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2014.10.07
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
必ず来る「西日本大震災」にどう備えるか。大災害を繰り返してきた南海トラフ巨大地震の歴史記録を徹底検証し、その発生機構に独自の視点で迫る。都市型震災の脅威を『大地動乱の時代』で予見し、自ら造語した“原発震災”の警鐘を鳴らし続けてきた地震学者が「地震に強い社会」を根底から問う。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 南海トラフ巨大地震の歴史(くり返し発生した巨大地震/昭和の南海トラフ巨大地震/幕末の南海トラフ巨大地震/近世の南海トラフ巨大地震/中世の南海トラフ巨大地震/古代の南海トラフ巨大地震)/第2章 南海トラフ巨大地震の科学(フィリピン海プレートの沈み込み/地震と津波の正体/政府を想定した最大クラスの南海トラフ巨大地震/南海トラフ巨大地震の原動力を問い直す/過去の南海トラフ巨大地震の震源像)/第3章 南海トラフ巨大地震と社会(南海トラフ巨大地震の被害想定/巨大な危険施設ー原子力発電所とリニア中央新幹線/超広域複合大震災の時代にどう備えるか)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
石橋克彦(イシバシカツヒコ)
1944年神奈川県生まれ。東京大学理学部地球物理学科卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程単位取得退学、東京大学理学部助手、旧建設省建築研究所国際地震工学部室長、神戸大学都市安全研究センター教授などを経て、神戸大学名誉教授。中央防災会議専門委員、原子力安全委員会専門委員、国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員などを歴任。専門は地震学、歴史地震学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



筆者独自の仮説を提示しているところが本書の特徴です.
過去の史料なども踏まえながら,地震学の知見も生かして,過去の地震がどこで起こり,その原因が何であったのかを一つ一つ検証しています.

特に南海トラフ巨大地震の原動力として「アムールプレート東縁変動帯」仮説を提示しています.
その原動力はフィリピン海プレートの沈み込みだけではなく,アムールプレートの東進も重要だと考えられます.
アムールプレートは1981年にソ連の研究者が提唱した極東のマイクロプレートで,バイカル湖を北西縁,スタノボイ山脈付近を北縁とする.

結論として,アムールプレート東縁変動帯仮説は3・11東北沖地震の後の日本列島の広域的変動も基本的に説明できるといいます.
第一に,サハリン・北海道沖を含む日本海東縁変動帯と西南日本衝突域の広い範囲のどこかで,今後も東西圧縮力による大地震が起こる可能性がある.

第二に,南海トラフの超巨大地震の震源域が駿河トラフから富士川河口断層帯を経て,糸静線断層帯にまで延びる可能性が考えられる.

今後の備えとしては,原発対策(再稼働への疑問)が重要です.
四国電力伊方原発の3号機が再稼働に向けて「新規制基準適合性にかかる審査」を受けており,やがて合格しそうだという.
だが,伊方も南海トラフ巨大地震の震源域の上にあるといってよく,ここで原発を運転するのは無謀なことである.

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大地震の想定がいかに科学的根拠の少ないなかで仮定に仮定を重ねたシュミレーションに依存しているかが分かりました.
今後はその予測に頼りすぎず,どんなに大きな災害が起きた時でもできるだけ短い時間で災害復興できるような態勢を整えるかを考える必要があります.
高知は地震と津波,その他の災害でも容易に陸の孤島になることが想定されますが,これまでに構築された平時の広域流通システムで対処しきれない部分も大きいかと思います.
普段は無駄の多い冗長性を含んだ狭域流通システムが,非常時には以外と効果を発揮するのではないかと思ったりしています.





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最終更新日  2014.10.07 13:05:53
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