テーマ:スケッチ(560)
カテゴリ:ジョグ&スケッチ
五輪自転車ロードレース、月夜野run、伊豆山は人災
Course supporter for Cycling Road Race of Tokyo Olympic ,Tukiyono-running、Izusan is a man-made disaster_ story(4501)2021.7.10 During the rainy season,Today's mountain ridge is clear. The morning glory on the balcony is in full bloom. Vaccination in Africa is delayed. The rising trend of the 5th wave worldwide. 梅雨の晴れ間か、まったく見えなかった山稜が今日はよく見わたせる。ベランダの朝顔は咲き誇っている。アフリカのワクチン接種が遅れている。世界的に第5波の立ち上がり傾向。 ■所感 7/12-8/23の6W、東京が4回目の緊急事態宣言が発令され、埼玉、千葉、神奈川がまん延等重点措置の延長となる。 五輪が開催される予定であるがこの4都県で行う競技はすべて無観客挙行となった。ワクチンの65歳以上の2回接種者が40%を超えた半面、64歳以下の2回接種者は0.7%で極めて低く、第5波は急激な立上がりとして形成されていく筈。そのピークは8月10日と予想する。五輪(7/23-8/8)、パラ(8/24-9/5)の期間中、緊急事態宣言とまん延等重点措置とで盛り上がりに欠ける五輪となろう。それでも大過なく完遂させればそれはそれで世界に対して強いメッセージとなろう。そのためにも大会期間中は、ワクチンを打ったエッセンシャルワーカー以外は動かないように願う。五輪大会期間中の2wは全員TVに齧りつき、外出禁止としよう。 ・ ■今週の1枚 Sakuragaoka-Viewing (桜ケ丘公園topから聖蹟桜ヶ丘、百草園方向を眺望 2021.6.22) 旧聖蹟記念館がある丘の上から遠く多摩川方向を展望する。足元の森はかなりの傾斜で小道がついている。140mくらいの標高から一気に丘を下っていく。その落差は50mほど。 ・ ・ 目次 徒然の記その1 五輪自転車ロードレース・ボランティア講習会 徒然の記その2 両国橋・月夜野へrunning 徒然の記その3 熱海・伊豆山の土石流 徒然の記その4 吉田菊次郎「お菓子な旅」 徒然の記その5 トレッドミル 徒然の記その6 ボロディン・韃靼人の踊り、バルトーク・舞踏組曲、ドボルザーク交響曲第6番 徒然の記その7 Covid-19 日本・世界状況 ・ ・ 徒然の記その1 五輪自転車ロードレース・ボランティア講習会 2021.7.2(金) ■7月2日(金)17:30-19:30の2時間、目の前の「サンエール相模原」で五輪の自転車ロードレースのコースサポータ(ボランティア)への説明会があった。東京・府中市の武蔵野の森(調布飛行場のそば)から甲州街道、多摩センター、南大沢、町田街道を経て、22kmで神奈川県は都県境の境川・稲荷橋に到達し、この先30km(52km地点)で山梨県堺の道志川・両国橋に到達する。この30kmがコースサポータの守備範囲となる。2mに一人立つという計算では道の両側に合計3万人が立たねばならないが山間僻地が20kmもあるので割り引いて2.7千人くらいが立つ勘定。それを9回の説明会で毎回300人くらいに説明していくというので大変な準備状況である。5月29日(土)にあった自転車レース・ツアー・オブ・ジャパン2021とは比べ物にならないくらいの規模である。 自転車ロードレース競技は、自転車版マラソンで距離が長い。7/24(土)男子244km、7/25(日)女子147kmの2日間、富士スピードウェイをゴールとして、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県に跨って展開される。