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テーマ:鉄道雑談(1521)
カテゴリ:おしゃべり・ミニネタ・身の回りのこと
今日午前9時20分頃、兵庫県のJR福知山線(=通称「JR宝塚線」)で快速列車の脱線転覆事故が発生し、多数の死傷者が出ていることは、先刻ご承知の事と思います。
深夜になっても、未だ救出されていない方が居られると報じられています。 犠牲者の冥福をお祈りすると共に、ご家族・ご親族ほか関係者の方々に心よりお悔やみ申し上げます。 また、怪我をされた方々に、心よりお見舞い申し上げます。 この事故の原因はまだ分かっていないようですが、事故発生に関わると思われる様々な因子が報じられています。但し、どれが事故に結びつくのか、さらに別の原因があるのかは分かっていません。 この件について私の職場(鉄道業とは全く関係有りませんが)でも、若干の議論がありました。 報道から「運転士が運転歴11ヶ月の23歳(あくまで“若年者”という捉え方であって“未熟”という捉え方ではなく)」であることと、「直前の停車駅でオーバーランをしていること」、「過去にオーバーランをして処分を受けていること」「この路線は他線に乗り入れるため、定刻運転をより厳しく要求されていること」・・・この4点に注目し、伊丹駅でオーバーランをした事と、それにより遅延を発生させた事により、再度処分を受けるのではないか・・・というプレッシャーが若き運転士に大きくかかってしまったのではないか。それにより無理な運転をしたか、心身に支障を来たしたか。もしかしたら、職場の管理懲戒が厳しすぎるのではないか・・・というのが、我が職場での見解でした。 もっとも、脱線現場の直前に破砕痕が見つかっているようなので、原因は未だ推測もつかずというのが、現地の状況のようです。 いずれにしても、今は救出されていない乗客の救助が最優先であり、原因調査はそれ以降になるでしょう。 ※福知山線とは 兵庫県の尼崎~京都府の福知山までの間106.5km(営業キロ)、起終着駅含め30駅を結ぶ西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)の路線で、営業上「幹線」に分類される。「JR宝塚線」と表現しているニュース番組もあるが、こちらは「愛称」で、同じ路線を指している。 起点の尼崎駅は東海道本線大阪駅より2駅だけ西に進んだ地点にあって、東海道本線(JR神戸線)の他にJR東西線とも接続し乗り入れもしている(事故を起こした列車は、東西線に乗り入れて大阪の中心部を通り、片町線〔学研都市線〕の同志社前まで行くはずだった)。終点の福知山駅では山陰本線に接続し乗り入れもしている。 かつては峡谷沿いを行く非電化のローカル線で、大阪付近では和田岬支線を除くと最も遅い20年ほど前まで旧型客車(=蒸気機関車の時代に盛んに使われた車両)が使用されていた。 途中には尼崎市のほか伊丹市、宝塚市、三田市、篠山市などがあり、20年程前の電化と一部区間新線の開通後、大阪・神戸のベッドタウン路線として近年急速に乗客が増えている。 普通・快速列車のほか、丹後・但馬方面へ向かう特急列車が頻繁に運行されている。 三田で神戸電鉄三田線と、谷川でJR加古川線と接続しているほか、大阪方から宝塚までは阪急電車と競合している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月26日 00時58分43秒
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