テーマ:暮らしを楽しむ(388348)
カテゴリ:ジョグ&スケッチ
感謝・感謝・感謝 Merci beaucoup,Thank you very much,Agradecer,Apprezzamento.감사합니다(かむさはむにだ)_story(4593)2024.1.31 Je vis avec l'idée que je ne vais peut-être pas y arriver. Je dois faire de mon mieux car j'atteindrai l'âge de 80 ans dans les six prochains mois ! À ce stade de ma vie, je pourrais penser que j'ai vécu assez longtemps. J'ai escaladé des montagnes dans tout le Japon, couru à travers des villes, participé trois fois au marathon de New York, dessiné, joué de l'alto, fait partie d'un orchestre, fait des pèlerinages dans le monde entier et fait tout ce que je voulais faire. C'est un miracle qu'une personne aussi ordinaire ait pu devenir professeur d'université et enseigner à des étudiants pendant 12 ans. Ce fut une vie vraiment agréable. Je suis reconnaissant, reconnaissant, reconnaissant envers toutes les personnes et toutes les choses. もうダメかもしれないと思いつつまだ生きている。あと半年で80歳の大台なのに。 いまの時点でもう十分に生きたと思うこともできる。日本全国の山々を登り、町々を走り、NYマラソンを3回も走り、スケッチし、Violaを弾き、オケの一員としてステージに乗り、世界を巡礼し、やりたいこと全部やらせてもらった感じだ。こんな普通の人が大学教授になって12年間も学生を教えられたのは奇跡。本当に楽しい人生であった。全ての人に、ものに、感謝、感謝である。 ・ ・ 飼育人とパンダ(カミさん)の関係は完全に逆転している。今やパンダに面倒を見てもらっている風の飼育人。薬を飲むまでその場を動かないし、あるゆる面で監視を続ける。口に頬張る食べ物の量が多すぎると。先日パンダを伴ってあざみ野にあるホールにピアノの連弾を聴きに行った。知人の女性が我々を見て「兄妹のようだ」と評した。そんなことを言われたのは初めてである。似たもの夫婦になってきたのであろうか。最近は外にも行かず共に家にいる時間のほうが多い。 あと2ヵ月で金婚式を迎えるこの2人はなかなか仲が宜しいようである。カミさんのどんな奇想天外な考えにも、反対しないことにしており、全部正しいとして話を聞いてあげているせいかもわからない。とにかく話が面白いので耳を傾ける価値は十分ある。ただこのパンダ、夜は友達の牛ガエルを連れてきているので鳴き声がうるさいのだ。 ・ さて、この身体、いつまで持つのであろうか? 能登半島で被災した人の心労を思うと1/1000くらいの痛みである。全てが贅沢なたわごとのように聞こえてしまう。 ・ ■今週の1枚 (橋本ビル群からの朝日2024.1.10) 東120°の方角にタワマンが林立し、そこに正月の太陽があがった。左下はリニア新幹線の「仮称:神奈川駅」の地下建設の現場でこの左側にJR橋本駅や京王相模原線の橋本駅がある。朝日はビル影から顔を出し、再びビルに隠れまた出てくる。何回でも日の出が楽しめる季節が1月。寒空にこの瞬間をまってスケッチ。 ・ ・ 目次 徒然の記その1 近況 徒然の記その2 お正月の大事件 徒然の記その3 歩き塾-山手線一周その1 徒然の記その4 お尻トラブル 徒然の記その5 読書 ・ 徒然の記その1 近況 2024.1.31(水) ■turbo717の近況 年末年始はペインコントロールがうまく行かず苦しんでいた。さらに鎮痛剤の副作用であろうか、ムカムカしてどうしようもないのである。それゆえ食欲が湧かない。歩けても走る元気さえない。特に朝方がひどい。起き上がっても、お腹周りが痛くてしょうがいない。 知人からは「ちゃんと治療しなさい」と檄が飛ぶ。治験中の「オプチーボ(皮膚がんなど、森永卓郎氏がすい臓がんに使い出した。)」、民間療法にあたる「丸山ワクチン」「有機ゲルマニューム-GE132」なども試すべきだろうか。 ・ 文面に鎮痛剤の名前がでてくるが略称で書いた。 略称A,B,C・・鎮痛剤の強度と副作用はそれぞれ下記。 