神奈川県のコース30kmは起伏が激しく全体的に難易度の高いコースとなっている。最初の6kmが都市部で、あとは山間である。自転車レースで混雑を極めるのが走るのが自転車だけではなく、関係車両、モトバイクなど様々な車両が追従するため目が回る。選手団55チームおよそ250名の前に、75分前グループ(以下G)のリードカー、警察車両、45分前G(テクニカルデレゲートカー等)、30分前G(チームサポートカー、プレスバス)、10分前G(コントロールカー) これに選手団が続く。 すなわち選手・競技G(プロトン(選手団)、チームサポートカー(ドクターカー、モトコミッセール、ブラックボードモト、チームカー、フォトグラファーモト、ウォーターモト)、ニュートラル(共通機材)、サグワゴン・ブルームワゴン(回収車)、セキュリティモト・救急車) これにしんがり軍団が続く・・スイープカーG(スイープカー等)(スイープカー通過後15分間で資機材を撤収)、規制解除G(警察車両等)。 走行路をFOPと言い、ここにスマホをかざしたりすることは許されない。よって縁石内に全てを収め通過を見守らねばならない。 セーフティーコーンには3kgの重しが付く。仮設の標識は20kgの重さがあるという。コーナーには鉄柵を立て矢印板を設置。 ■支給品:Tシャツ、帽子、レインコート、スポーツタオル、ペットボトル4本・などなど。 まぁ当日カンカン照りにならないことを願いたい。我が142-4班の集合場所は家から1km。R413沿いの場所である。そこのコースサポータは男女半々で計24名。東西220mが守備範囲。7/24(土)は9:40集合で実際の交通規制は10:40-12:45。7/25(日)は11:40集合で実際の交通規制は12:40-14:45。先頭の通過時間は武蔵野の森から25km地点なので男子時速30-40kmの幅では、スタートから約38分から50分で通過すると計算。11時スタートでは先頭集団が11:38~11:50通過。女子時速25-35kmの幅では43分~60分。13時スタートでは13:43~14:00通過。 拘束時間は両日とも3時間程度。東京は緊急事態宣言下、神奈川はまん延防止等重点措置下であるので沿道の応援も少ないかも分からないがまぁ精一杯頑張ろう。 実は交通規制は、4時間ほど前から周辺で始まっているという。いきなりそこだけ交通規制すると大混乱になるという。2,30km離れた厚木の246号あたりから信号調整を行うというのだ。なにか警察関係のドラマを体験しているような感じで気分が高まってくる。 ・ ・ ・ 徒然の記その2 両国橋・月夜野へrunning 2021.7.6(火) ■恒例の”火曜日long”は 五輪自転車ロードレ-スの神奈川県全域にチャレンジ。 梅パワー(梅のビール煮の副産物:梅ジャムとシロップ)が持続しているようだ。今回は31.2km。 五輪の自転車ロードレース競技と同じ道をrunningする。 コース: 自宅6:12→都県境の境川・稲荷橋start point6:22→(R413 津久井街道)→相模台→二本松→原宿→久保沢→(旧)小倉橋→県道510→串川橋→(R412)→青山8:13→(R413 道志道)→青野原→西野々9:53→夫婦園入り口10:42→横山トンネル(2019/11 竣工)11:11→R413最高地点451mpoint11:16→青根→音久保→両国橋→月夜野goal 11:48 31.2km Min69m、Max451m、up(+1090m)、down(-862m)、見做し距離48.1km、5.5時間 気温27℃、曇り 42,002歩。 ・ ■今回の道志川。2018.9.30に日本に上陸した超大型台風24号(915hPa)により国道413号が壊滅的被害を受け、復旧に1年を要して2019.11.11にトンネルを一つ増設して完成したものである。平均斜度13°という植林の山々は幾筋もの谷を持ち、いつ崩落してもおかしくない危険地帯に国道が走る。 