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藻緯羅@ Re:焼き菓子(12/25) 教え子からの声かけは、教師冥利。
2014.06.19
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内容紹介
明治後期、部落出身の教員瀬川丑松は父親から身分を隠せと堅く戒められていたにもかかわらず、同じ宿命を持つ解放運動家、猪子蓮太郎の壮烈な死に心を動かされ、ついに父の戒めを破ってしまう。その結果偽善にみちた社会は丑松を追放し、彼はテキサスをさして旅立つ。激しい正義感をもって社会問題に対処し、目ざめたものの内面的相剋を描いて近代日本文学の頂点をなす傑作である。[付・北小路健「『破戒』と差別問題」]
内容(「BOOK」データベースより)
明治後期、部落出身の教員瀬川丑松は父親から身分を隠せと堅く戒められていたにもかかわらず、同じ宿命を持つ解放運動家、猪子蓮太郎の壮烈な死に心を動かされ、ついに父の戒めを破ってしまう。その結果偽善にみちた社会は丑松を追放し、彼はテキサスをさして旅立つ。激しい正義感をもって社会問題に対処し、目ざめたものの内面的相剋を描いて近代日本文学の頂点をなす傑作である。



部落問題がテーマとなっていますが,藤村は部落問題そのものを描こうとしたのではなかったようです。
あとがきの解説に詳しく記述されています。

本人の心情を丑松に重ねて描写しているというのが専門家の見方だそうです。
確かにラストは国外に行ってしまうので,問題を回避したというか,時代状況を考えるとどうしても抗えない構造的な問題が横たわってるとも読み取れます。

ともかく,自身の内面の葛藤がありつつも,自らの信念を貫いて,社会と折り合いをつけていく過程は読みごたえがあります。

他にあとがきには出版に際して全国水平社(のちの部落解放同盟)からの圧力で表現が一部改められた経緯などが記されていました。
現在各出版社から出されている内容は原著のままの文章で,逆に改定された本の内容については入手が困難なようです。





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最終更新日  2014.06.19 12:27:38
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