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カテゴリ:ジョグ&スケッチ
一升餅、メルトダウン_story(4112)2016.3.18 毎日少しづつお読みください。
宿鳳山高円寺の山門 山門手前に参道を横切る形で車道があり駅に急ぐ人たちが自転車で通っていく。徳川3代将軍の鷹狩の折にはこの高円寺の茶室で寛いだと伝えられる。小沢村だった地名を高円寺村と改称させたのも家光であったと伝える。 徒然の記1 一升餅 「一升餅」に「選び取りカード」 なんと子供の一歳の記念に一升餅を背負わせるという。子供が「一生食べ物に不自由しないように」という願いを込めて背負わせる縁起物のお餅である。また金持ち、政治家、音楽家など将来の職業を絵にしたカードを選ばせ、将来を占うという。こんなのが今時の”一歳児”の祝い方であるという。SNSのせいであろうか。 1.2kgくらいの重さのある大きな餅を風呂敷包にくるみ背中から背負わせてみた。赤ん坊は当然その重みに耐えかねてつぶれて泣き始める。イスに手を添えてとにかく自分で一生懸命立つという瞬間をカメラに納める。なんとも賑やかで手荒い祝い方である。 餅には赤ん坊の名前まで染めてある。こんなビジネスがあるのか。 爺々がこれを見かねて背負ってみることにした。写真に収まる。そのまま旅に出ることにする。赤ん坊の代わりに世界を見てこよう。 徒然の記1「原発メルトダウン 危機の88時間」 3月13日(日)放送のNHKスペシャル「原発メルトダウン 危機の88時間」21時00分~22時30分を見た。こんな恐ろしい事故報告は初めてだろう。全世界が注目するわけである。 一纏めにすると・・ 福島第一原発では、複数の原子炉でメルトダウンが起こり、連鎖的に被害が拡大していった。2号機の格納容器の破壊があれば東日本が全滅していた。なぜかつなぎ目から圧が逃げて破壊は避けられたが、5年たった今でも内部の様子はわからない。 地震発生からの時系列は以下の通りである。太字・・経過時分、()内が実時間。アルファベットはディスターブなどの人的要素。 0:00(2011/3/11 14:46)地震発生、スクラム(原子炉緊急停止)、IC自動起動→0:49(15:35)巨大津波到達→0:51-55(15:37-41) SBO(全交流電源喪失)、DGトリップ(非常用ディーゼル発電機が停止)→ 4:43(19:29) 1号機 メルトダウン→A→B→24:50(3/12 15:36) 1号機水素爆発(メルトダウンする前に大量の水素が発生)→C →35:56(3/13 2:42) 3号機冷却機能喪失→40:47(3/13 7:33) 3号機メルトダウン→D→68:15(3/14 11:01 3号機水素爆発 →70:39(3/14 13:25) 2号機冷却機能喪失→78:23(3/14 21:09) 2号機メルトダウン→4号機建屋の爆発→87:28(3/15 6:14)2号機格納容器のサプチャン(格納容器の一部)の圧力ゼロ(格納容器に穴が開いた? 大量の放射能の放出が続く)→88:00(3/15 6:46) 2号機格納容器破壊の危機・・ →冷温停止状態になるまで9ヶ月。 A・・3/12am6:00 官邸から総理が現地視察と連絡あり。決定事項であると一方的に通知。全面マスクの手配も要求される。(これの対応のために現場が混乱?) B・・23:15 3/12 pm2:01 遠隔でベント成功。格納容器の圧力低下が確認される。しかし。 C・・待望の電源車到着。作業中、1号機水素爆発。電源車損傷。 D・・消防車とベント作業再開。3号機水素爆発。作業員40名が損傷も無時生還。 E・・注水優先でSR弁を開けるか、格納容器減圧優先でベントを開けるか、2案の選択肢。ベントを主張する福島側に対し、マニュアル通りSR弁を主張する東京側(原子力安全委員長・班目(まだらめ)春樹、清水社長など)と意見の対立。結局SR弁を開けたが、期待した消防車は燃料切れのため注水できず危機的状況が早く訪れる。 2号機の格納容器の破壊があれば今ごろこんなblogなど呑気に書いておれない。だって東日本は壊滅していたのであるから。こんな危険な状態にあったなんて。ベント操作で大量の放射能が撒き散らされた。外人が日本から逃げ出したのは正しかった。我々が知らされていなかっただけではないかと。 さて、済んだことをとやかく言うのはよそう。