1650878 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

大学教員からのMessage

大学教員からのMessage

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

むむむぽん

むむむぽん

カテゴリ

カレンダー

日記/記事の投稿

バックナンバー

フリーページ

ニューストピックス

コメント新着

aki@ Re:子ども食堂(01/21) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
むむむぽん@ Re[1]:成績登録(01/20) 藻緯羅さんへ 体調管理も含めある意味自…
藻緯羅@ Re:成績登録(01/20) さまざまな救済措置がとられるようになっ…
むむむぽん@ Re[1]:焼き菓子(12/25) 藻緯羅さんへ まったくもってその通りで…
藻緯羅@ Re:焼き菓子(12/25) 教え子からの声かけは、教師冥利。
2015.09.02
XML

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
増田レポートが「どっこい生きている」地方にショックを広げている。このままでは地方は消滅するのか?否。どこよりも早く過疎化、超高齢化と切実に向き合ってきた農山村は、この難問を突破しつつある。現場をとことん歩いて回る研究者が丁寧にその事例を報告、地方消滅論が意図した狙いを喝破する。

【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 「地方消滅論」の登場/第1章 農山村の実態ー空洞化と消滅可能性/第2章 地域づくりの歴史と実践/第3章 地域づくりの諸相ー中国山地の挑戦/第4章 今、現場には何が必要かー政策と対策の新展開/第5章 田園回帰前線ー農山村移住の課題/終章 農山村再生の課題と展望

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
小田切徳美(オダギリトクミ)
1959年生まれ。明治大学農学部教授。農政学・農村政策論・地域ガバナンス論。東京大学大学院農学研究科博士課程単位取得退学(農学博士)。(財)農政調査委員会専門調査員、高崎経済大学助教授、東京大学大学院助教授などを経て、現職。著書に『日本農業の中山間地帯問題』(農林統計協会。1996年日本農業経済学会奨励賞受賞)、『農山村再生に挑むー理論から実践まで』(編著、岩波書店。2014年地域農林経済学会特別賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



地方消滅論に対する反論本です。
こういった新書は数多く出されています。
地方といってもその特性は千差万別なので,消滅する地域もあれば,持続する地域もあるのだと思いますが。

------------------------
本書で興味深かった事例は鳥取県日南町です。
同町での社会移動は,移住者の動きにより以前の大幅なマイナスから急速に回復し,2011年度には社会増へと変化した。
その後は再度マイナスになるも,以前と比べれば小幅な水準となっている。
これは,同町が「まちは大きなホスピタル」,「まちの道路は病院の廊下」として掲げる町立病院を中心とした医療・福祉サポートの充実が移住者を呼び込む魅力となり始めたことに加えて,町独自の農林業研修生制度(最長二年間)導入の成果の反映と考えられる。
しかし他方で,自然移動はほぼ一定数で推移している。
これは,過去の過疎化で大きくゆがんだ「逆ピラミッド型」の人口構成では,自然移動を改善することが簡単ではないためである。
-------------------------

こちらでは医療・福祉サービスの充実に向けた取組みの実績が30年間と長く,医療従事者に先見の明があったことが特筆されます。
今後のフィールドとしても魅力的です。
また,スケールとしては自治体よりも小さいスケール(集落単位)で議論しなければ見えてこないことも多そうです。
現場の取組みによって,地方でも一部の勝ち組と多数の負け組が明確になってくるような気がしています。
こうした過程を丹念に追うことが自身にとっての研究課題になります。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015.09.02 07:23:31
コメント(0) | コメントを書く
[音楽・テレビ・映画・小説] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.