書道を習いに行っている話をしましたが、
先日、書道用具のカバンを開けると硯がない(;一_一)
「すいません。「硯」忘れたんで取ってきます」
と隣の人に小さい声で伝えたところ・・・
「えっ、何をわすれたんですか?」
と先生に聞かれてしまった(;一_一)
「すいません。「硯」忘れたんですけど」
「えっ?」
「近くなんで取ってきます」
普通、書道習いに行って「硯」忘れますかね?(*^_^*)
ところで、私の書道用の「硯」は100円ショップで
買ったもの。
講座の最初で先生が
「う~ん、この硯では・・・」
と言われたのも当たり前かも(*^_^*)
最近、「かな」を習っているんですが、
「かな」は墨汁ではなく、墨を擦るんですね。
そこで、家にあるもう一つの硯をきれいにして
墨を擦ってみました。
ん、100円ショップの硯とは明らかに擦った墨が違う(@_@;)
これは、本格的な硯を用意する必要があるのでは?
さて、自転車で15分ぐらいのところにある
書道具専門店に行ってみました。
「すいません。かなの硯と墨ください」
「色々ありますけど」
二種類ぐらい出していただき、表面を触ってくださいと
言われる。
「違いわかります?」
「解りません(*^_^*)」
表面が細かい方が上等だそうです。
「どれくらいのものが必要ですか?」
「何しろ素人ですから・・・」
おもむろに、触った硯をひっくり返すと「3500円」の値札。
「一番重要なのが予算です。予算がこれくらいと決まっていたら
その値段の範囲で、もしよろしければ、高いのも
お見せできますが・・・」
「いや、そんなに予算は・・・」
じゃあ、これなどどうです?
最初の硯より明らかに小さい。
「硯がよくないと高い墨を使ってもいい色でないですよね」
「墨は安くても硯がよければ色は出るんですよ」
「そのあたりを説明しても、理解してくれない人いるんですよね」
能書が長い(*^_^*)
本題に入りました。
「いくらですか?」
「6800円です。高いですか?」
最初の硯より高いのを出してきた(*^_^*)
「それで結構です」
「では、いくつか同じのがありますので、見てください」
なかなか買えませんね。(*^_^*)
「これなんか、ちょっと模様はイマイチなんですが、
目は細かいです、どうでしょう?」
「機能が優れた方がいいです」
「ほお~男性は見た目を重視する人が多いんですが・・・」
どっちでもいいんですが・・・(*^_^*)
「ではこれでいいですか」
「はい」
「墨は安いのでいいですか?」
「はい」
おお~墨はは1200円です(*^^)v
さて、帰ろうか?
「では硯を使えるようにしますね」
「???」
「表面にある油を落とします」
「???」
「硯の保護に表面に油が塗ってあるので、
耐水ペーパーで落とします」
「・・・」
「これ見てください、水をはじくでしょう」
実は以前硯をいただいたんですが、墨を擦ろうとすると
水をはじいて全然擦れない。
こんな不良品をよこして・・・
と思っていたんですが・・・
表面に油が塗ってあるとは(@_@;)
知らないということは怖いことです(;一_一)
「これで、油が落ちました。水をはじかないでしょう」
「ありがとうございます」
やっと帰れる(*^_^*)
「試しに墨を擦ってみてください」
「え?」
試しに墨を擦る私。
「力入れなくていいですよ。墨が粗くなります」
「はい」
「墨を立てないで、寝かせて擦って下さい」
「はい」
「もう、擦れてますよ、試しに書いてみてください」
「え?」
あまり濃くないんですが・・・
「筆を使った後は、洗わないで、濡れた和紙などで
墨をふき取ってくださいね」
わざわざ、実際にやって見せてくれる。
「では包みますから」
なかなか丁寧な書道具屋さんですね(*^_^*)
普通の文房具店では、そのまま買って帰るだけ
なんですが、細かい説明がありますね(*^_^*)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
いいね! 0