出来たばかりの真新しい横山トンネルをくぐり、R413最高地点451mを過ぎて下り坂に転じ青根地区から音久保→両国橋→月夜野へと至る。 ここで今回のGaolであるが、山中湖へはここから34kmである。三ヶ木から山中湖へ50kmで、以前はテントを担いで走ったものである。山中湖一周マラソンの応援に駆け付けようと前の日から走り始めたのだ。そういう意味もありこの道志の道はまだ舗装される前の土煙の時代から、車で、runningでと幾度となく通っている道で思い出が詰まっている。 2018.10.10にはJR藤野駅から青根に入り、国道補修工事の脇を通って夫婦園見学runを行っている。「遙かな友」の作詞・作曲の磯部 俶(とし)の歌碑を訪ねたりしている。最近は東海自然歩道の焼山への登山として青野原から入ったものであるが、それ以西は歌碑巡り以来である。 沢山の沢を跨ぐすべての橋や法面には養生がされ厳しく管理されているようだ。なにせここを台風シーズ前の一時を、五輪の自転車レースが男女とも7/23,24に疾走するのであるから。 ・ ■月夜野からの最終バスはなんと12:55。これを外すと三ヶ木まで15kmをまた走って帰らねばならない。三ヶ木からのバスが12:53到着。そのまま折り返して行く。客は小生1人。貸し切りバスのような形で申し訳ない。13:40には三ヶ木に到着した。そこから橋本行きに乗り換え帰途につく。2路線のバスの区間で合計90分くらい。 ・ ・ ・ 徒然の記その3 熱海・伊豆山の土石流 2021.7.3(土) ■悲劇は7/3 午前10:30頃に起こった。標高402mにあった5万4千トンに及ぶ盛り土の殆どが、土石流となって逢初(あいぞめ)川に沿って海岸まで2kmを流れ下った。傾斜は平均して11度。その間にあった130戸の家々を破壊しながら。twitterに投稿された映像は、直径15mほどの土砂の猛り狂う塊となって、家屋を破壊しながら流れ下る地獄絵であった。雨量は30mm/hと大した量ではないが、積算すると、7月一ヵ月の雨量を2日で達成したというかってないほどの量であったという。 避難指示は出されなかったが、ハザードマップ上では危険予想地帯に当たっており住民の早め早めの避難が必要であったのだろう。しかし時が経つにしたがい事故の全貌が明らかになりつつあった。 すなわち小川の上部に造られた造成エリアが災いの元であると。植林をした林でもこれだけの雨量に持ちこたえず、方々で崩落しているとき、木を伐採し、盛り土を5万立方メートルも積み上げた造成地が崩れないわけがない。しかも谷底ではなく、山の上部の沢筋を平らにした部分である。近くには26,000平米(東京ドームの7倍)標高460m-360m、長辺500m、短辺70mの巨大メガソーラー(下部の半分はまだソラーパネルが設置されておらず土が剥き出し)があり、これが崩れれば同じ谷筋を通って同様な災害を齎(もたら)すであろう。ただこちらの方は伐採しただけの台地とさらに200mくらいの平坦な林があり、一気には崩れないとは思う。 土地取引の専門家が山林を買いあさり、一部を宅地やメガソーラの業者に売ったりしていたのであろう。北側の住宅地に住む男性は、最近も、雨の前にもひっきりなしにダンプカーが土を運んでやってきていたというではないか。「盛り土であったことは知りませんでした。」と弁護士を介して話しているという。「知りませんでした」と言いながら、現に今でも盛り土を行っているではないかと。天空にこんな危険な工事をよくぞ熱海市は許可をしたものである。所謂、土木の怖いお兄さん達が工事をしておりひ弱な市の職員が口出し出来なかったのかもしれない。国や県が職権を発動して早く工事を中止をしなければならなかったのだ。坂道の斜度は11度。8度を超せば胸突き八丁になる急坂である。 これは明らかに人災であり、上部を植林して元に戻すまでは、麓の伊豆山の住民はそこに住めないということだ。こんなばからしいことがあってよいのだろうか。至急、ここを何とかしなくては。