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カテゴリ:お出かけ
ピカソ展が12月14日まで開催されていることを最近知ったので見に行ってきました。
人生で一度くらいはピカソの絵に触れてもいいんじゃないかと思いました。 乃木坂にある国立新美術館の方に行きました。 学生割引でしかもキャンパス提携校とかで900円で見られました。 時代ごとに170点もの作品が展示されていました。 ピカソの生涯そのものでした。 時代によって,愛した女性が変わり,それが作品にも反映されています。 性への欲望がそのまま創作意欲になってるような気がしました。 描き方や画材もさまざまで,一見したところガラクタに見える木片で作ったギターなども飾られていました。 でも一番多い対象は女性でした。 人生の後半では戦争や,生と死などがテーマとして扱われています。 人の無意識下にある感情などを表現しようとしたのが分かりました。 ただ一目でわかる写実的な絵もあって,その作品からは見たものをそのまま表現する力をも備えていたことが分かりました。 ピカソは幾人かの愛人をつくっています。 左は1927年ピカソが密会した若いマリー・テレーズです。 45歳の彼が会ったとき,彼女は17歳だったそうです。 右は1936年にピカソが出会った画家で写真家のドラ・マールです。 左は暖色系の色を基調として,丸みを帯びた線で描かれているため,やわらかくて,女性らしいしなやかさを感じさせます。 右は原色系の色を基調として,爪先がとがっていることなどから,気の強さを感じさせます。 表現の仕方には正解はないのだということを教えられた気がしました。 ピカソの創作意欲は死ぬ間際まで衰えなかったことも驚きました。 それにしても会場は平日にもかかわらずすごい人でした。 それだけピカソが人々に与えた影響は大きいといえます。 死んでなお,作品を通じて人々に何かを伝え続けているのは,作品から醸し出されるエネルギーが人の心に訴えかけるものがあるからでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
>manitousanblogさん
一見したところ分かりにくい難解な絵が有名ですよね。 何が描かれてるのかタイトルを見てもわからないものもありました。 でも何かを訴えかけているように感じました。 (2008.12.13 13:34:10)
好きな画家の一人です。パリにいた頃よくピカソ美術館に行きましたが、年代を追って見るとよく分かってきます。
ちなみにわたしは桃色の時代が好きです。 (2008.12.13 18:18:09)
>流花さん
わけられていました。 時代ごとにつきあった女性や彼の生き様が説明されていたので,それを読みながら作品を見ると分かりやすかったです。 流花さんはパリでご覧になったんですね! (2008.12.13 21:04:07) |