今夜から15夜、スペインの旅をお話します。
サンチャゴ・デ・コンポステラというスペイン北西部の聖地まで、ピレネー山脈から770kmの巡礼路が通っています。このうち、中間部分のSahagun(サアグン)から旅をしました。
大体1日のお話が、1日の行程になっています。ではどうぞ。
(巡礼1日目) Madid Charmartin(チャーマルティン)駅 TALGO(急行電車) am8:00→Sahagun(サアグン)駅am11:30 。
Sahagun(サアグン)《362.1km》→EL BUROGO RANERO(エル・ブロゴ・ラネロ))《344.2km》 17.9km
Sahagun(サアグン)の教会で、クレデンシャル(COMPOSTELA(巡礼証明書)用に各地でスタンプをもらうための台紙)の発行をしてもらう。パソコンがおいてあったので、Yahoo.co.jpを立ち上げて、メールを数人に発信する。
pm1:00.さあ、ここからスタートだ。 Sahagun市街の詳細な地図をもらいまずは黄色の矢印探しから始める。最初は意外と難しい。だが、慣れると、極端な曲がり角でもなければ、自然体で進んでいけばよいことに気が付く。すなわち、最初の矢印からは、次の矢印へはそのまま、真っ直ぐ進めばよいのだと。気を回しすぎて、車道の方向に向きを取らなければ、そこがたとえ、納谷の裏であったり、細い路地であったりしても、とにかく進んでいけば道は開けるものであると。またいくつかのグループが前を歩いているので、それも指標にしていけばよいのだと。真っ直ぐな車道でも、側道がついており、そこは土の道。ポプラや低い潅木が植えてあり、それも目印。潅木の葉っぱの部分が地上から1.5mくらいに揃えられているため、地面が起伏になっている箇所では、木々の葉っぱの部分もアーチ状を成して続く。リュックを背負ったまま、走ったらどのんなものかと・・。走ってもそんなにおかしくはないものである。まずは、目的地のEL BUROGO RANERO(エル・ブロゴ・ラネロ)まで、17.9kmを「ずり足走法」で走ってみる。 不思議なことに、前に行く人を走って追い抜いても、スタスタその人は、付けてくる。相当の速歩の人である。あとでわかったことであるが、小生のずり足走法のスピード(キロ10分位)と速歩の人の速度はほぼ同等であったことである。恐るべし。アルベルゲ(宿屋)の場所は、どこでも捜すのが少々難しい。街道に面していれば、楽であるが、面していない場合は、矢印が2方向となり、アルベルへ行くか、アルベルゲに寄らず真っ直ぐ進むかである。たいていはアルベルゲに立ち寄って、スタンプを頂戴したり、情報交換を行ったりするようである。
アルベルゲのEL BUROGO RANERO(エル・ブロゴ・ラネロ)《344.2km》 pm4:45頃到着。