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カテゴリ:長期投資の考察
自民党圧勝で短期的には材料出尽くしも考えられますが、当面は株高が続くでしょう。ま、素直に喜ぶべきでしょうが、高配当利回りで良い会社を買おうと思っている人間にとっては、投資先が減るという意味で少々残念な気もします。
最近馬券の調子は悪いし、当面投資先も見当たらないのであれば、真面目に長期投資についてゆっくり勉強しよう、というワケ。 で、改めてシーゲル博士の本を読み返しているのですが、考えれば考えるほど長期投資で配当を享受して成功するのは難しいと考えるわけです。 【送料無料】株式投資の未来 [ ジェレミー・J.シーゲル ] 「長期投資」などでググってそれを実践しているブログもあるのですが、配当を重視するあまり大きな元本割れをおこしているケースや長期投資を銘打っておきながら短期で売買を繰り返したりとか。 ワタシの高配当ファンドの場合は配当利回り4%以上で過去10年間概ね減配がない、という安直な?ルールを定めています。これは、行動の決断・実行する場合は、何ごともルールはシンプルにすべきということと、過去リーマンショックや東日本大震災など日本経済に大きな打撃を与える出来事が起こったときにもおいても減配のない会社はそれなり株主重視という面で信頼できるでしょ、という理由に基づくものです。 「株式投資の未来」の記載をもとにして「長期投資」に適した銘柄(黄金銘柄)の条件をまとめると以下のとおり言うことができます。 ◎配当利回りが高いこと ◎低PERであること ◎事業の成長よりも継続性がある企業であること ◎ブランド力があること ◎大規模な設備投資を必要としないこと ◎収益性が高いこと ◎ストックオプションを発行していないこと 先に挙げたワタシのルールのうち配当利回り4%以上とする点に違和感を持っていて、要は業績によって突然の減配・無配となりうること、そして配当成長率を加味できないことが課題だと思っているわけです。 配当割引モデルもそれなりに根拠はあるでしょうが、理論株価なんてアテになりませんし。 であれば、配当利回りは市場平均以上であることに条件をとどめ、売上高に対する設備投資の割合、利益率及びストックオプションや自己株式の償却といったオペレーションへの着目も必要でしょうと。また、他にもFCFが増加していないとダメとかいろいろルールもありそうなのですが。 黄金銘柄にあたりかを調べるのは作業が煩雑でとても難点ですが、自分なりのルールを再考する必要があると感じています。 「株式投資の未来」という本について、100%知りたいことがすべて網羅されているわけはないのですが、配当利回りを重視した長期投資本というのはなかな見当たらないので、とりあえずこの本を頼りに自力で勉強する必要がありそうです。 配当をもらいながら元本割れするのは本意ではありません。 長期投資で投資または継続的に配当を享受・再投資するという方法をによる利益の最大化を図るためにはどうすればよいのか-このことについて不定期ですが本ブログに書き込みをしていきたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.17 00:06:12
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