さらに崩れれば、トンネルを出で剥き出しになっている新幹線も危ない。 ■法規制案・・谷筋がある山の上部などを造成するときは、ダム並みの治水工事を義務付ける。地盤が固まる5,6年様子をみて、その後の開発を進める。 メガソーラーなど海外資本が入る場合でも、リスク分担の費用は膨大となる旨の公示。 すでに敷設されてしまった造成地の下側に住宅地など建造物がある場合は頑強な土木工事を命じる。しかし、既設のは難しそう! ・ ・ ・ 徒然の記その4 吉田菊次郎「お菓子な旅」 2021.7.10(土) ■たまたまウィーンからザッハトルテ(Sacher-Torte)が届いた。木の箱に入った上物。 オーストリア の ホテル・ザッハーの銘菓で、アンズジャムを 塗り 重ね 、 チョコレート をかぶせてあるスポンジケーキ である。この菓子の歴史は200年前に遡る。「会議は踊る」で有名な1814-15年のウィーン会議で、オーストリアの宰相メッテルニヒがお抱えのシェフのエドヴァルト・ザッハー に「いままで口にしたことがないようなものを出すように」と命じて作らせた料理のなかで、饗宴の最後を飾るデザートに、重厚この上ないチョコレートのトルテを出したところ大喝采を得たという。後独立し、自分の名前を付けたホテルを開業し、トルテもザッハートルテとして同ホテルのスペシャルテとして多大な評価を得たという(1832年)。話はさらに続き、デメルという老舗の菓子店(1789年創業)でも デメル・ザッハトルテ(杏ジャムが内層に入っていない)を出し今でもライバルという。ザッハの娘と、デメルの息子が恋仲でレシピが漏れたのではないかとささやかれている。デメルは今でも屈指の人気。 吉田菊次郎(1944-)氏は小生と同年配であるが、こちらは世界的に有名なパティシエで、俳人としても吉田南舟子と名乗り活躍している。フランス・スイスで洋菓子を修業し数々の国際賞を受賞し渋谷にブールミッシュを開店。 著作は多数あるが、たまたま読んでいた「お菓子な旅」(2000年 時事通信社)にウィーンのザッハトルテが出ている。この本はパティシエの吉田氏がツアー客20名くらいを引き連れて巡った南欧、東欧、ブルターニュへのお菓子の食べ歩き旅の全貌である。 南欧では、Paris→Lyon→Valence→Nice,Monaco→Athenesを旅し、最後は地中海クルーズで締め、 東欧ではPraha→Budapest→Bratislava(Slovakia)→Wien→Salzburg→Insbruck→Veneziaと進み途中でオリエント急行に乗る、 ブルターニュではParis→Mt-St-Michel→St-Malo→Brest→Pont-Aven→Nantes→La Rocelle,Ile de Ré→Chinon→Tours→Orléans→Paris ロワールでは古城を貸切っての宿泊と、 各旅ではサプライズが用意されたセルブの人たちの豪華な旅で垂涎である。 今の時期こういう旅物を読んで癒されるのもいいだろう。 お菓子やレストランでの料理、さらに移動中の勉強会とふんだんで、快活で面白い。実はこれも先の遠藤順子さんの本「河の流れのように」(2009年 女子パウロ会)に出ていたのだ。吉田菊次郎から進呈された本「お菓子歳時記」の紹介記事から吉田氏を知り、氏の本を検索して図書館で借りてきた本なのである。 この本の中では上記ホテルザッハのレストランでの昼食の様子が綴られている。三ツ星レストランは、パリのタイユヴァンやラセール、トゥール・ダルジャン、グラン・ヴェール、リヨンのポール・ポキューズやトロワグロ、モナコのルイ・キャンズなどがあるが、給仕を仕切るボーイ長(メートル・ドテル)の目配りには共通するものがあるという。すなわち寸分の隙がないのだという。決して客に目立たず、それでいて客のいかなる動作も見逃さず、目だけでボーイ達に指示を与えているのだと。 ついでにと、世界一流のホテルの紹介も羅列される。