A(弱)・・アセトアミノフェン500mg(1日 3錠など) B(中)・・ロキソプロフェン60mg(1日 3錠など) C:(強)・・ワントラム100mg(1日1錠)・・食欲不振とムカムカ 1/23以降ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー D:(弱)・・カロナール錠500mg(一般名:アセトアミノフェン) E:(強,ワントラムの1/4)・・トラマドール塩酸塩25mg F:頓服・・同(痛い時、追加して飲む) G:エソメプラゾール カプセル20mg「杏林」(整腸剤) H:エネーボ配合経腸用液250ml缶(栄養補給) 1/30以降ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー D:(弱)・・カロナール錠500mg(一般名:アセトアミノフェン)・・4回 C':(強)・・ワントラム100mg(1日2錠)・・1回(麻薬成分がすこし入っているという)・・20時に服用 H:エネーボ配合経腸用液250ml缶(栄養補給)適宜 I:ネキシウム懸濁用顆粒分包20mg(胃液の分泌を抑える)・・朝食後1回 □2024.1.30(火)・・消化器内科の診察のあと、緩和ケア科の先生の診断を受ける。お腹の痛みはリンパ節の増大による影響。ただ後ろ腹部の両側の痛みは、おそらく筋肉が無くなったことによる痛みかもわからない。栄養摂取が衰え気力がゼロに→運動不足→筋肉がやせ細って棒状に→気分がすぐれず痛みが増す この悪循環を繰り返しているのではないか。ストレッチなど蓄えられている筋肉を復活させる努力を! 鎮静剤を増量しておいて1w様子をみたい。これより強い薬はいくらでもあるが、1w服用の様子をみて判断したい。C'のワントラム100mg錠は24時間かけてゆっくり効くタイプの薬なので毎日定時に飲むこと。 ・ まぁ以上のような診察をうけて帰ってきた。お腹周りの痛みは消えておらず辛いが、運動をしないでおくとどんどん悪くなるようであり、悪循環だと。積極的に運動を取り入れて見よう。泣いてばかりもおれない という気持ちだ。明日から薬の服用の仕方が変わるが、正確にやってみたい。まぁ1ヵ月は延命か? □2024.1.26(金) さっそく「EPAたっぷり糖質制限ケトン食」(昨日から摂り始めた”癌には不都合”な脂質とタンパク質の多いケトン食-サバの水煮など)が効を奏してきたのか午前4時頃ころに自覚する痛みがまだ出てこないようだ(徒然の記その5 読書の項参照)。23:55にDとEを服用しているのでそれが効いていると考える。6:00にFを服用。あとはルーチーンの鎮痛剤の服用で凌いでいる。 癌性の疼痛が主なのか、肋骨の圧迫骨折(?)が原因なのか、異常に左わき腹うしろ肋骨のあたりが痛い。このため食欲がわかないようである。どうしたものか?整形外科にかかって詳しくみてもらうべきなのか?遡れば11月下旬にはかなり重たいものをもって山道を登っていた。 癌はもともと進行が遅かったはず出る。11月から突然痛み出した体の痛みはひょっとして単に骨からくる痛みなのかもしれない。府中の総合医が言っていたではないか。「いちど整形にみてもらったら?」と。 しかし病院はもう耐えきれないのだ。待ちが長すぎる! ・ □2024.1.26(金) 16時46分、丹沢山系の黍殻山(きびがらやま)に夕日が落ちた。ベランダに出て写真を撮るがどうも左右のわき腹が痛くてしょうがない。食欲もわかない。身体はどんどんやせ細っていく。癌に抗う方法を書籍から得ようとしたが・・脂質・タンパク質の食材に特化したケトン食を摂るようにしたほうがよいのであろうか。栄養缶-H エネーボ配合経腸用液250ml缶(栄養補給)はバニラ味で300kcalはあるというが飲む気がしない。次回診察の1/30(火)まで持つのであろうか。もうへとへとである。ぐっすり寝れないし。 自力で歩ける、blogが書ける、トイレは自力・・このような中途半端な人は、ホスピスにも緩和ケア病棟にも入れない。あぁ、神様! ・ □2024.1.25(木) 4:02 F(トラマドール塩酸塩25mg)を服用するも、生殺しのような痛みが僕を襲う。 ・ □2024.1.24(水) H以外はちゃんと食後に服用していく。23日までの自己流ペインコトロールはでたらめだったようだ。身体が動き出した。痛い所は無くなった。 ・ □2024.1.23(火) 4:00 Aを服用。11:00 Aを服用。18:30 Aを服用。19:30 D,Eを服用。 今日も大変な1日。外来予約を14:30にしたものの、実際の往診は15:30くらい。Aの服用から4時間以上経っている。待つのもしんどい。 大腸内視鏡検査、CT、胃カメラ、超音波の4つのモダリティが揃った。これらによる総合判断が23(火)に下された。年末に町で受けた追加のMRIでは胆・肝に変異を認めるものの、その他は異常なしであったのでお腹の痛みはそれらに絞られるであろう。 ・食道がんは着実に大きくなっている。無治療のまま放置したのでしょうがない。 ・胆嚢に結石、肝臓値も悪くなっている。 ・リンパ節転移が認められる。 ・末期症状なので、もって月単位の余命だろう。年単位ではない。今週という事もない。 ・3種類あった抗癌剤点滴治療のうちキイトルーダのみが、通院で点滴できる。前回から11クールくらい空いているのでその効果は不明だが。(抗がん剤はもういいです。・・turbo717) ・当院には緩和ケアの専門医がいる。来週の外来のあとそちらに寄るよう紹介状を書いておく。 