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2006.09.08
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カテゴリ:映画

 昨日、午前3時半までテレビを見てしまいました。
きらきら映画「死ぬまでにしたい10のこと」原題「 my life without me 」
なにげなく見たのですが、ついつい最後まで…

四つ葉失業中の夫と二人のこどもと、実家の庭の
トレーラーの中で生活している23歳のアンは
突然あと2ヶ月の命と宣告されます。

彼女はそのことを家族の誰にも、自分の母親にさえ話さず、
ひとりで耐えて行く...いや耐えるだけではなく、残された命を
自分なりに輝かそうとするのです。
その淡々とさえ見える強さに少し、違和感をおぼえましたが、
アンを演じる女優さん(サラ・ポーリー)に魅かれて
どんどん作品に引き込まれていきました。

担当医とのやりとり、夫と二人の小さな子供たちへの愛情。
隣人や仕事仲間へのやさしさ...
そして、死を宣告されてからできた恋人へのまなざし...
アンを演じる女優さんがすばらしい!
...化粧をしなくても本当に美しい。
ひとつひとつの表情が透明感があるのに説得力があり、
魅力的で、今も脳裏に焼きついています。
ハート(手書き)この作品はアン役がこの女優さんだからこそ生きたと思います。

隣人の若いナースもよかったです。
小児病棟でのつらい経験から、心に傷をおいながらも
明るくやさしいその表情に胸打たれました。
ラストのほうで…
アンはこの隣人に自分亡き後の夫と子供たちをたくそうと
していることを暗示させています。

母親としたら、子供たちのことばかりが気になり、とても
夫以外の男性とつきあったりできないのでは...と思いますが
彼女の死ぬまでにしたい10のリストの中に夫以外の男性と付き合う
ことが入っていたのですね。
妻として、母として、女として...生きたのです。
それだけでなく娘としても…
人生を後悔にあけくれている自分の母親の事も心配していました。
そして、刑務所に入っている父親にも会いに行ったのです。

娘たち、夫、恋人、母親に自分が亡き後、
渡してくれるように担当医に頼んだテープが心打たれます。
特に娘たちには毎年の誕生日にひとづつ聞くように...
「もう17歳になったのね。もう、大人ね...。」
「...なにかあっても学校はちゃんと卒業してね。」
「新しいママの事もわかってあげてね。」等など...
胸がしめつけられます。

手書きハート恋に落ちた相手はものすごく地味~な真面目な人で
(見た感じは夫の方が男性としたら全然魅力的では?)、
でもそれが良かったと思います。救いでもあったかな。
男性の愛にアンが答えたと言う、自然な感じもしました。
それにしてもこの男、失恋したばかりなのに...また...
これじゃあんまりにもかわいそうじゃない、と同情しちゃいました。

これ、監督は女性じゃないかな~と思ったらやはりそうでした。
日々の暮らしの細やかな表現のしかたが女性らしいと思ったのです。

このイザベル・コレット監督ってスペイン出身らしい!!びっくり

現実にこんな宣告をされたら、どうなるのか、
ほんとうにわかりませんが、
映画としては、とてもいい作品だと思いました。りぼん

余談ですが、アンの刑務所に入っている父親役の俳優は
「スパイダーマン2」に出た敵役の人だった!
個性的で演技派だな~と思っていたんです。

ああ、それと、原題の「my life without me 」の方が
日本の題名より数段いいと思いました~。






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最終更新日  2006.09.09 10:17:33
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