今回は予約が取れず泊まれなかったこのザッハホテルのほかにウィーンではプリストル、モナコではカジノ付のグランホテル、ニースではネグレスコ、セビリアでは中庭が印象的なアルフォンソ13世、シンガポールではラッフルズ、イタリアはコモ湖のホテル・ビラデステ、ブダベストではゲレルド、ロンドンではリッツ、郊外ならマーローのコンプリート・アングラー、パリではジョルジュ・サンク、ビバリーヒルズハリーゼント・ビバリー・ウィルシャー、ローマではエデンかエクシオール、ベニスはダニエリ、フィレンツェはグランドホテル・ビラフォークなどと。とどまること知らず。 貧乏旅ばかりしてきた小生とは違う世界であるが、こういう贅沢な旅もたまにはしてみたいものだ。 さて、この本のブルターニュの旅にあった、La Rocelle(ラ・ロッシェル)とIle de Ré(イル・ド・レ)は小生のヨーロッパの貧乏長旅の2回目の2016.8.24に近くを通っている。HPにある旅日記(My travel note across Europa ヨーロッパ横断紀行(2015-2016)の【11. 2016.8.24(水) Les Hutles(レ・ズテル)からCamping Les Sables(レサブレ)まで】:http://turbo717.ciao.jp/camino/200_000_013_Les%20Huttes-Irun.htm+)に載っているので、読み返していた。La Rocelle(ラ・ロッシェル)駅舎をスケッチしたりしていたので町はよく覚えている。この西側の大西洋に幅5km、長さ25kmの大きな島Ile de Ré(イル・ド・レ)が3kmの橋で結ばれておりフランス屈指のリゾート島であるという。友達やその家族が経営するレストランがあるという。それらの友達は、若い時に修業した仲間でヨーロッパ中にそういう友達がいて今でも通信しあったり交流があるというのだ。一生の財産である。 そんなこととは露とも知らない小生は炎天下を、とぼとぼと6kmも先の Les Sables(レサブレ)キャンプ場へ南下しテントを張っている。ここも2kmのビーチがある場所であったが、Ile de Ré(イル・ド・レ)とは違い素朴な海岸であった。 ついでに「ヨーロッパお菓子漫遊記」(1996 時事通信社)も読み進めている。 ・ ・ ・ 徒然の記その5 トレッドミル 2021.7.5(月) ■スポーツジムのランニングマシンTreadmillに初めて挑戦した。大雨の日はジムに限る。専用の靴を持参して目の前のサンエールに寄ってきた。雨でも外を走れないことはないのであるが、靴を濡らすと後が大変である。生乾きになると臭く匂ってくるからだ。靴乾燥機などこんど電気屋で買ってこよう。雨の時はビニール靴などの水滴を弾く靴がよかろう。いまはそれがないのでジムに通ってみたという次第だ。 お目当てのランニングマシンは誰も乗っていない。2時間ぐらい連続してこげるものであるなら至極満足したであろうが、あろうことか1人1回20分までだという。時速6kmとすれば2kmしか走れない。機械が自動的に止まるのでお話にならない。ただインターバルを置けば何回でもやれることがわかったので連続して、4回くらいやってみた。最初は止まった状態なので、0.1刻みでspeedをあげていく。6kmともなれば機械が唸りを上げてベルトを回転していくようで、怖い感じ。もたもたしていると外に弾き飛ばされる。角度も0.5度刻みで上下できる。坂道を走るイメージですこし上げてみた。慣れてくると一般道路を走る感じで心地よい。心拍数や呼吸数も表示される。 実際の道路を走るときとでは何が違っているのであろうか。自重を前に押し出す力は、こちらでは蹴り上げる力として代替えされている感じがするが景色が変わらないので精神的には疲れる。 ・ ・ ・ 徒然の記その6 ボロディン・韃靼人の踊り、バルトーク・舞踏組曲、ドボルザーク交響曲第6番 2021.7.9(金) ■2021.9.26(日)に府中の森芸術劇場・どりーむホール14:00開演で行う市民オケの第84回定期演奏会。