二階幹事長の「まずまず」発言が問題になっています。
確かに発言は不適切だと思います。
しかし、今回の台風は死者 4,697名行方不明者 401名を出した
伊勢湾台風並みとも言われていましたから、かなりの被害が
出ることが予測されていました。
神奈川県の箱根で922.5ミリ(観測以上1位)
(従来の記録は528ミリ)
静岡県の湯ヶ島で689.5ミリ(観測以上13位)
(従来の記録は595ミリ)
埼玉県の浦山で635.0ミリ(観測以上18位)
(従来の記録は390ミリ)
と記録的な大雨をもたらしていますが、これまでの記録の
箱根は1.8倍、裏山も1.6倍と考えられない雨が降ったことが
お判りでしょうか?
また、コンクリートで固められた都市部では
ここまでの雨は想定していないはず。
戦争などと違って、自然災害は人間の力ではどうにもならない
部分がありますが、できるだけ被害を軽くしようと考えるのは
当たり前の話です。
特に今回は夕方から夜にかけて上陸して
通過していくという悪条件。
とんでもない被害が出てもおかしくないのですが台風15号で
首都圏に被害が出たことあり、一般の人も防災に対する意識が
高かったし、公共交通機関も台風に備えて運休して
人の動きも止めた。そういう努力があったことは
間違いないでしょう。
仮に公共交通機関が運転をバラバラに行い、台風15号の
被害がなかったとして防災意識が薄かったら大変なことに
なっていたかもしれません。
そういう意味では「まずまずに収まった」というのは
政治家としての本音でしょうが、発言するのはマズイ。
しかし、野党もこういうところで、気勢を上げても
仕方ないような気がする。
「まずまず」発言をことさらに取り上げて災害を
政治的に利用にしてほしくない。
民主党の枝野代表などは「東日本大震災以降最大の災害に
なりつつあるという認識を持つべき」と言ってますが、
逆に大した災害でなかったらどうでもいいのか?と
突っ込みたくなります。
実際、三人文殊寺が被害を受けた三度の台風は、
いずれも国会などで取り上げられることはなかった。
テレビの報道も大してなかったですね。
政治家もテレビ局も大災害でないと動く価値はないのだろう
しかし、大した災害でなくても、一人でも被害者がいたら
その人にとっては大変なのだ。
また、現実にテレビの台風報道などを見ると、こっちには台風が
迫ってきていて、台風情報が欲しいのに、申し訳程度にしか
流さないで、普通の番組を放送しています。
逆に台風が通過してホッとしたころに、ガンガン台風情報を流して
いますので
台風情報はもういらない
と言いたくなる。
北海道の人は逆みたいですね。
台風情報がガンガン流れているのが急に情報が無くなる。
台風が迫っているのに、テレビは日常番組に
戻ってしまって情報がなくて困るそうです。
これは何とかしてほしい。
選挙の一票の格差ごときで裁判までする人もいるわけですから、
台風情報ぐらい首都圏中心でなく、全国的に平等にしてほしい。
また。14日の朝刊では、台風19号の記事とワールドカップ
ラグビーの試合の報道が一緒に行われていました。
地元の徳島新聞の14日の一面ですが、なんか違和感がありませんか?
被災した人にとっては
「ラグビーなんかどうでもいいわ」
ラグビーファンにとっては
「せっかく喜んでいる時に暗い話題で水を差すな」
という気持ちがあるんではないかと思ってしまいます。
被災地の姿で暗くなった後に、ラグビーで熱狂するテレビを見ると
二重人格者かと思いました(*^_^*)
なんか中途半端で嫌味な日記かもしれませんが、
いかがでしょう?