ペインコントロールとしてはその先生が専門なので相談するとよい。 ・最終的に食道が詰まってしまう末期症状の場合は、ステントを入れて広げることがあるが、ぽとりと下に落ちてしまうと大変なことになる。放射線治療で局部を叩くなどして改善に向かった場合は、逆に食道が広がる場合があるので、本当の最後の最後の施術となる。 ・今は食事が取れているので大丈夫だろう。薬剤もちゃんと呑み込めているようだし。 ・ちゃんとお話が出来ているし、血色もいし自分で動いているので、このままではホスピスには入れない。 ・癌進行により血液組織が変化し、脳梗塞をきたすこともありうる。その場合など貴方は蘇生措置を行わないと宣言しているので、それでよろしいですね。はい。 ・各臓器に若干の脱水症状。よく水分を摂るように。 この1wは、カロナール錠500mg・・1日4回(毎食後+就寝前) トラマドール塩酸塩25mg・・1日4回(毎食後+就寝前) 頓服・・同・・痛い時。14回分。 エゾメブラゾール カプセル20mg「杏林」・・1日1回(朝食後) エネーボ配合経腸用液250ml缶・・栄養剤適宜(1日1缶) を処方しておく。 まぁ、こんな感じだ。外来も16時過ぎとなり、病院内が急に閑散としだした。大量の薬をもらい帰途につく。 ・ □2024.1.22(月) 大腸内視鏡検査の日である。 2:55 Bを服用。5:55 Aを服用。8:00 Cを服用。13:00 Aを服用。18:20 Bを服用。 今日は大変な1日となった。朝から食事は抜き。昨晩は22:00にセンノシド錠(下剤)をのみ排便を促す。8:00 家を出発。8:08のバスに乗るためである。身体はもうフラフラである。途中で倒れてしまわないかと心配でバス停までカミさんが付き添ってくれる。彼女は歩きが遅いが、芝生を斜めに横切る癖がある。バス停まで最短コースだという。バスは混んでいたが座れた。8:30開始の受付を13番・内視鏡検査室入口で待つ。まずは胃カメラが優先で、大腸は3人が受付を済ませた。9:00-12:00の3時間で、大腸を真っ白(空腸)にする、そのためニフレック配合内用剤-2Lをコップ(200cc)10回にわけ10分置きに飲む。腹は常に動かしていないと排便に繋がらないというので、まずは病院中を歩き回る。1Lくらい飲んだところで、急に便意。お尻トラブ(下記)を抱えている小生はその便意を甘く見た。なんとパンツに溢れ出てきてしまった。紙オムツを履いておくべきであった。幼児の粗相よろしくズボンとパンツは糞尿まみれに。スタッフに懇願してオムツと検査着を貸してもらい事なきをえる。”特急”でこのような形で便がでてしまうという備えがなかったのだ。あとは順調に行く。だいたい11:00までに飲み終わり、排便の色が透明になったことをチェックされ無罪放免。あとは2時間くらいそのまま過ごし13:00から検査開始。 穴あきのパンツを履き、身体を横たえる。女性2人が、盛んに覗き込みながら検査をしていく。ポリープなど見つかったら取り除くことにしていたら、何もなかったと。20分くらいで検査を終えた。大腸にはなにも問題がなかった模様。最後までひかかっていた「回虫 or 蟯虫」などは見つからなかった。目黒の寄生虫館にあったような巨大な回虫はいなかったようである。癌性の疼痛だけだったのだろう! まぁ やっと納得して帰路につく。 □2024.1.20(土)4:30 Bを服用。寝ていても痛みが取れなくなってきた。苦しい。6:20 起床。起き上がると痛みが若干改善。7:30 Aを服用。15:10 Aを服用。18:20 Bを服用。23:00 Aを服用。 ・ 昨日から22(月)の大腸内視鏡検査に向かっての厳しい食事制御をおこなっている。つまり3日前と、2日前に食べてはいけない食材のリストが配られている。とうもろこし、トマト、菜っ葉類、玉葱、きゅうり・ピーマン・にんじん、ごぼう、大根・ねぎ、さつまいも、キノコ類、もやし、こんにゃく、ごま、ひじき・わかめ、豆類、いちご、キウイ、すいか、柿、ジャム、干し柿、粒入りジュース、日本蕎麦、天ぷら・揚げ物。 何のことはない・・繊維質や種で、腸に残りそうなもの全部ダメである。これが1日前になると逆に食べてよいもののリストとなる。おかゆ、素うどん、豆腐、食パン、(皮なし)じゃがいも、(皮なし)白身魚、(皮なし)りんご、バナナ、ビスケット、プリン。 牛乳・ヨーグルトは不可。 さらに電話で聞いてみた。ハム・ソーセージ、カニ雑炊などはOKという。 そこで朝食のメニューが決まった。3日分同じでいけそうだ。バナナ、りんご、食パン、目玉焼き、ハム・ソーセージ少々。余った食材は全部カミさんが食べてくれる。 ・ □2024.1.19(金)4:30 Bを服用。7:00 A を服用。14:20 Aを服用。19:00 Bを服用。23:00 Cを服用。だんだん効かなくなってきている感じ。早く医者に会いたいものだ。 もうダメなときは、救急外来へ駆け付けよう。 本日の検査は、造影剤CT 15:00-15:10。 8千円の請求。27,000円の実費の3割負担ということであるが高額である。CTはこのようにどんどん稼働しなければ元が取れないのだろう。マシンはGE製。 貰った鎮痛剤A,B,Cを適当に飲んでおり自己ペインコントロール中。でも起き上がった時など 態勢を変えるときが一番苦しい。 ・ □2024.1.17(水) 歩き塾の日 今日はいろいろ準備があるので4:00ころ起床。横から縦に態勢を変える時痛みが増す。5:00にAを服用。今後6時間おきに飲むつもり。 電車で橋本→横浜→湘南新宿ラインで新橋へ。この電車に乗っている間も身体が持つのか心配。痛みさえなければOKであるが、なにせ食欲がわかないためあまり食べておらず、集合場所への移動もしんどい。しかも横浜から新橋は立たねばならない。もう限界だ。新橋駅でベンチを探したが鉄道唱歌の記念碑のコンクリートブロックしか座るところがない。今回は下見ゼロであるため案内に不安を感じる。9:00にAを服用。9時過ぎから鉄道博物館までの経路を下見。そうこうするうちに全員が集まった。「汐留近辺」の案内は失敗した。すべて2階で繋がっており地上に下りずに巨大な交差点を渡れるようになっているのだ。それを知らずに地上を歩いたものだから交差点の度に、上に上がったり下がったりして皆に随分迷惑をかけてしまった。やはり初めての所は下見が必須である。品川到着後解散 total 9km(予定は6km弱、サイゼを探し求めて遠回り)。15:00 駅ホームでAを服用。16:00帰りの車中 ムカムカ。17:30 シャワー後B:ロキソニンを服用。夕食はまったく食欲がわかない。19:00 ついに禁断のC:ワントラムを服用。すこし落ち着く。TVなどを観て23:00就寝。 感想・・今の調子が回復しなければもう歩き塾案内は無理である。そもそも集合場所まで行けない! □2024.1.16(火) 鎮痛剤Cの副作用か、食欲がわかない。しかもしんどい。朝の全ての準備や所作を終わり、洗濯物を干した段階で、身体を横にして1時間ぐらい休憩。やっと立ち上がるが胸がムカムカする。もうCを止めて、Aだけにしようと思う。こちらは弱い鎮痛剤だが、副作用は少ない。 ・ □2024.1.15(月) 左わき腹に疼痛が残る。 11:30現在の残りの錠剤は ・C・・・8錠、・B・・14錠、・A・47錠 来週火曜日(1/23外来)まで今日をいれて8日。これをどのように調整していくか? Aのほうが弱いながらも効きはCワントラムよりも良さそう! ・ □2024.1.14(日) 完璧な体に戻ったか?は鎮痛剤を飲んでいる以上わからない。超快適な時間もあるが、まだ左わき腹が痛くなることがある。やはり無理はせずすこし様子をみよう。オケに行こうとして4:30に起きたものの、DuoLingoのために机に向かう。はやる気持を抑える。やはり、朝方は左右のわき腹が痛む。鎮痛剤は30分しか効かない。どうしたものか。ペインコントロールの難しさを実感。致死量ぎりぎりのロキソニンを飲む人もいるが、これらは少なくとも8時間は間を置きたいし。 Cワントラム(強)、Bロキソプロフェン(中)、Aアセトアミノフェン(弱)の組み合わせで痛さを凌ぐことはできないものか? 暗中模索が続く。 ・ □2024.1.13(土) 午前4時ころから、午前8時までの4時間が毎日特につらい。痛いし、倦怠感があるし、横になりたいし、横になればまた痛いし・・・。まったくダメなturbo717と化してしまったものだ。だけど能登地震の被災者のことを考えるとこんなものではない。もっと苦しい筈だ。がんばれturbo717! 朝食準備中、2回ほど休憩しやっと準備が整った。 なんとこの間に行ったトイレ。中を覗き込むとなにやら赤い帯状のものがあった。その先はもう見えない。これが“ぎょう虫”の正体だったのだろうか。赤いのは単なる血便か? ともかくも、その後は、なにか“つき”が取れたような爽やかな感じ。本来のturbo717に戻っている。いちおう痛み止め“Cワントラム錠”を午前9時に、午後3時にB”ロキソプロフェン”を服用しておく。21時40分の今の状態は、「痛い所がどこもない!」といった極めて奇跡的な状況。 このまま明日の早朝まで薬を服用せずに持ちこたえられるようであれば、日曜日のオケに参加してみよう。休団のつもりでまったく練習していなかったが。皆もびっくりするであろう! 17:00-19:00の2時間は、友人の奥様のピアノ連弾の夕べ(4手連弾)に行ったり、イタリアレストランで食事などをしたりしている。すべて正常! ・ □2024.1.12(金) Cワントラム錠の副作用か、倦怠感。でも腹痛が収まらない。ひょっとして最近の症状はもともと進行が遅い癌の影響ではなく、突然11/20頃から続く腹痛の主要因を抑える必要があるのではないか。本人が強く思っているのは昔多かった回虫(或いは ぎょう虫)の影響か? 駆虫薬(くちゅうやく)所謂-虫下しのような薬剤は今どき売っているのであろうか? 調べるとサトウ製薬の「パモキサン錠」という薬が唯一市販されていた。さっそく買い求め、午後3時に5粒服用してみた。次回飲むとしたら1ヵ月後だという。劇薬なのであろうか? その効果が出てきているのか、ぎょう虫や回虫が死んでいくのかさらに酷い腹痛に見舞われている。午後7時の段階でベッドに横たわって堪えている状況。Bロキソンニンを飲んだり、第一三共ヘルスケアの「ロキソニンS テープ」という貼り薬を左腹部に貼ったりして凌いでいる。 大腸の右上角の部分に「感染性腸炎」の炎症が出来ているのかもしれない。