秋の無料コンサートですのでぜひご来場を。予定を開けておいてください。今回の曲目。なかなかの取り合わせである。この3曲に共通するのが、強烈なリズム。ドボ6では3楽章のScherzoの部分など。席を固定するのが難しいくらいだ。身体が動いてくるであろう。若がえりのためにぜひ。 ・ バルトーク(1881-1945)の舞踏組曲などアマオケでは滅多に取り上げない曲という。難曲中の難曲であるから。ただ今回の指揮者木村康人氏が音大(米・NY・マネス音楽大学)の卒論で取り上げた曲らしく解説も詳しく団員へのオンライン講座も予定されているのでくらいついていく価値はある。小節ごとに拍が変わるのであるが、これも慣れてくれば弾けないことはない。毎日毎日スコアと睨めっこの日々。 あるとき、こんな複雑なリズムは仮想通貨の暗号文の鍵ではないかと思い立った。うまいぐあいに4分の2拍子が続く箇所があったので、八分音符♪の連なりを16進数と見做して読解いてみた。△△△♪は"1"、△△♪△は"2、△△♪♪は"3"、△♪△△は"4"、♪△△△は"8"というように。16進数では10以上の数には一文字でABCDEFを当てはめる。そうすると最初の部分から下記のようになる。 245A 5A7A5E65 1557A3938 7F6D744 555A5736D84 678、7D5C col-legno(弓の背で弦を叩く 5555557D57DE) pizz(ピッチカートで)AA957A6、arco(アルコ:弓で)555794149243F 7A5F64(最後108小節)。 5Aや7Aという箇所が散見されるが、同じリズムは一つもない。不規則に足踏みする踊りのようなリズム。葉っぱが風に吹かれつつ、不規則ながらも、吹き飛ばされることはなく茎にちゃんと付いているという変な安定感。それを表現しているかのようでぞくぞくするリズムだ、皆さんも一度舞踏組曲の最初の部分をYouTubeなどで聴いてみたらいかがだろう。VaやVnがダウンボー(下り弓)でゴツゴツと弾いている「第一の舞曲」のリトルネッロまでの108小節にわたってこのリズムが刻まれる。 ボロディン(1834-1887)の韃靼人の踊り(ポロヴェッツ人の踊り)こそ「娘たちの踊り」「男たちの踊り」「全員の踊り」「少年たちの踊り」の要素がロシア・コーカサスの民族舞踏を彷彿とさせる。薬学博士とロシア国民楽派という2重職業のボロディンの傑作である。実際のオペラでは合唱が入る「娘たちの踊り」の箇所は、オケ版ではオーボエとViolaが優美な主題を歌い上げる。聴かせどころであるがポルタメンテ奏法(指をグリサンド)でやると情感が出る。まぁこれらも寝食を忘れて数万回練習せねばならない。 コロナの分析などやっている暇はないのだ。いいかげんい収まってくれ~~!! ・ ・ ・ 徒然の記その7 Covid-19 日本・世界状況 2021.7.10(土) 今回からワクチン、日本を先に論じる ■ワクチン接種 日本では少なくとも2回以上のワクチン接種人口が7/8時点で2,130万人(16.87%)を超えた。 ワクチン接種回数は7/9時点で全世界33.8億回。約3,650万回/1日のペース。米中印で61.1%を占めている。 ・ 接種完了人口の割合 UAE(United Arab Emirates アラブ首長国連邦) 65.5%、チリ58.2、イスラエル57.3、英国51.0、米国47.6、スペイン42.5、独40.8、シンガポール38.6、ポーランド38.2、ポルトガル37.9、伊35.3、仏34.2、チェコ34.1、日本は16.87%(2,130(先週比+530)万人)と世界15位に浮上。ただ64歳以下が0.8%と圧倒的に少なくデルタ株の脅威に晒されている。 ・ メーカー別の契約数は、ファイザー(mRNA型)29.63億回、アストラゼネカ(ウイルス・ベクター型)20.64億回、ノババックス(ナノパーティクル)15.19億回、モデルナ(mRNA型) 13.15億回、J&J(ウイルス・ベクター型) 11.36億回、サノフィー(蛋白質ベース)7.32億回、シノバック(不活化・弱毒型)4.96億回など。