テーマ:スケッチ(560)
カテゴリ:ジョグ&スケッチ
パイプオルガン、川柳、音楽と言語
Pipe organ, humorous poem a satirical haiku,music and language _story(4559)2022.8.27 The mornings and evenings have cooled down and become a little more comfortable. We are looking forward to the full-blown autumn. ■国葬の費用は2.5億円という。 過少見積もりも甚だしい。別途にかかる要人警護費用は35億円というではないか。国民に知らされないままである。「合計費用37.5億円でこれも国費です。」とどうして政府は言わないのか。このように何もかもオブラートに包み、都合のよい数字を並べたてることが日本社会なのである。日野自動車をみよ。全数偽装事件で全工場が止まったままで従業員たち数万人は今青息吐息(あおいきといき)である。なぜ正直に生きられないのか? どこもかもごまかしの社会だからだ。 ワクチンを信じないカミさんが咆えるのだ。私は小市民なので付和雷同型に生きてきたのだが。難しい! ・ ■朝晩がすこし冷えてきた。寝室は南東から南西に90°の角度で抜ける風があるため網戸のままでもけっこう涼しい。クーラーをつけたことがない。 コロナ関連では世界的にはもうマスクの無い普通の生活を取り戻している国も多い。日本が世界最多であることは7月24日から変わっていない。第7波が夏休み-お盆の影響を受け山が2つも出来てしまって少しいびつになったが、減少をし始めているようにも見える。 ・ ■今週の1枚 Sagami Bay from the open-air bath-Aburatsubo hot spring( 三浦市油壷温泉から相模湾 2022.8.11) 油壷のマリンパークは閉鎖になったのだが、油壷温泉(観潮荘)の露天風呂は大賑わい。海水浴の帰りに立ち寄る人が多いからであろうか、待ち行列30分で漸く温泉に浸かれた。眼下に小網代湾、その先が荒崎公園(手前が和田海水浴場)、(その一つ先の小田和湾は見えない)、遠くに由比ヶ浜、稲村ヶ崎と続く。三浦半島西側の全貌を眺望できる。湯舟は女湯? 女性を2人並べてみた。 ・ 目次 徒然の記その1 稔の秋研究会 徒然の記その2 ランチタイム・パイプオルガン・コンサート(東京芸術劇場) 徒然の記その3 川柳 徒然の記その4 T.G.ゲオルギアーデス著「音楽と言語」 徒然の記その5 Covid-19 世界・日本の状況 ・ 徒然の記その1 稔の秋(みのりのとき)研究会 2022.8.24(水) ■稔の秋(とき)研究会の集いには9名が集い談笑。このグループ、やけに時事問題につよく、皆よく新聞を読み記憶している。驚愕するほどだ。今週このblogの特集でもある「川柳」に話を向けると第一生命のサラリーマン川柳の起源に詳しい人がおられ話が聞けた。当初は1事務所内で回覧されていたものが、顧客の間で話題になりだし、社内報に取り上げられ、それが全国展開になり、新聞で一般に募集するようになったのだという。2022年5月の特選は「ズーム中 ペット参加で 盛り上がる」だったようである。うまいものだ。 ・ さて10月に旅行に行く話が急上昇した。小生は考えてみると10月はものすごく忙しい。なにせ月末にカルテットを予定しており練習を始めたものの、Violaのソロパートを完璧にマスターせねばならず、今から悲鳴をあげている。このカルテットにはアメリカからも奏者がやってくるというので責任重大だ。 ・ ■先月は誕生月だったのに、中華料理店の全家福に行けず(グループの中に誕生月の人がいれば杏仁豆腐などのサービスメニューに全員がありつける)今回はリベンジとなった。 JR武蔵小杉駅からJR目黒駅まで。 コース:JR武蔵小杉駅7:00→東急・新丸子駅→丸子橋(多摩川)→沼部橋→(中原街道)→雪が谷大塚→石川町→(石川台)→東工大→大岡山駅前(休憩)→(環七)→南→原町→目黒本町→かむろ坂通り→小山台→林試の森公園(休憩)→西五反田→(山手通り)→(目黒川)→行人坂→目黒・サンマルク2時間休憩→全家福(ぜんかふ)12:30 10km up(+91m) down(71m) 19,296歩。 距離は少し足りないが、着替えフルセットと水1Lを積んでのリュック姿、しかも暑かった。大岡山駅前(休憩)と林試の森公園(休憩)の2つの休憩ポイントではゆっくり寛げた。大岡山駅前は東工大が目の前にあるため沢山の人が通るが木立と休憩ベンチと交番があり待ち合わせのspotになっていた。かむろ坂通りの武蔵小山駅の南寄りが拡幅工事中。