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カテゴリ:音楽・テレビ・映画・小説
いろんなタイプのコンプレックスを実例を交えて解説しています. また,夢が内在しているコンプレックスの表れとして,夢の内容と解説もなされています. コンプレックスは,新しい仕事を遂行するための糸口ともなろうとユングは述べている. ともすれば小さく固まろうとする自我に対して,コンプレックスという発展の糸口(苦難でもある)をつきつけ,自我がより高次の統合性を指向してゆくようにするプロモーター,それが自己なのである. ----------------------------------- コンプレックスは誰にでもあります.問題はその程度です. 現代はあらゆる可能性が自由に開けています. そこで自己実現を自分の責任において果たしていく必要に迫られます. 自己実現における自我の役割を強調しつつ,それでもコンプレックスと対決するには,自我が十分に強くなければなりません. コンプレックスを拒否したり,回避したりすることなく,それとの対決を通じて,死と再生の体験をし,自我の力をだんだんと強めていくことが自己実現の過程なのだと説きます. コンプレックスを解消するとは,コンプレックスを認め,それも含めて自分なのだという自己確立の過程なのだと理解しました. 自分自身にもコンプレックスが自我に支配されていた時期があったように思います. それでもあるがままに生きようとすることで,自我を強く鍛えた記憶があります. 今でもなんとなく気が合わないとか,関わりたくないといった他人への感情が起こることがありますが,それはきっと自分のなかにあるコンプレックスがさせていることなのかもしれません. このなんとなくの答えは,自分の心の中に潜んでいるかもしれないということでしょう. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.10.10 00:51:50
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