その他、ガマレヤ(ウイルス・ベクター型)米国4.42億回 、ヤンセン(ウイルス・ベクター型)米国 など多数。開発中:大阪大学、シオノギ、武田薬品(従来型)など。 ・ 接種完了人口の割合ではイスラエルが57.3%でも、新規感染者数が100万人単位で1w平均の1日当たり、48.9人と急増。日本の14.4人を追い越した(東京は100万人単位では34.3人)。 イスラエルは上昇傾向。南アフリカは過去の同じ波を繰り返している。 ■日本 グラフ1:日本の新規感染者数の推移:(クルーズ船を含む) 破線は予測値。各波のbottomが下がり切らず、上昇に転じる傾向にある。第5波は6月9日からすでに始まっているとする場合、ピークは8月10日と予想。 ・ ・ グラフ2:日本:都道府県データ(新規感染者の推移) 東京・神奈川・埼玉・千葉は人口比29%であるが、新規感染者率は66%。首都圏の比重が高いまま。 曜日の変動:大阪・東京の一週間の傾向は下記。直近の1週間は赤線。その1週間前は緑色。東京はレベル4を超えている。 東京は過去10wのデータを超えている。大阪は6/20の週のデーダを超えている。 東京が増加傾向。 人口10万人比では沖縄が急激に減少し、東京がせりあがっている。首都圏、関西圏など注目する都府県ではすべて上昇に転じている。 神奈川、北海道、沖縄は減少方向だか減少の度合いが減ってきた。 ■世界 新規感染者数の推移 ワクチン接種で5月2日以降 減少傾向が続いてきたのに、ここにきて増えだしている。δ(デルタ)株が猛威となってきているのではないか。・ ■世界分析グラフ・・(ジョン・ホプキンズ大学データ 2021.7.9(金) 午後9:21のデータに基づく) 南米が急激に減少。ワクチンのせいか。 ヨーロッパが急激に増加傾向。 ■世界の感染者は 7/9には累積の感染者数は1億8560万人を超えた。1日平均42.1万人(先週は38.0万人)で増加に転じた。 死者は7/9に401万人を超えた。1日平均7894人規模で先週より22人の減少でこちらは微々たるものであるが減少が続いている。有効な治療薬が投与されているようだ。 地域毎の死亡率(死亡者/感染者累計)は全世界2.2%に対して南米3.1%、アフリカ2.6%、でオセアニア1.9%。bottomが アジアの1.4%、中近東の1.4%である。 感染者数累計は 1位 米国 (3,379万人)、2位 インド(3,075万人)、3位 ブラジル(1,896万人)、4位 仏(586万人)、5位ロシア(566万人) 、6位トルコ(547万人) 、7位 英国(504万人) 、8位 アルゼンチン (461万人)。 新規感染者の1日平均(直近1w) 1位ブラジル(4.9(先週5.4)万人))、2位インド(4.2(先週4.6万人))、3位インドネシア(3.2(同2.2)万人)、4位 英国(2.7(2.1)万人)、5位コロンビア(2.6(同3.0)万人) 、6位 ロシア(2.4(同2.1)万人)、7位 南アフリカ(2.0(同1.7)万人)、8位 アルゼンチン(1.7(同2.0)万人)、9位 米国(1.6(先週1.3)万人) ブラジル、コロンビア、アルゼンチンと南米が軒並み減少。インドも減少。他は軒並み上昇。世界的傾向! 世界 人口(百万人)、感染者累計数(K) 、+新規K(1W平均) 、 死者(D)、+新規D(1W平均)、 100万D、 K-2W:1W比率、 D-2W:1W比率 全世界 7713 185,685,438 +384,220 4,012,856 +7,791 520 1.04 1 1.米国 329.065 33,792,445 +15,091 606,482 +287 1,843 1.22 1 2.インド 1366.4 30,752,950 +45,603 405,939 +937 297 0.88 0.71 3.