この大事故の教訓では、上記にある「全交流電源喪失」が最大の問題点である。予備のバッテリーや発電装置がなかったのかという点であるが、残念ながら地震や津波のない米国内陸仕様の原子炉を、海岸近くに建てたことに人為的なミスがある。 地下室に非常用バッテリーや発電装置を集積させていたのだ。これでは津波にやられてはひとたまりもない。15:35に11mの津波が押し寄せ、建物を破壊し始めていた。シャッターを突き破った海水は、勢いよく地下室に流入していた。2分後の15:37には全電源喪失という緊急事態が起こっている。 なんとお粗末な。原発事故は完全に人災である。地震大国+津波大国でもあるのに、電源を海岸近くに置き、それも地下装備にすることなど考えられないことである。 にもかかわらず誰も責任を追及されない。みんな想定外の事故と言い逃れをする。だれも建設当時異を唱えるものがいなかったのであろうか。 しかも、地震発生から津波までだれも外を見ていない。誰も津波来襲の状況をモニターもしておらず、全員建屋の中で作業したり安全確認をしたりしていたのだ。 コントロールできない原子炉は、建設したり動かしたりしてはいけないのである。 KeyWord・・ スクラム・・原子炉緊急停止 IC・・イソコン(非常用冷却装置)・・福島第一原発では40年来起動したことがないが、激震を受け自動起動したもよう。電源が供給されているかぎりこれをon-offを操作した。SBO以降は操作できない。3号機はSBOの2秒前にonとしたため、冷却が12時間以上ももった。 豚の鼻・・原子炉建屋から外に出ている排気口 DG・・非常用ディーゼル発電機 DGトリップ・・DGが停止 SBO・・ステーション・ブラックアウト・・全交流電源喪失 RCIC・・非常用冷却装置 HPCI・・非常用冷却装置 TAF・・核燃料の上端水位 8ヶ月間現場を指揮した吉田所長は2年4ヶ月後の2013.7.9に食道がんで死去。享年58歳。冥福。 徒然の記3 孫の1歳の近況とMy Map 這えば立て、立てば歩めの親心・・生後9ヶ月から1年4,5ヶ月と差がある「歩きはじめ」。 孫もおぼつかないが、6歩くらい歩き出した。もっともハイハイが俄然速いので用事はハイハイで済ませるが、なんかの拍子にすっと立って歩くようになった。 顔をみると、一瞬気合が入るような顔つきになっている、つかまり立ちをして歩くか、お座りして時に何か意を決してすっくと立ち上がり、2,3歩歩くという瞬間が多くなってきた。 1年の成長尺度でいくと、毎日が1/365づつ成長しているわけで、この差分は日々大きい。毎日が新しい発見である。 我が家では娘家族が来たりして客人が居る場合でも、皿洗い、洗濯という仕事の分担には変わりがない。大量の皿や洗濯物に奮闘する毎日。旅準備がまったくできなくなってしまった。My Map作成も最近は南北で30kmほどしか進まない。 コンピューターの画面の都合上、1地図で縦2km横4kmというような塩梅なので、ポルトガルの道など南北のcamino道は1日分の行程が、mapにして15枚も必要となる。1枚10分として150分もかかるという膨大な工数である。 徒然の記4 日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会 報告会2016.3.12(土) 下北沢にある、「北沢タウンホール」 3F ミーティングルームで盛大に報告会が行われた。(巡礼に行く人が増えて、もうこの部屋は狭すぎる。)年2回ある報告会には最近必ず出かける。前回は失敗談を中心に2回目の発表をさせてもらったが今回のは3組の夫婦の話と、30代女性の夏・冬の一人旅の2題。皆な貴重な体験を語り継いでくれ大いに盛り上がった。 キャンセル待ちが出るほどの人気の報告会で、講演後の懇親会も楽しみ。おいしいワインやデザートで、話がさらに盛り上がる。 真冬のフランスの道を旅した女性がすごい。冬山仕様(コンフォート温度-2°?)の寝袋と衣類などが主なリュックの総重量がなんと8kg程度。よほど耐寒体質なのであろう。 ユニクロのヒートテック素材などの下着を着こなしたという。冬場ならではのびっくりな仕掛けが随所にあり楽しめたという。じっくり話を聞きたかったが何重にも人が取り囲み寄りつけなかったことが残念。 次回からはもうすこし時間がほしい。情報交換もコツがいる。 