カビが生えた食材を食べてから突然腹の調子がおかしくなったのでひょっとしてそちらかもしれないが、明日の朝になれば様子が分かるであろう。回虫のせいなのか、そうではなくまだ痛みが残るのか? ・ □2024.1.11(木) 痛み止め・・Cワントラム錠 100mg 1回/1日だけでは完ぺきではない。まだ下腹部が痛く、食欲がわかない。しかし朝方タワマンでの「樹木委員会」の実働(菜の花の植栽3列も雑草抜き-15分)をこなしそのまま4kmのrun。走っている間は気分が紛れ快調。動きが止まると痛む。 これに、Aアセトアミノフェン500mg「マルイシ」か、B「ロキソプロフェン錠60mg「EMEC」(般)(ロキソプロフェンナトリウム水和物錠)・を併用すると体の調子がよくなるようである。 ・ □2024.1.9(火) 休み明けの火曜日。病院は混雑している筈であるが、痛み止めの薬をもらうために主治医に相談したいと病院に電話。かかりつけ医は月・火の2日が外来担当で、火曜日は予約患者だけだという。別の先生でもよければ11:30までに来てくれれば診察は出来ると。 午前からつづく外来は14:30くらいまでかかるので、今から行っても3時間待ちとなるが、あえて病院に駆け込んだ。過渡的には新しい先生となるが、診察してもらうとよく担当医と相談したらしく、採血と超音波の2つを受けさせられる。超音波は30分くらいかけて念入りに検査された。 セカンドオピニオンとして行ったMRI検査の結果も横目でみながら下記を言い渡される。CDは持って帰ってよいと。こちらはあまり注目されなかった。超音波で十分見れたようだ。曰く ・肝臓値の6ヵ月の経時変化的には悪い値という。(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP)各値)、胆嚢の頸部に胆石症。 3月のCT検査を早め、大腸内視鏡検査の結果と合わせて外来診察を受けてみてはということで下記(*)を追加で行う。 *2024.1.19(金) 15:00 CT(単純+造影) 1.22(月) 13:00 下部内視鏡 *1.23(火) 14:30 担当医・外来 1.30(火) 13:00 担当医・外来 ・ 痛み止めの薬を2W分14錠。・・・・C ワントラム錠(主成分 トラマドール塩酸塩(Tramadol hydrochloride)) 100mg 1回/1日 ・ 下記以下は2023.12.27発行絵日記のrev4に記載。 □2024.1.6(土) 既掲載 この朝一番に府中駅北口クリックを尋ねた。すでにMRIデータが届いていたことがわかったからだ。これを見て驚いた。読影はむしろ町田メディカルスキャニングの画像診断管理医が行っていたことだ。丁寧な報告書が画像copy付きで添付されていた。 曰く:上腹部特殊MRIの結果・・・肝臓はT1W1やT2W1で多発するびまん性(:一面に広がる)の低信号域(:磁気反応が弱い領域)を認めるものの、肝転移の可能性は低い、膵腫瘍は認めず、脾臓は異常なし。 リンパ節は肝臓近辺と傍大動脈に転移を認める。胆嚢(たんのう)奬膜の肥厚あり、癌性リンパ感症の影響かもしれない。胆石(胆嚢結石)あり。 これらにより、腹部の痛みを主訴し、痛み止め薬にて30分で効くという状況と照らし合わせると上記の見解と合致するという。 一方別の要因としては骨のズレ(永年の骨の酷使、軟骨のすり減り)から来る痛みであることも否定できず、整形外科などの院内診療科で紹介してもらって受診するのがよいであろう。協同病院の主治医とよく相談してください とのことであった。 痛み止めとしては麻薬の段階まで多種類あるので、痛みに応じて処方してもらうのが良いであろうとのこと。 ・ □2024.1.5(金) 既掲載 2024.1.4(木)MRIの結果診察を受けるために「府中駅北口クリック」へ行ったらまだMRIデータは届いていないという。何という事か! 12/27(水)に町田で撮ったMRIデータが1/4(木)に府中まで届いてないという。年末年始の繁忙期あるいは休業日にからんでしまっていたとは。こんなことなら28(木)に町田に行き受け取りに行き、手持ちで1/4にクリックに持っていけばよかったと深く反省。スタッフもそれを勧めたのにそれに従わず頑なに郵送に拘った自分を反省。 さて、クリックに行った理由はもうひとつ、協同病院で処方された薬が少なく底を尽きそうだったのでそれを補充することであった。 新しい薬が下記で、薬効が同じながら効きが悪いのではないかと思い至った。 ・B「ロキソプロフェン錠60mg「EMEC」」(般)ロキソプロフェン ナトリウム水和物錠60mg・・痛みや炎症を抑える 「レバミピド錠100mg「オーツカ」」(般)レバミピド錠100mg・・胃の粘膜を保護する の2錠 ・ 新年になって5日が経過したが、錠剤が効いている時は、何kmでも走れ、効かず痛みが残る時は端から走る気がしないのだ。4日には高校の仲間でZOOM会議があったがその時は随分とはしゃぎ過ぎたものだ。昨年4月から替わってもらったZOOMのホストの気を悪くさせてしまったほど。→これが原因でホスト役はもう降りると辞意を表明。当の本人も調子が悪いこともあるがコロナが5類になったこともあり、ZOOMミーティングは一旦お開きにすることにした。(1/19(金))。 ・ ・ ・ 徒然の記その2 お正月の大事件 ■2024.1.1 午後4時10分 能登半島地震2024(震度7、マグニチュード7.6)が発生。1/11激甚災害に指定された大地震だ。岸田首相は43億円の緊急支援を発表(あとで1000億円に額が増えて行ったが初動がおかしい。)。ウクライナには53億円の支援だ。能登へは少なすぎる。もうやっていることが支離滅裂だ。 しかもドローンを飛ばすなと。志賀(しか)原発がややこしいことになっているのを空から撮られたくないためだろう。 この地震すらも、日本海沿岸部分に潜む海中の空洞を爆発させたという闇情報がある。余りにも時期がピンポント過ぎる。 日本海沿岸の孤立地点にヘリコプターを飛ばして或いは何万機でもよいからドローンを飛ばし、支援物資を空輸すべきである。 ・ ■2024.1.2 午後6時 羽田空港C滑走路でJAL機516便(札幌→羽田)と海上保安庁の飛行機(羽田→能登地方への救援物資輸送)が滑走路上で衝突して炎上し、海上保安庁の乗組員5人が死亡した。 海保の機長は、JALは衝突前にすでに爆発していたと。なんらかの別のきな臭い事故も隠されているのではないか? しかも衝突映像がタイミング良すぎる。何回も同じ映像が繰りかえされたが、超スローモードでみると、海保機とぶつかる前に既に火の手が上がっている。これはかん口令か? 着陸と離陸を交互に繰り返すC滑走路。小さな海保機が管制塔から視認されなかった。こんな危険な運用がどこにあろうか。完全に別の飛行場とすべきなのに、日本はそれができない。茨木空港から飛び立てばよかったのではないだろうか? ・ ・ ・ 徒然の記その3 歩き塾-山手線一周その1 2024.1.17(水) ■今年最初の歩き塾。この1年をかけて山手線を新橋から時計回りにゆっくり一周することにした。10回くらいの区切り打ち。総延長34.5kmしかないが、歩く道は線路上ではないため42kmくらいになる。初回は新橋から高輪ゲートウェイ駅までの5.9kmとした。総勢11名の大部隊となったが、皆文句も言わずについてきてくれた。汐留地区の高層ビル群には驚きだ。まったく空が見えないくらいに摩天楼ばかりの一角がある。大江戸線の汐留駅は地下空間に宮殿のような広さがあるが、地上部もまけてはいない。すべてのビルを回廊形式で結び、地上に下りたたなくても行き来ができるようになっている。それはゆりかもめの新橋駅まで続いていたのだ。我々はそこへ登り切ってしまえばあとは空中散策の気分で外れにあるイタリア公園まで行けたのである。しかしながら鉄道博物館へ寄る必要性から地上に降りてしまいあとは右往左往。 旧新橋駅のプラットフォームと線路(広軌)が保存されていたことに感動。長いこと東京に住んでいるがこんなのを見たのは初めてである。ここだけに1日を費やしても価値がある。 ・ ■旧芝離宮恩賜庭園・・浜離宮の1/8くらいの大きさながら江戸時代の庭園を感じさせる落ち着いた佇まい。この地は、江戸明暦(1655-58)に埋め立てられ、延宝6(1678)に老中大久保忠朝(ただとも。小田原藩の初代藩主大久保 忠隣(ただちか)の孫)の邸地となった。その後数代を経て紀州徳川家の芝御屋敷となり、明治になって有栖川宮家の所有になり、宮内庁管轄になったもの。1周700mの遊歩道があり、西湖の堤、築山の大山8mなど見るべきものが多い。 ・ ■コース・・JR新橋駅・鉄道唱歌の碑→鉄道博物館(旧新橋停車場 鉄道歴史展示室)→電通ホール→イタリア公園→竹芝通り→旧芝離宮恩賜庭園→江戸時代の石垣→浜崎JCT→渋谷川・吉川河口→新浜公園→吉川水門→芝浦運河沿緑地→旧海岸通り→リバーサイドトリオ→芝浦公園→新芝運河沿緑地→ぞうさん公園→JR地下道→高輪大木戸跡→泉岳寺駅→高輪ゲートウェイ駅 約6km の予定であったが、新芝運河沿緑地→ぞうさん公園を回り込んで幽霊トンネルと言われるJR地下道を通らずに港南1丁目の方向、東側に舵をきり、芝浦中央公園・湿生花園から品川シーズンテラスを回り込み新港南橋を渡ってサイゼリアへ。その後は1.2km先の品川駅に直行。このため予定より3kmもオーバーし、総延長は9kmとなってしまった。歩数=16,444歩 これもそれも準備不足が祟ったが、普段は歩かない運河沿いの緑地を沢山歩けて新鮮。なかなかの歩き塾であった。塾長本人は、痛み止めで凌いだものの、帰りの車中では死に態であった。だれも引き継ぎ手がいないのか? と一人叫んでいた。 新芝運河と運河沿緑地 ・ ・ ・ 徒然の記その4 お尻トラブル 2024.1.17(水) ■警告・・この後、津波の映像が流れます。・・・もとい。この後、dirtyな表現が記されます。 ・ お腹の周りが痛いだけならまだよいがお尻周りにもトラブルを抱えている。 夜の頻尿(1時間半)が止まらないのである。そのため夜はオムツの世話になっている。もう介護老人の世界である。ぐっすり寝たとおもってトイレに行くとまだ夜の11時半だったりして、とにかく頻回な尿タイム。 尿だけではないのだ、便もトラブルをかかえている。お腹が痛くなり出してからの便はウサギの便のように細く短い。それはツブツブとなってとめどもなく出てくるため、しょっちゅうトイレに駆け込まなくてはいけない。肛門を絞める筋力が弱いのか、我慢が出来ないときは、失禁してしまうことも度々。こうなれば日中でもオムツが離せないのであるが、最近は収まっている。