アニメ 『 宇宙戦艦ヤマト 2199 』…… 予想を遥かに超えた古臭さ
★ 『 宇宙戦艦ヤマト 2199 』 TBShttp://yamato2199.net/う~~~ん。今さら、宇宙戦艦ヤマトのリメイクですか。しかも、2012年に既に全話制作済み、ソフト販売済みの作品を全国ネットでテレビ放送って…。今季はフジテレビ (ノイタミナ枠) も堂々の1時間再放送 ( 『刀語』 ) だし、なんかもう、ひょっとして、アニメ枠が増え過ぎて、ネタ不足以前に労働力不足に陥ってるとか?今季新作も、初回はそこそこ良かった作画が、2回目にして、ガタッと劣化しちゃってるのも、多々見受けるんですけど。さて、 『宇宙戦艦ヤマト』 だが、確かに、旧作制作当時 (1974~75年) は画期的なアニメだったんだけど、ありとあらゆるアニメを見慣れている今の若者が観て、どう思うんだろうか…。何が画期的だったかというと、それまでの宇宙人侵略型のアニメや特撮ものは、あくまで地球上で迎え撃ってたこととか、大体は一話完結型で、ストーリーに連続性があるのは珍しかったこととか、敵役の宇宙人が 「人間くさく」 はなかったこととか…なのだが。当時から、なんで宇宙人と通信手段や言語が一致してるんだ…とか、地球の一大事に、何で日本人クルーしかいないんだ…とか、ツッコミどころ満載だったけど、その辺、色々説明しても、やっぱり、多分、ツッコミどころ満載なものになりそう。これまで観た限りでも、敵 (ガミラス) からの通信 (降伏要求) に、いくら有能でも、たかだか軍人の沖田艦長の独断で返事させちゃっていいのかいっ!と、私は思いましたが。あと、旧作では、放射能の中でも生きていけるガミラス星人が、地球に放射能爆弾を打ち込んで汚染するという設定だったけど、何かよく分からない 「毒素」 的なものに代えてきましたな。それにしても、絵柄については、旧作や原作を尊重しつつ、欲張って、若いファンにも迎合しようと思ったか、若干、アレンジしたような努力が感じ取れるのだが、それが、如何せん中途半端で、結局、古臭いというか、はっきり言って、キャラクター全般が、なんかダサい。子供の頃、旧作を何度も観た私にとって、BGMも懐かしくはあるが、やはり、どうにも、古臭い。未来の話なのに古臭い…って、存外、致命的だな。【送料無料】宇宙戦艦ヤマト2199 1【Blu-ray】 [ 菅生隆之 ]価格:5,712円(税込、送料込)【送料無料】宇宙戦艦ヤマトリアルペーパークラフト [ 松本零士 ]価格:2,940円(税込、送料込)