徒然の記5 映画:エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)2016.3.16 3月12日(土)から公開されている「エヴェレスト 神々の山嶺」を観た。 この映画、エヴェレストの山岳地図があると3倍ほど面白くなるのではと下図にすこし図解(Google Mapから)した。ルート図は過去の遠征隊のルート。 先の映画「エヴェレスト(3D)」や「空へ」(ジョン・クラカワー著)、さらにはこの映画の原作の夢枕獏さんの小説「神々の山嶺(いただき)」を読んだり観たりしていればなおさらである。 エヴェレスト南西壁の1000m以上のほぼ垂直の岩場。大絶壁を冬季・無酸素・単独で登るという壮絶な挑戦。行程は4日を予定。 何のために登るかという問いかけの陳腐な答えは「そこに山があるから」であるが、ここでは「ここに自分が居るから」という。 山で死んで本望だという軽いものではなく、生還するために全霊をかけるべき、それこ足が利かなければ、最終的には目で登れとそれがだめなら心で想えと言う。そういう姿勢で山に臨むべきであると説く。深く心を打たれた。 南西壁面の最大傾斜は計算では75°でほぼ垂直。(250mの水平距離に対し垂直は1000m excelで解く場合は、アークtan関数を使う。「=ATAN(250/1000)*180/PI()」(PI()はπ関数で、3.14***)で計算すると角度を出してくれる。) キャストは伝説の孤高のクライマー羽生丈二(:阿部 寛)、野心家の山岳カメラマン深町誠(:岡田准二)、羽生を慕い山で遭難した岸の妹 淳子(:尾野 真千子)など豪華キャスト陣。必見の山岳映画。 標準ルートと今回のルートとの差 徒然の記6 バッテリーチャージャー&ソーラ発電 春先の暑い日差しに先日買ったソーラ発電とバッテリー、電流チェッカーなどを試してみた。 15W-2面のソーラー発電(Anker PowerPort Solar Lite USB ソーラーチャージャー)は太陽に当たった瞬間強力な電流を生み出し始めた。 バッテリー(Anker PowerCore 10400)を満杯にしてしまえば、スマホ3回分くらいの充電ができる。野宿を繰り返しても大丈夫そうである。しかし・・このソーラーパネル大きすぎる。 26cmx15cmが2面と大きい。リュックに付けるのが恥ずかしくなるくらいの大きさ。先々野山で実験してみよう。 以前のPower Filmのソーラー発電は12cmx7cmが4面とかわいいが力不足。 徒然の記7 My Mapの作成・・OSM(Open Street Map)による道のトレース MyMapもようやくPortoまでやってきた。ValençaからPome de Limaの山岳コースはOSM(Open Street Map)でも山岳地図を使うと有効である。400mの山をう回するように周っているのがよくわかる。 このポルトガルの道を今回は、逆方向にSantiagoから南下する道を行くため矢印を頼りにはせず、MyMap Onlyで行かねばならないと覚悟している。道行く人に聞けばよいのであるが、タブレットを友にして歩くため、MyMapにすべてを記載しておこうという裁断である。そのため地図作製に時間がかかっている。 徒然の記8 アウトレット南大沢2016.3.18 mont-bellの南大沢店。今日がリニュアル・オープンの日。”買い物running"で迫ってみた。 正規品とファクトリ・アウトレット品が場所を分けて展示されているユニークな店で、いろいろ物色するのが楽しい。欲しかったダウンハガー900#2の寝袋を12000円も安くgetできた。 この寝袋、リミット温度-8℃、コンフォート-2℃仕様ながら、665g、Φ13cm、28cmと小さく軽い。布団を担ぐというイメージの寝袋ではあるが、こんなに小さいと嬉しくなってしまう。 4月から、ドイツ製のテントといっしょに使ってみよう。せっかくドイツで買ったテントながら組み立てが面倒で、熟練する必要がある。これがだめなら一般のテントか、あるいはULシェルターのどちらかである。6月以降になるという新型マットを待って、7月に最終実験してみよう。今回も旅の2日前に装束が変わるのか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 18, 2016 06:15:26 PM
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