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カテゴリ:学校
オンライン授業が始まって2週間が経ちました。
今週から本格的な授業に入りました。 ゼミの少人数の講義では,対面ではパソコン演習を基本とした授業構成にしていましたが,スマホのみの学生もちらほらで,リアルタイムチャットで操作できることには限りがあります。 2~3年では,スマホでも見られるGIS地図を紹介しつつ,地図の見方を一緒に考える方法にしてみました。 テキストは以下を使用。 スマホとPCで見るはじめてのGIS ハードルを下げて一つひとつ操作を確認しながら進めました。 すべては学生の意欲にかかっています。 質問に対して,次々と答えを返してくれる雰囲気ではとても進めやすくなります。 逆に反応がないと,参加していないだけのか,話の流れがわかっていないのか,答えるのを遠慮しているのか分からず不安になります。 しかし,これは対面式の授業でも同じこと。 積極的に参加した学生にとっては学びの効果は大きかったようです。 最初にアンケート機能を使って簡単なクイズを出したことはアイスブレイクとしてよかったかも。 対面式よりもむしろ全体の底上げになっている気がします。 チャットのメリット・デメリットも少々わかってきたので,できるだけ相手のリアクションを引き出すような授業構成にしていこうと思います。 1年生は初歩的でも哲学的な問いに対して,いろいろな価値観があることを共有してもらう授業構成に。 グループ作業は叶いませんが,個人の価値観について複数の選択肢から一つを選んでもらうアンケートをとり,その理由をそれぞれチャットで記入してもらいます。 一人ひとりの意見を全体で共有することになるので,こちらも対面式に劣らぬ学びの効果があると思いました。 そして,振り返りをLMSのレポートで提出してもらいました。 4年生は卒論の執筆に向けて予定通りの作業を淡々とこなしてもらいました。 こちらは以前からLMSを通じて課題提出をしてもらっていたので,システム上のトラブルはありません。 個別のコメントはチャットではなく,LMSのコメント欄に書くようにしたので,しっかり読みなおしができる点はむしろ,査読のようなスタイルで対面でのコメントよりいいかもしれません。 ただ,Wordでの文書作成がPC教室でしか叶わない学生への対処が課題です。 通常の講義の方は,順調に視聴できているようですが,アクセスが思うように伸びていないのがもどかしいです。 確かに,学生の通信環境への配慮から,視聴可能期間とレポート課題提出期限を5日後に設定しているのが大きな原因ですが,先延ばしにして期限間際にやっつけの飛ばし気味に動画視聴をしても学習効果はさほど期待できません。 それでも居眠りして過ごすよりはまだましかもしれません。 リアルタイム配信では音声が途切れたりしてかえって内容がうまく伝わっていないケースがあるようです。 したがって,文句が出ていない現状では,音声付PPTと穴埋めPDFを併用してアップロードする今の形を維持しようと思っています。 残りの課題は,LINE WORKSにいまだアクセスできない学生2名へのアプローチです。 何度か携帯宛に招待しているものの音沙汰なし。 直接電話をかける以外にないかもしれません。 今後の自粛期間延長を受け,半期オンライン授業となった場合に備えて粛々と対応策を考えておこうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
のんのさんへ
結局夏まではオンラインになったよ(>_<) 秋以降は通常モードに戻れればいいけど・・・ 追加の対策も求められそうだし,一筋縄ではいかないかもね。 (2020.05.11 10:44:26) |