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カテゴリ:街の風景写真館
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秋田臨海鉄道北線沿線を、11月のお天気が良かった日にウォーキングしました。 港を眺めながら片道約2.5km、往復約5km、98%歩道完備、60%線路沿いの素敵なウォーキングコース(車通りは激しいけど)。 線路は会社解散以降順次撤去となるでしょうが…。 そのPart2です。 (Part1はこちら) 秋田港駅から歩き始めて900mちょい(1kmまでいかない)太平洋セメントさんのサイロを過ぎたところの丁字路を右折して、コースからいったん逸れると、踏切があります。 路線自体が休止中の踏切ですが、「廃止」ではない以上、一時停止はしないといけないのかな。停止線は引かれていませんが、「とまれ」の看板は健在。 ![]() ![]() 日石踏切といいます。 名称の由来はだいたいご想像がつくかと思いますが、傍らに有名企業の施設があるから。 ![]() ENEOS秋田油槽所。 ENEOSはガソリンスタンドのトップブランドとして、知らない人はいないと思いますが、元を辿れば、源流は日本石油(日石)というお名前でしたね。 「日石灯油でぽっかぽか 日石灯油だもんね♪」の会社です。 (Youtubeを見ると、「日石灯油でほっかほか」の気もする) 明治時代には、ここに秋田製油所が開設され、日石の秋田での拠点施設として発展。その分、終戦前夜の空襲(日本最後の空襲とされる)の標的にもされました。 なお、現在同じENEOSグループの施設になっている男鹿の船川事業所(旧船川製油所)は、日本鉱業(共同石油と合併したのち日石と合併)が始めたものです。 日石の話はさておき、 ![]() 日石踏切より秋田港駅方。 踏切は維持されていますが、もう何年も列車が走っていないので、線路は草ぼうぼうです。 線路はここまで他企業の所有地の間に敷かれているので、ここが、秋田港駅を出てから初めて、一般の人が線路を観察できるポイントとなります。 ![]() 線路の脇に怪しげな空き地が…。 これは、かつてあった日本石油専用線への分岐の跡地です。 専用線があった頃は、踏切はもっと長かったはず。 ![]() 同じ立ち位置から振り返って。 専用線といっても、分岐後すぐヤードと荷扱施設といった具合だったでしょう。 現在はタンクローリーが出入りしており、名残はこれといって無いようです。 秋田油槽所は現役の施設なのであまり撮ったりはしませんが、この先に撮っておきたいモノがあります。線路を離れて街のほうへ少し歩くと… ![]() 日石と言ったら、コレですねえ ![]() 創業当時から使われていたマークだそうで、1888年の会社創業時、創立記念式典の会場に1羽のコウモリが舞い込んできたことに由来しているそうです。 ガソリンスタンドにも、鉄道輸送のタンク車にも、業務提携先の「CALTEX」の星印とともに表示され、当時はなじみ深いものでした。 現在は表立っては使われていないものと思いますが、とても印象的なマークです。 ※コウモリ印については、ENEOSさんの公式Facebookに詳しく紹介されています ![]() 日石踏切より秋田北港方を望む。 一応、日石専用線の分岐のあたりが、唯一の中間駅「中島埠頭駅」ということになっているようですが、さて。 秋田北港駅方向へ再び歩きます。この先は歩道完備です。 ![]() 鉄道ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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