ブラジル211.05 18,962,762 +52,101 530,179 +1,544 2,512 0.7 0.85 4.仏 65.1 5,861,390 +2,050 111,476 +28 1,712 1.05 0.75 5.ロシア 145.8 5,664,200 +21,743 139,156 +644 954 1.18 1.19 6.トルコ 83.4 5,465,094 +5,279 50,096 +51 601 0.94 0.8 7.英国 67.5 5,040,065 +22,249 128,601 +18 1,905 1.75 2.07 8.アルゼンチン44.78 4,613,019 +19,693 97,904 +486 2,186 1.05 0.92 ワクチン接種完了人口が51.0%の英国が新規(1W平均)Kで+22,249となった。 直近2wと1wの平均値ではブラジルが0.7となり減少に転じている。 27. スウェーデン10.1 1,092,308 +283 14,642 +2 1,450 0.47 0.51 スウェーデンの新規感染者 1週間の1日平均は283人で、2w,1wの増減は0.47と1以下が続いている。 ・ グラフ3 世界の感染者数 直近の2w,1wの比率で1以上の国・地域(1週間の新規感染者数が前週のそれより増えている国・地域は111/205で54.1%と8ヵ国・地域の増加。値が高い国地域はパプアニューギニア11.34、マルタ7.3、エスワティニ4.22、ガンビア(アフリカ)4.1、スーダン4.07、ラオス3.84、オランダ3.74が高い国地域。 台湾は0.63(先週0.65)とすこし改善。 アフリカ55ヵ国のうち28ヵ国(-3)。南米では11ヵ国のうち1ヵ国(-4)、中米では23ヵ国のうち12ヵ国(0)が「1」以上である。 欧州は増加に転じている。新しい変異株の脅威に晒されているのだろうか。英国が1.35倍(先週:1.72 1w平均で22,249人の新規感染者)。スペインは2.05倍-7,344人の新規感染者など。 アジアの感染者累計(対数グラフ) 累積値の対数グラフからは分かりずらいが、新感染者数のグラフではインドネシアが急激に立ち上がっている。マレーシアは累積で日本を抜いた。(下図) ・ 1w/2w比、ベトナム(1.97(1.64))、タイ(1.34(1.36))、台湾(0.63(0.65))、韓国(1.42(1.33))、日本(1.2(1.04))、インド(0.91(0.87))。タイと台湾を除き増加に転じた。 1週間の新規感染者数推移では、アジアでは日本(1w前の1w/2w比) 0.98→1.04→1.2と悪化。 人口100万人単位の感染者累計では日本120(先週119)位 感染率0.64%、死者0.012%。 ・ ■アジアでは 新規感染者の直近1週間の1日平均(7/9のデータ)は 台湾(+39(+64))、ヴェトナム(+987(+495))、シンガポール(+11(+14))、韓国は(+971(先週+680)人 )で微増。そのなかでインドネシア(+32,425(先週+22,296))とマレーシア(+7413(+6184))が急拡大を続けている。 ・ ・ グラフ4 地域別感染者数推移と死者数の推移(地域別人口100万人グラフ) 北米、南米、欧州の3つの地域は他の国々とは傾向が違い2極化。その中でも南米が100万人単位の感染者、死者とも増え続けている。 (編集後記)・・毎週土曜日午後に発行している絵日記blogです。 その他:turbo717のActivityは下記HPで公開しています。トップページからヨーロッパ6700kmの記録、巡礼データベース、歩き塾blog、課外授業(音楽活動履歴、インド数学、Excelによるパズル)などへリンクを張っています。 http://turbo717.ciao.jp
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