定家葛
藤原定家(ふじわらのていか)は新古今和歌集の編纂に携わる。自らの和歌「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」を収めている。定家葛の由来は謡曲の「定家」に由来する。定家が式子内親王を想う執心が葛となって内親王の墓にからみついてしまった。僧侶が夕立に遭い雨宿りをしているとどこからともなく女性が現れ、「内親王の霊は葛が墓石にからんで苦しがっているらい。」と話す。僧侶はそれを聞き、内親王の成仏を願って墓の前で読経した。この女性は言うまでもなく式子内親王の霊であった。後に此の葛は定家葛と名付けられた。 哀歓の定家かづらでありにけり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、定家葛、藤原定家、新古今和歌集、式子内親王