| | 【内容情報】(「BOOK」データベースより)
社会学とはどういう学問か。また、社会学を学ぶ理由は何か。これらはそのまま、「社会」とは何かという問いにつながる。本書では、著者自身の経験に即しながら、パーソンズの行為理論、マルクスの物象化論、レヴィ=ストロースらの構造主義、フーコーの言説分析、ルーマン/ボードリヤールのシステム論、柳田国男の習俗の思考、ベンヤミンのパサージュ論などを通して、これらの問いに答えてゆく。社会学の本質に迫る、渾身の入門書。
【目次】(「BOOK」データベースより)
序章 社会学を学ぶ人のために/第1章 社会学以前/第2章 社会学入門-行為理論を学ぶ/第3章 マルクス-物象化論の射程/第4章 構造主義-あるいは主体の不安/第5章 ミシェル・フーコー-系譜学のまなざし/第6章 現代社会の理論-システム論と極端現象/第7章 習俗の思考-柳田国男の挑戦/第8章 ヴァルター・ベンヤミン-あるいは社会記述の方法をめぐって
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
内田隆三(ウチダリュウゾウ)
1949年大阪生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得。東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は、社会理論、現代社会論。消費社会論やシステム論、パサージュ論の視点を総合し、従来の社会学では捉えきれなかった“社会”“歴史”“身体”の新しい位相を提示しながら、現代における「社会記述」の可能性を探る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
著者が学部以降何を学んできたか,著名な社会学者の論考とともに振り返るかたちをとっています。
本書では先生に言われた「本質的なことが大事」という言葉が述べられています。
これは社会学だけではなく,生きる上で必要な視点ではないかと思います。
本書を通じて著者が言いたかったことは,人々の生の様態について少しでも本質的なことを考えることであると述べています。
地理学でも同様で,地域とは何かを考えるうえで本質を見抜く目を養う必要があります。
来年の卒業生にはこのことに関連した言葉を最後に送るつもりです。