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カテゴリ:勝手に温泉案内
八幡平(はちまんたい)の秋田側に湧くいで湯です。
後生掛温泉(ごしょうがけ) 岩手県松尾から秋田県トロコまで、八幡平越える観光道路「八幡平アスピーテライン」の沿線にあります。アスピーテライン沿線の秋田県側には、他にも何軒かの温泉旅館があります。八幡平は火山ですので、硫黄泉の熱い湯が湧いています。 到着したのは午後4時半頃でしたが、泊まる予定はなく、秋田まで帰る予定だったのですが、空室があるというので泊まりました! ![]() 後生掛温泉旅館 自分自身も後生掛にはしばらく行っていなかったので、昔の鄙びた木造の建物をイメージしていましたが…? 知らない間にずいぶん綺麗になりました。新築同然。 この後生掛温泉には「旅館部」とともに「湯治部」もあります。 ![]() 後生掛温泉湯治部 湯治部の建物は旅館部のすぐ裏手にあって、個室のほか、後生掛の名物「オンドル大部屋」もあります。「オンドル」とは、地熱使用の床暖房のことで、平たく言えば、最近はやりの「岩盤浴」の「岩」が「床板&カーペット」に置き換わったもの。これに横たわると、じわじわ体が温まってくるという仕組みです。「大部屋」というからには、個室ではなく、通路との仕切りはありません。フェリーや昔の「連絡船」のカーペット席のイメージです。いわゆる「プライバシー」はないですが、1泊素泊まり1890円(寝具別料金or持込)と格安で、長逗留して療養する人をはじめ、山菜取りで数日滞在する人、バイクや自転車の長期旅行の方が泊まっておられます。 「旅館部」と「湯治部」は、渡り廊下で繋がっています。「湯治部」宿泊者は「旅館部」エリアに立ち入ることはできません。「湯治部」宿泊者以外は、「湯治部」の「大部屋」室内に立ち入ることはできません(湯治部棟へ行くのはOK)。 周囲を散策してみました。 ![]() 旅館の周囲は、環境省・秋田県指定の自然研究路になっております。というのも、画像をご覧の通り、火山現象を目の当たりにできるからです。 画像は「紺屋地獄」。硫化水素ガスが放出され、山肌は赤茶けています。箱根の「大涌谷」のミニチュア版。秋田県内でもほかに、玉川温泉近辺や、湯沢・泥湯温泉の近くの川原毛地獄などがありますね。 ![]() ごぼごぼ、ごぼごぼ…お湯はもちろん、旅館に引かれていますよ。 ![]() この泥火山(マッドポット)は、お休み中ですね。てっきり、噴出を始めたらずっと吹き続け、止まったら「死」かと思っていたのですが、パンフレット(旅館フロントでもらえる)の説明を見ると、泥火山は「数年おきに活動する」そうです。 また、この辺は「オナメ・モトメ」と呼ばれています。「妾・妻」のこと。「人の男に後生を掛けて祈りながら地獄谷に身を投げた二人の女」の悲哀の伝説があり、「後生掛温泉」の名の由来になっております。 この日は、雪解けが進んでいないことと、雪害の復旧が進んでいないため、「紺屋地獄」の先は通行止めになっていました。実は、この先には、日本一の規模の泥火山群があります。ぜひお見せしたかったです。残念ながら「天然記念物」(国・県・市いずれも)には指定されていません。 ![]() 後生掛温泉の温泉たまごは「黒たまご」です! 卵の殻に鉄分が結びつき、黒くなる。箱根大涌谷のも同じ理屈です。ちなみに、中身は変色せず白いままですが、普通のゆで卵より味わいがあるような気がしますね。 オイシイ ![]() ![]() 歩き疲れたら、足湯があります! 場所は、駐車場から湯治部へ下る短い坂の途中、小屋に挟まれた少々窮屈な場所にありますが、湯は浴場と同じ湯を用い、無料です。 次回、いよいよお泊り&敷地内の変わった物を少々ご紹介します。 ![]() ブログランキング「地域情報(東北)」参加中! ぜひ1クリック願います! ![]() 後生掛温泉旅館 施設の写真は↑をクリック♪ (予約はお電話または下記公式ページで) 十和田八幡平 後生掛温泉(公式ページ) ![]() ![]() ![]() ※いずれの路線も冬期運休です。 問い合わせ先…秋田側=羽後交通、秋北バス 岩手側=岩手県北バス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月19日 13時31分24秒
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