前回の日記は計算機片手で書きましたが
内容自体がイマイチ(-_-;)
改めて書き直します。
イチローの評価はイマイチ?
なんで、こんな日記を書いたかというと、王さんが
あまり評価されていないからなんですね。
王貞治が如何に凄い選手だったか?
若い人は、想像できないと思う。
王貞治が打席につくと、全体に野手が右に寄る。
2塁3塁の間には三塁手だけ、1、2塁間に3人の内野手が入り、
センターも右中間、レフトが左中間に移動する。
いわゆる、王シフトです。
今の打者なら間違いなく流し打ちをするだろう。
しかし、王さんはしなかった。
引っ張ってライトスタンドを狙った。
時代背景もあるでしょう。
今のように流し打ちでレフトにホームランを運べるような
バッターはほとんどいなかった。
そもそも、現在のようにホームランが多く出る時代ではなかった。
その時代に、毎打席、ホームランを打つような予感をさせた
バッターが王貞治でした。
最近の選手で言うと、全盛期のバリーボンズに
近いイメージかもしれません。
ただ、バリーボンズほどパワーで運ぶ感じではなく、
普通に打った打球が放物線を描いてスタンドを超えていく。
王さんに関してはいろいろな批判があります。
・当時は球場が狭かった。
・王さんがホームランを量産した圧縮バットは程なく禁止された。
だから、現在ならそれほど成績を残せないだろう。
それも事実だと思う。
ただ、一際抜きんでたバッターであったことは間違いない。
イチローもずばぬけた存在です。
ある意味では異次元の選手かもしれない。
バットコントロールは超一流。
匹敵するのは落合博満ぐらいではあるまいか?
ホームランを狙えるパンチ力があり、盗塁王並みのスピードを持つ。
守備も肩も超一流。
何より評価が高いのは、日本人選手が一時期しか活躍できない
メジャーリーグで故障もなく結果を出しているタフさです。
そのイチローが、意外に得点率が低いというのは、結構驚きでした。
まあ、時代背景とかメジャーで活躍しているとか単純に
比較できないことは当たり前ですが、それでもその時代において
どの程度の活躍をしているかの基準にはなります。
あれだけ安打製造機と言われ、メジャーの最多安打まで塗り替え
出塁しているはずのイチローがホームへ返ってくる確率が
「意外に低い」というのはビックリ(-_-;)
松井秀喜 出塁率 日本 0.413 米 0.360
10562打席 1557得点 6.78打席/得点
イチロー 出塁率 日本 0.421 米 0.360
約13800打席 1968得点 7.01打席/得点
福本豊 出塁率 0.379
10130打席 1656得点 6.12打席/得点
王貞治 出塁率 0.446
11866打席 1967得点 6.03打席/得点
イチローは出塁率は低くないのに、ホームへ戻る確率が低い。
弱いチームで頑張っていたからという評価もありますが、一方では
弱いチームだからこそ、自分のスタイルで打たせてもらったという
感じがしないでもない。
ピッチャーの金田が巨人だったら500勝できたかもという人も
いますが、私は無理だと思う。
やはりイチローが強いチームにいたら
これだけの成績は残せなかったかもしれない。
イチローというのは、華やかな選手で、球場にお客さんを呼べる
スター性は抜群、一方で、チームの勝ち負けには
あまり関与できなかったのかもしれません。
皆さんはどう思われますか?