皆さんお元気ですか、
先日に引き続いて、ブログを書かせていただきます。
別に断りは要らないような気もしますが(*^_^*)
先週末に某寺院で梵字講習会が行われました。
梵習字の先生は数年前に行われた講習会と同じW僧正。
思い起こせば5年前の講習会は
『徳島市仏教会89カ寺のうち、2番目に字が下手と自称』
している状態で参加いたしました。
梵習字の講習会
再び梵習字の講習会
三たび梵習字の講習会
しかし、今回は違う。
『男子三日会わざれば刮目して見るべし』とも言います。
三日どころか5年も経ったら別人ですよ。
甘く見てはいかん。
4年前から書道教室に通っています。
仮名 特級(初段の一歩手前)
漢字 準三級
硬筆 九級
今回昇段試験受けてますから、来月は確実に昇段して
有段者ですよ。
どうよ!(*^^)v
ただ、そんなにうまくなっていないという声もありますけどね(ーー;)
当たり前ですよ。
私がやっているのは、
仮名(独特の和筆)
漢字(太筆)
硬筆(万年筆)
ですから、塔婆に書く『細筆』は練習していないんです。
(ひょっとして意味が無い?)
ただ、梵字はかなりうまくなっています(*^_^*)
それはさておき、梵字の講習会が計画されたときに、私も賛同しましたが
前回行った刷毛についてはあまり面白くないと話したところ
「光明真言を掛け軸にする」
という野心的な試みに(@_@)
しかも、最初の講習会から二週間程度で
三回の講習会を設けて完成???
それ、無理でしょう(*^_^*)
私は条幅とか書いたことないですし、まあ、私はさておいても
他の人もそんなに書いて無いでしょう。
それに大きい声では言えないですけど
「梵字が上手な坊さんってあんまりいない」
ですよ。
実際はうまいのかもしれませんが、塔婆はダメですね。
霊園を見る限りでは(*^_^*)
前回の講習会の感じでは、とても可能性は少ないように思える。
ただ、今回は特別に能書家の方が集まって来られるのかもしれん?
まあ、そんな想いを抱きながら某寺院へ向かいましたが、
会場へ入ってビックリ(@_@)
前回より確実に人が多くて机が狭い(ーー;)
う~ん やはり、光明真言でお軸を作るというインパクトが大きいのか?
企画した青年教師会の構想力を評価すべきでしょう。
H僧正は高校生のご子息と、K僧正は僧籍を持つ奥様と参加されています。
H僧正のご子息はスラスラ書かれていますし、K僧正の奥様は
筆の持ち方からすると仮名を書かれている?
おお~今回はレベルが高いのか?
ちなみに、前回の講習会参加者で今回も参加しているのは4人。
W先生のお話の間に墨を磨ります。
話半分に聞いていると思われるかな?ちなみに私は一番前(*^_^*)
いえいえ、ちゃんと聞いております。
W先生は以前、塔婆を書くときに、
「梵字の手本を見ながら」書かれたといわれていましたが
それは練習のためだそうです。
なるほど、以前は理解できませんでしたが今はそれが判る。
またしばらくやってみよう。
先生のお話が終わり、実習に移ります。
「とりあえず一回書いたら持ってきて」
と言われました。
先生のお手本通りに書かねば・・・
私がゆっくり書いている間、早く書いた人がどんどん来て、
先生の机の前に長蛇の列が・・・・できるはずなのに・・・できてない。
ふと、周りを見ると目を疑う光景が・・・
「とりあえず一回書いたら持ってきて」と先生が言われたのに
皆さん何回も練習しています。(*^_^*)
私はゆっくり一回だけ書いて先生に見てもらいます。
半分以上は一発でOK(*^_^*)
指摘された分を直して、新しい梵字を追加して『一回だけ』書いて
先生に見てもらいます。
それを繰り返していると、
「三人文殊さん書くの早いですね」
いえいえ、書くのはゆっくりですよ(*^_^*)
先生のところに並んでいるのが早いだけです。
先生「これはできとるな」
三文「いえいえ、これはこう書くべきですね」
そう思っているなら、最初からそう書いて持って来い。
という突っ込みがあるかも知れませんが、それは違う。
前に座っているH会長に申し上げました。
三文「大きい声では言えませんが、何回も書いている時点でダメなんですよ」
H会長「・・・」
普段、梵字を書いているわけですから、お手本を見て一回だけ書く
それで先生に見てもらう。
それでうまく書けていればよし、書けなかったら直す。
うまく書けていなかったとしたら、
それが普段の梵字のくせが出ている問題点。
私が一回だけ書いてみて、お手本と違うことを知りながら
持って行ったのはそういう意味です。
先生「これはできとるな」
三文「いえいえ、これはこう書くべきですね」
これは一応先生なりには及第点を貰ったということですが
先生と同じには書けていないことを認識している状態です。
後は直せばいいだけですが、癖がついているので
なかなか直らない(-_-;)
ところがこの場で何回か書いてそれなりに書いてしまうと
問題点が判らなくなる。
それに普段はお手本見ながら梵字書いている人は少ないし
練習してまで書かないので、実践と違う。
理想的には一回目、最低でもそれを修正して二回目に
書ける程度の字でないと意味がない。
何度も練習してそれなりに書けたところで、自坊へ帰って
塔婆に一発目でその字を書けますか?
もう一つは、その個人が梵字の書き方を理解しているかどうかが問題。
間違った書き方のまま練習しても意味がない。
そもそも、何度か書いたらそれなりの梵字が書けるなら
わざわざ講習会に来る必要は無く、自宅で練習すれば良いだけのこと。
「とりあえず一回書いたら持ってきて」というのはそういう意味と
私は理解したんですけどね(*^_^*)
ちなみに私は「能書十段」
しかし、皆さんもの凄い勢いで紙を消費されています。
「光明真言を仕上げる半切は100枚しか買ってないけど大丈夫か」
という声がありますが、このペースなら持たないし勿体ない(*^_^*)
こういう嫌言ばかり言っていると、某宗某派から
叩き出されますね(-_-;)
ただ、5年前はこういうことは思いませんでしたから、
それだけ進化しました(自画自賛)
皆さんいかがでしょう。