マラソンのときが大変。走る振動で便が重力に逆らわず下に落ちてくるのであるが、そんなにうまいこと商業や公共のトイレ施設がないため踏ん張らねばならない。顔を真っ赤にして立ち止まっていると道行く人が不思議に思う。そのためマラソンのコース取りが重要となる。コースに商業施設・図書館・スーパーなどを散りばめておくようなマラソンコースが必要となる。パチンコ店は一番トイレが難しい。一限さんお断りのような業界なので、トイレは一番見にくい奥の奥にあるからである。小さなコンビニも もとよりトイレはない。 日本は小生のような弱者にはほんとうにつれないのだ。ベンチはない、トイレは中心部にしかない、休むところは公園以外にない、ないない尽くしである。 ・ 小林製薬には、いろいろ利便性の高い薬が売られ、ネーミングも面白い。快眠誘導の「ナイトミン」、のどスプレーの「のどぬーる」、今田耕司の宣伝で有名な鼻うがいで水を流すのは「ハナノア(ノアの箱舟からのネーミングであろうか。英語だと鼻うがいは「nasal gargle」であるが)」、夜間頻尿には「ユリナール(尿がurineなので、頻尿は「frequent urination」 そのままのネーミング。ただ漢方薬なので高額)」。 肛門シメール、うんガーマン、べんトドマール、うんトドマールなど。カミさんからはとめどもなくネーミングが口ずさまれる。小林製薬に抜擢されるだろう! ・ ■その他・・痒いかゆいトラブル・・11月末以降数々のトラブルがどっとturbo717を苦しめている。上記のほかに実は痒いかゆいトラブルも。身体中のあらゆるところが痒いのである。これはあまり気にしないことにしているが。 ・ ・ ・ 徒然の記その5 読書 2024.1.31(水) ■医学書から一般までよく読んだ □ぜんぶわかる消化器の事典 監修・中島淳・・2021.1.1 成美堂出版 ぜんぶわかるシリーズ10冊のひとつ。消化菅のしくみと働き、肝・胆・脾のしくみと働き、消化器疾患の検査、消化器疾患の病態と治療など図解をいれてかなり詳しく解説・・医学部、看護学部で教科書として使われている。 ・ □知らないほうが幸せかもしれない・・コロナワクチンの恐ろしさ 高橋徳、中村篤史、船瀬俊介共著 2021.7.30 成甲書房 過激な書である。項目をあげるだけで拒絶反応を起こしそうになるが、これがカミさんの言うワクチン性悪説の原点なのだ・・有名人が次から次へと死んでいく。貴方の体調不良はワクチンのせいなのよ。超過死亡者数が余りに多くこれらもワクチンが原因 と苦言が止まらない。この本が立証している!一読あれ。 序章、ノーベル賞学者の警告「接種後2年で確実に死亡する!」、 第1章、すべてはPCR検査のウソから始まった、 第2章、私たち医師はなぜ、これほど憂慮するのか 第3章、危ないものは危ない――だから打ってはいけないのです、 第4章、コロナワクチン・・・嘘と狂気とペテンと、 第5章、私がコロナ「ワクチン」を打たない3つの理由 おわりに、ワクチンを打ってしまった人もあきらめない ・ これらの記事のエビデンスとしてはファイザー元副社長のマイケル・イードン博士の内部告発、ノーベル医学・生物学賞のリュック・モンタニエ博士の論文、遺伝子ワクチンによる生殖異常、mRNAワクチンは単なる毒素という海外の論文が多数引用されている。 ・ 最後はワクチンを打ってしまった人への生き抜くための知恵を述べている・・菜食、小食、日光浴・・そして笑いと感謝。 ・ □馬渕睦夫が読み解く2024年 世界の真実・・馬渕睦夫著 2023.12.2 ワック㈱ この世界は誰が動かしているか? を仮に「DS(ディープステート:闇国家)が動かしていると解くと全てが解明されていくという。つまりDSとは地下の軍需産業とスクラップ&ビルトで儲かる企業である。いたるところで戦争が波及的に行われ第3次世界大戦にすでに突入しているような感があるが、DSがどうもすべてを仕切っているようだと。だって非常に奇異に感じたのは、岸田首相の電撃的ウクライナ訪問・・これは岸田の考えではない。アメリカが行かせたのだと。ウクライナはすでにロシアに敗れている。戦後復興事業を日本にやらせようと米国の魂胆らしい。それを約束に行ったのではないかと。DSはウクライナ戦術で失敗してつぎなるはハマスーイスラエルの戦争に矛先を向けた。膨大な武器需要が生れるからだ。インドと中国の出方が2024年度の世界を決めるのではないかと。これに注視していくと結ばれている。 ・ 恐ろしやDS。 ・ □あなたの癌はがんもどき・・慶大医学部講師 近藤誠(1948-2022) 2010.12.13 梧桐書院・・近藤誠医師は乳房温存療法の第一人者。 癌のように見えて癌ではない確率はその病気の5年生存率と一致するという。例えば胃がんのステージⅠでは90%の生存率であったとすると、実に90%ががんもどきで、つらい検査や治療の必要はなかったとする。CT検査などで逆に死にいたらしめる医療現場をなげいているのだ。全世界のCT台数の1/3が日本にあるという検査漬けの異常事態。転移しない癌はなにもする必要がなく、転移する本物の癌であればいずれ死にいたるわけで、これも治療はムダであるという。抗がん剤治療などもってのほかであるとする。これほどの 過激な書を見たことがない。 