうタイトルの映画が近日中に
公開されるそうです!
最初に驚いたのは、
「ピラミッドが20年でできるわけがない」(@_@;)
ピラミッドは一般には20年ぐらいで作られたと
言われていますが、実は平均2トンの石を280万個
積み上げてできています。
20年で作ったとすると、1年に14万個。
1日平均383個。
1日12時間労働したとしたら、時間当たり32個
ピラミッドは斜面を作って、そこを引き上げたと言いますが
人力で1時間に32個も積み上げられるんだろうか???
確かに「20年」で作ることは無理で「数百年」かかった
という言葉には説得力があります。
さて、私の頭に浮かんだのは、
2トンの石が280万個って多過ぎないか?
「ギザの大ピラミッド」は底辺230m、高さ140m
計算してみました。
四角すいの体積は底面×高さ×3分の1
230×230×140÷3=約250万立方メートル
石の比重は2~3cm/g
つまり、500万トン~750万トン
「2トンの石が280万個」というのは、現実的数字でした(*^_^*)
ただ、平米当たり、300トン近い(@_@;)
こんな重さに、耐えられる地盤はどうなんだろう。
しかし、計算すると杞憂でした。1平方センチ当たり30kg。
コンクリートでも200kg位まで耐えるので、余裕です。
ピラミッドの謎で検索すると面白い話が出てきます。
なんと「大林組」が5年でピラミッドを作る計算をしたとか?
季刊大林 ピラミッド
興味ある方は覗いて下さい。
~~~~~以下引用~~~~~
「高さ60mまでの石積み」
この高さまでは、斜路によりトラックで運び上げる。
ここまでの施工対象量は全体の80%に及び、
約2年間を要する。最も重要な点は盛土工事と歩調を
そろえるかたわら、日産6,000個の石を完全に据え付けるため、
100台の据え付け油圧クレーンが同一施工テンポを維持
「高さ60mから80mまでの石積み」
60mから80mの間では約10%(33万個)の石を積む。
ここでの積み上げは、ピラミッドの3辺と中央部を
先行して行うが積み上げた谷間には当初100台あった
クレーンが逐次減少し、1日当たりの積み上げ個数も
最大1日6,000個から、中間時に至り1日3,000個まで低下する。
最終では斜路の上端正面に配置された7台のクレーンで
石積みするため1日400個にまで減少
「高さ80mから138mまでの石積み」
80mから138mまでには24万個の石を積む。
量にして全体の7%、高さにして残り43%、コストと時間が
飛躍的に増大するのはここからである。
「最頂部147mまで」
最頂部までの残り10段は0.04%に相当する1,300個の
石を積み上げることとなり、作業面積も1辺13m以下に
狭まるため、クレーン車の稼働できるスペースの確保も
不可能となる。
そこでヘリコプターを使用して運搬する。
2台の大型機により、1時間2往復し90日かかって1,300個を運ぶ。
最頂部にはクラウンとして約20tの石を積む。
20tもの石を運ぶことができるヘリコプターは、
民間にはないので、最後の1個は、エジプト空軍に依頼し、
軍用機をチャーターする。
~~~~~以上引用~~~~~
私は土木の専門ではないのですが、ピラミッドってカミソリも
入らないようにピッタリ組み上げてあるそうですが、
それに比べると大林組の作り方ではかなり雑ですね。(*^_^*)
ただ積み上げるだけでもこれだけ大変なのに、面を合わせて
組み上げたら一体どれだけの時間がかかるのでしょう。
少なくとも、墓石工事を見ている限りでは、
かなり時間がかかりそうです。(*^_^*)
それと問題はここです。
>最頂部にはクラウンとして約20tの石を積む。
>20tもの石を運ぶことができるヘリコプターは、
>民間にはないので、最後の1個は、エジプト空軍に依頼し、
>軍用機をチャーターする。
人力で20tもの石を140mまで、上げられますかね?
謎です(*^_^*)