カテゴリ:介護的生活行為
1980年代の注文住宅設計において、
プランの最終段階で、問題になるのが、この、どちらを東南の角、 つまり住宅で一番良い場所に持ってくるか、であった。 ご主人は、畳の部屋に固執することが多く、それを、 休みの日のごろね、がしたいと表現した。 奥様は、片付けやすい台所、明るさ、と表現した。 夫婦の問題が、新居の設計をすると、表面化する事も多かった。 もう、離婚する!とかの話題だってあったのだ。(笑) 以来、幾世霜・・。 犬の散歩コースになっている、隣の町で、 最近、有名住宅メーカーの名前大書した覆いのかかった新築物件があって このほど、その、覆いが取れた。 東南の角には、見事に、キッチンが鎮座まします。ああ、時代は変わったのだ、、と思った。 (あたしは、外から見ただけでも、お家の間取りはおおよそ分かる) 昨日の5者会議には、理学療法士が、住宅改良員として参加したが 彼女の専門分野は、あくまで、理学療法であり、住宅改良ではない。 責めているのではない。運用方法が根本的に間違っていると言いたい。 人間工学や、建築や、インテリアデザインなどの学びを基礎だけでも 一定しておかないと、全く役に立たない。 気の毒である。 第一、図面が読めないのだ。 (もともと、建築の平面図を読める人はざっくり、30%。) 手すり手すり、と連呼されるが、それは間違いの元である。 手すりの詳細図面の種類、取り付け方、そんな事知らないで 何でもつければ良いというものではない。 分かりやすく、講義したつもりであるが、きつく聞こえたかもしれない。 控えめに言ってもあたしは、この世界で血を滲ませ、(血尿も経験し、) 砂を噛み、はいつくばり、・・うううむ、要するにちゃんと苦労して 勉強してきた。テーマは住宅空間における生活行為の分析である。 その自分が、不憫である。 補助金の世界は確かに寄り添わないといけないけれど かと言って、何も世の中の平均値にこちらが合わせなくてもいいんじゃないか。と、 気がついた。 空中トイレだって、作ってみればいいさ。 要するに、今回の改築も真面目に取り組んで結果、ひんしゅくを買おうが どうなろうが、自分ちの事なのだ。 現在、トイレがこの家に3か所ある。それが、どうも、 4か所になりそうなんだ。 致し方ない。夫の専用トイレが必要になった。 好きにするさ。。 他人がどう思おうと、要るモノは要る!贅沢じゃない。必要な設備なのさ。 24Kじゃあるまいし・・。ただの陶器じゃんか。5個でも6個でもええやんか。 大きな火鉢と思えばどうってことないさ。 (それはないけど・・笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年10月05日 19時23分45秒
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