放射線治療医として長年慶大で勤務し、その著作はすべてベストセラーとなっているため出版業者としては神なる存在であるが、医学会では爪はじきされている存在であったようだ。この本を読んだ患者が治療を受けたがらないので困っていると。医学界の反発で面白いのは「がんもどきはおでんの中でしか存在しない。」というものだ。 この書でいうと小生の癌はすでに原発巣からリンパ節、胆嚢あたりに転移していたので本物の癌であったのだろう。 そもそも正常な細胞も、癌細胞も成り立ちは同じで1個の細胞であるが、細胞分裂や増殖に関しては前者は遺伝子プログラムにより正確にコントロールされており臓器や器官の再生を日々担っているのに対し、本物の癌細胞は無秩序・無限に分裂していくのだという。細胞の最初の寸法は10μ(ミクロン:100分の1mm)、直径1mm大の癌細胞では100万個ほどの癌細胞が含まれているという。それでもなかなか見つけるのは難しく、集団検診などではムダだという。原発巣が0.1mm大のあたりから転移期間のピークがあるといい、集団検診でみつけていたとしてももう手遅れだという。では転移する本物の癌と転移しないがんもどきとの差は何であろうか? 見た目わからないので、この書でも言及されていない。まだ分からない分野なのであろうか。9割はがんもどき。1割が本物。もう運なのであろう。ただ転移しなくても、がんもどき自身が大きくなることがあるので対策は必要とうたっている。これも差し迫ってからで十分としている。定期検診はムダであるとする。 ・ 恐ろしいほど自信たっぷりな近藤医師の書をどう解釈するか? ・ □ステージ4の緩和ケア医が実践する がんを悪化させない試み・・山崎章郎(ふみろう) 2022.6.25 新潮社・・自ら大腸がんステージ4との共存療法を実践している医師。ブドウ糖を絶てば癌細胞は死滅するという信念のもとに癌細胞が不得手な脂質・タンパク質の食材に特化したケトン食(詳しくは、ビタミンD+イワシ水煮などによるEPAたっぷり糖質制限ケトン食)を食べ、MCTオイル(ココナッツもしくはアブラヤシの種子から『中鎖脂肪酸』のみを抽出したオイル。無味無臭であることが多いため、サラダにかけたり、コーヒーに入れたりと色々な使い方ができる。MCTオイルには、糖質に変わるエネルギー源であるケトン体を素早く多く作れるという特徴)を夕食後40g飲み、クエン酸にメトホルミン、シンバスタチン、δ-トコトリエノールなどを加えて水で溶かして500ml飲むなどして免疫力を増していったという。+αとして丸山ワクチンまでも試している。実践体験なのでエビデンスはこれからかもしれない。ただこの書にはがん細胞は夜増えるものと出てきて参考になった。 ・ □ちゃんぽん 食べたかっ!・・さだまさし 2015.5.30 NHK出版 島田洋七の「佐賀のがばいばあちゃん」を彷彿とさせる長崎出身のさだまさしの自伝的小説。氏の中学下宿時代から大学中退までを描く青春ドラマ。こんな面白い小説を読んだことがない。 絶対音感(ex.ピアノの10手の音を再現出来る)と相対音感(ex.1度聞いた曲を再現できる)という2つの天分を持ちそれをアドヴァンテージとして歌手生活を送っているさだまさしの原点がこの小説にある。家が貧しくカツカツの生活であったため、芸高(藝大音楽学部附属高校)へ直行できるような指導教師の弟子になれず、国学院に進んだものの、あるときは大切なViolinを質屋に出すハメに。下宿先に転がり込んできた友達を食わせるためである。しかし続けてきた作曲や歌が長崎放送で認められていく。あらゆるアルバイトで生活を支えたその壮絶な生きざまが、感動である。さめざめと泣ける小節であった。一読あれ! ・ □ロスノフスキー家の娘・・ジェフリー・アーチャー著、戸田裕之訳 2023.4.20 ㈱ハーバーコリンズ・ジャパン ポーランド出身で、ホテル王のアベル・ノスノフスキー(バロン・グループの総帥)の一人娘が米国大統領を目指す過程を幼少時から追う感動の長編小節(上下2巻)。イギリス出身の家庭教師 W・トレッドゴールドと果敢な少女のやり取りも面白い。時代は戦前・戦後。下院、上院、そして予備選、本選と米国大統領選挙の課程を追うことになり、まさに今よむべき本のように思うことになった。こんなすごい小説はまたとない。 ・ ・ (編集後記)・・2023年3月末号からは、月1くらいの頻度で月末近辺に発行している。 この絵日記のURLは https://plaza.rakuten.co.jp/turbo717です。 そのTopが最新号となっていますので、back numberは「過去の記事」から辿ってください。 その他:HP:turbo717’s Activityではヨ-ロッパ6700kmの記録、巡礼路デ-タ-ベ-ス、歩き塾blog、課外授業(演奏活動履歴、インド数学、Excelによるパズル)などへリンクを張っています。 turbo717’s Activity :http://turbo717.ciao.jp
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Jan 30, 2024 09:38:47 PM
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