走路を間違える。 林試の森公園は旧林業試験場でつくばに移転してから都の公園に払い下げられた公園で12haもある。南側に隣接する都営住宅跡2haの拡張計画もある。鬱蒼とした森で区民の散策やランニングに格好の場所を提供している。以前にも一回東西に歩いているが今回は南東側をかすめるように横切った。 ・ ・ ・ ・ 徒然の記その2 ランチタイム・パイプオルガン・コンサート(東京芸術劇場) 2022.8.25(木) ■5/26(木)から3ヵ月ぶりのランチタイム・パイプオルガン・コンサートである。 ■プログラム オルガン:三上郁代(いくよ) ・ルネサンスタイプオルガン使用(A=467Hz ミーントーン調律法) H.プレトーリウス(1560-1620) 第1旋法によるマニフィカート W.バード(1543-1623)『フィッツウィリアム・ヴァ-ジナルブック第1巻』より「ファンタジア ハ長調」 ・ ・バロックタイプオルガン使用(A=415Hz バロック調律法) J.S.バッハ(1685-1750)コラール「心より我は求めん」BWV727 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548 ・最後の曲はバッハのライプツィヒ時代の1727-1731の間に作曲された「前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544」とともにバッハのなかでも大規模なものだ。足の動きも激しくバランスを崩すようなアクロバティックな態勢となるので補助者が付いたりする曲なのに、1人で弾き切った。壮大な調べは教会で聴ければどれほどすごかったかと思いを馳せながらそれでも2階正面最前列の特等席からは縦10m横10mもの巨大な楽器が奏でる圧倒的な響きであった。演奏時間は12:15-12:45とほんの30分くらいしかないランチタイム・コンサートであったが余韻に浸りながら帰途につく。最後には3台の台座が回転して、モダンタイプオルガンを見せてくれた。なかなかのサービスである。9/29(木)にはパイプオルガン講座をまたやってくれそうなので応募しようかとも思う。 ■今回のrunningコース:昨年から5,6回は東京芸術劇場に駆け付けている裁断である。今回は、JR神田駅から池袋までを走った。もうそろそろこの東京芸術劇場通いも卒業してもよいほど都心→池袋方向をよく走ったものだ。 コース:JR神田駅→神田須田町→旧中山道→昌平橋→東京医科歯科大→順天堂大→壱岐坂通り→東京ドーム→後楽公園(休憩)→安藤坂→トッパン(印刷博物館)→水道→目白坂下→目白通り→東京カテドラル聖マリア大聖堂→日本女子大→雑司が谷→鬼子母神西参道→南池袋→西口公園→東京芸術劇場 9km 15,422歩 ■この中で「雑司が谷→鬼子母神西参道」が初めて通る道であった。幅2mほどの道がうねうねと続く古い街道。道行く人に聞いてみたがさて? 「鬼子母神裏通り」ではないですか?と。 ほんの100mも進めば、大きく「鬼子母神西参道」と看板があった。地元の人も知らない呼び名であったのだろうか? ・ ・ ・ 徒然の記その3 川柳 2022.8.26(金) ■今回のblogの特集は川柳。なにせ高校のZOOM会で9月から余興に川柳を詠んでみようということになった。川柳に古くから興味ある方がまとめ役。そこで日課のrunning中、詠んでいるのだ。暑い最中を。スマホに打ち込み、帰ってみたら全部消えていたという・・「スマホにて メモした川柳 全部消え」涙の川柳である。 駄作など10点ばかり勢いで送ったが、余りにも駄作過ぎて恥ずかしい。5点ほどに絞って差し替えてもらったが結果は如何? たった5・7・5文字で無数の川柳となり、俳句が生れるのであろうか? ひらがな46文字の17乗は3.98x10の56乗くらいあるためまず無数であるが、意味ある言葉という範疇ではもっと少ないが、そこにカタカナ、ローマ字などもあるため同じ句は生まれないのだろう。毎秒1句読んでも100年で345億句。まず尽きることはない。 世の中には秀句が山ほどある。その一例は下記である。うま過ぎてとても足元に及ばない。 ・ ・出典:公益社団法人全国有料老人ホーム協会 「マイナンバー、ナンマイダーと、聞き違え」 「徘徊もタスキをかければパトロール」 「「密です」と言われてみたい 頭頂部」 「ハイタッチ 腕があがらず「老」タッチ」 「老いるとは 増える薬と 減る記憶」 ・ 出典・・情報誌「熟年ばんざい」2021.2.16 「ダンナとは コロナの前から ディスタンス」 「ジム通い 結果が出ずに 腹が出る」 「待合室 病気サミット 爺セブン(G7)」 「コロナより 妻の変異が 止まらない」 「スマホ買い タップ スワップ ギブアップ」・・この句そっくりの友人が居た。 ・ まぁ、諧謔、駄洒落、皮肉、卑下、謙遜、揶揄、願望、世相を詠んだものばかりである。 ・ 「ひねれども 何も浮かばず 日は暮れる」 「覚え書き どこに置いたか そのメモを」 「コロナ禍の Excel統計 終わりなし」 「お役所も データ集計 止めたがり」 錆びついた頭がなかなか回転してくれない今日この頃である。 ・ ・ ・ 徒然の記その4 T.G.ゲオルギアーデス著「音楽と言語」2022.8.27(土) ■1966年の著作ながら以来音楽史に金字塔を打ち立てたミュンヘン大学音楽学教授の名著「音楽と言語」を読んだ。こんな難解な本は近来まれである。カミさんが読書途中で他の本に替えているのを借りて読んだわけであるが、ミサ曲の楽譜が沢山出てくる本なのでピアノなどで再現しながら読むとよいのかもしれない。音楽とはミサの言葉を際立たせるために存在するものであり、音楽が言語を上回ることはなかった。グレゴリオ聖歌からロマン派まで、音楽と言語の位相を探った著作である。教会音楽の父と言われれるパレストリーナ(Giovanni Pierluigi da Palestrina, 1525? – 1594)に多くの章が割かれている。プロテスタント(主にルーテル派)であるゆえに、ラテン語を用いる必要がなかったハインリヒ・シュッツ(1585-1672: ドイツ音楽の父)やJ・S・バッハ(1685-1708)はドイツ語で宗教音楽を編み出していった。教授の講座では実際にピアノ、チェンバロ、パイプオルガンの弾き語りを行いながら解き明かしている。ラテン語からスタートしドイツ語までの遍歴が詳細に述べられている。 キリエ、グロリアなどのミサ通常文(Ordinarium Missae・・Kyrieキリエ、Gloriaグロリア、Credクレド、Sanctusサンクトゥス、Agnus Deiアーニュス・ディの5つから成り立つ)の対訳も巻末にあるので参照できる。副題は「ミサの作曲に示される西洋音楽のあゆみ」となっているように本書は、言語が音楽になったと表現している。ドイツ語やフランス語は話し言葉がすでに音楽になっているのだ。つまり最初に言語があり、話し言葉や感情の抑揚が音楽になったというのである。音楽がそれにつられて発展してきたのではないかと。ドイツ語などは、人称で変化した場合でも、アクセントなどの位置がそのまま保たれ、歌に影響を与えないがギリシャ語はそうではなかったと。よって音楽がドイツに流れついて大いに発展したのではないかと。ミサ曲の言語→音楽という流れから、言語のない器楽曲のようなものや、オペラの前奏曲のような楽器だけの音楽は中世以降だという。それまでは常に音楽と言葉とが一緒に立ち上がってきたのだという。訳者の木村 敏(1931-2021)氏は精神病理学者であるが、ドイツ留学で、実際にT.G.ゲオルギアーデス教授(1907-1977)の講義に接したのだという。バッハのロ短調ミサ曲、ベートヴェンのミサ・ソレムニス(Op.123)、ヴェルディの鎮魂ミサを中心とするミサ音楽の歴史に関する講座は、本書の内容と共通しているという。訳者と著者の出会いは、最高の出会いであったのであろう。超難解な本書は、今後何回も読み直したい本である。音楽を聴きながら。 付け加えるなら、バッハの曲に強弱が書かれていないのは、西洋人は言葉(歌詞)をみればその強弱の部分が分かるからではないかともいう。音楽をやる日本人は心すべきである。もっと“言語”を勉強するようにと。定演を控えているヒンデミットの「画家マチス」の曲など100個の音符に80個の臨時記号が付くほどだ。まさに言葉が喋られ、それを基調音のハ長調で書いているので♯や♭や♮がやたらに出てくるのではないかと。そのためにはオペラの歌詞が役立つはずである。研究せねば! ・ ・ ・ 徒然の記その5 Covid-19 世界・日本の状況 2022.8.27(土) ■新規感染者数と死者数の推移。(世界) 世界的には第7波はもう落ち着いている。 拡大図 赤・・新規感染者 黒・・・死者 ・ ■ワクチン接種 情報源: ・NHK:https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/vaccine/ ・日経:https://vdata.nikkeicom/newsgraphics/coronavirus-vaccine-status/#cumulativeVaccinationsWorldwide ・朝日朝刊 ・ジョン・ホプキンズ大学データ:https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/dashboards/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6 ・ 3回目接種の割合(8/26時点 括弧内は2回目接種) チリ 139.3%(92.3%)、ウルグアイ 81.6(83.2)、マルタ81.4(91.2)、台湾 80.4(91.2)、韓国 78.3(86.3)・日本 64.1(81.1)、英 60.1(75.5)、米国32.6(66.6)・・。 ■日本 グラフ1:日本の新規感染者数、死者の推移:(クルーズ船を含む) 第7波の急峻な立ち上がりを見せてきている。ピークに達したと思いきや再度上昇し、下降しだした。お盆帰りが影響している。 2022.10.1から直近・・新規感染者数の推移 死者数の推移 入院・療養中の推移。200万人に届かないが、8/26 過去最多の1,982,304を記録。 ・ グラフ2:日本のデータ(新規感染者の推移) 人口比10万人1w平均で兵庫3,014(先週1,218)(先週比2.5)、福岡1,608(1,461)(1.1)、沖縄1,557(1,801)(0.86)、広島1,539(1,270)(1.2)、大阪1,416(1,476)(0.96) と県によっては増減があるが、全国的には1,177(1,121)(1.06)と1を上回っている。沖縄が、はじめて1を切った。夏休みが終わり皆が帰ったからであろうか。 ・ 東京都のデータ 死者は7/11(月)にも0を記録したが、以降はup-downが続く。楕円の囲いは、高止まりの傾向を示すが、新規感染者は10/15(土)に向けて下がって行こうとしている。頑張れと声を掛けたいほどだ。 ・ ■世界分析グラフ・・(ジョン・ホプキンズ大学データ 2022.8.26(金) 21:20のデータに基づく) 地域的にはすべて下向。 ■世界の感染者は 2022/8/26には累積の感染者数は5億9900万人を突破した。先週の平均比は0.91倍。世界的には第7波の兆候があったとしても既に鈍化の傾向。韓国は増加を続け今は人口比で50万人以上の国では世界最多。日本は少し鈍化。死者は8/26に648万人を突破。先週比1.97倍。地域毎の死亡率(死亡者/感染者累計)は全世界1.1%、南米2.1%、bottomがオセアニアの0.1である。アジアは0.8%で変わらず。 ・ グラフ3 世界の感染者数 直近の2w,1wの比率で1以上の国・地域(1週間の新規感染者数が前週のそれより増えている国・地域)は41/205で先週比-11。アフリカ55ヵ国のうち15ヵ国(先週比-2)、南米では11ヵ国のう1ヵ国(-4)、中米では23ヵ国のち9ヵ国(+7)が「1」以上である。 ・ 現状で1日新規感染者数(1w平均)topは日本22.2(先週19.6)先週比1.1、韓国11.5(12.7)0.9、米国8.9(9.8)0.9、ロシア3.9(3.0)1.3、独3.4(4.0)0.84、台湾2.4(2.2)1.1などである。ここでは日本、ロシアが増加。 欧州の新規感染者 100万人規模での比較。2021.10.1からのグラフ。 ・アジアの新規感染者 人口100万人単位の感染者累計では日本79(先週78)位。感染率14.2%、死者0.03%。 ・ グラフ4 地域別感染者数推移と死者数の推移(地域別人口100万人グラフ) 感染者累計でTop4はヨーロッパ、オセアニア、北米、南米と、オセアニアが急伸中。 死者累計でTop4は南米、北米、ヨーロッパ、ロシア・NISである。 ロシアNISの諸国はロシアの他に、ウクライナ、モルドバ、アルメニア、カザフスタン、アゼルバイジャン、キルギス、ジョージア、ベラルーシ、ウズベキスタン、タジギスタン、トルクメスタン が含まれる。チェチェン共和国はデータとして入っていない。 オセアニアの諸国は、オーストラリア、ニュージランド、パプアニューギニア、フィジー、クック諸島、ミクロネシア、キリバス、マーシャル諸島、ナウル、ニウエ、パラオ、サモア、ソロモン諸島、トンガ、ツバル、バヌアツが含まれる。 ・ (編集後記)・・毎週土曜日午後に発行している絵日記blogです。 その他:turbo717のActivityは下記HPで公開しています。トップページからヨーロッパ6700kmの記録、巡礼データベース、歩き塾blog、課外授業(音楽活動履歴、インド数学、Excelによるパズル)などへリンクを張っています。 http://turbo717.ciao.jp
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Last updated
Aug 31, 2022 10:57:52 AM
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