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カテゴリ:長期投資の考察
日本株はやや調整でしょうか。少々売却してCPを高めましたけど基本的に買いたい銘柄もないし、相変わらず静観。日々の値動きよりも関心のある長期投資について引き続き考えてみたいと思います。
【送料無料】株式投資の未来 [ ジェレミー・J.シーゲル ] これまで2回に分けて長期投資に対する考え方をメモしましたが、ここで改めてまとめてみたいと思います。 ◎配当利回りが市場の平均並みであること ◎大規模な設備投資を必要としないこと ◎PERが市場平均をわずかに上回る程度であること ◎事業の成長よりも継続性がある企業であること ◎ブランド力があること ◎収益性が高いこと 長期投資においては配当金の再投資が重要であるが、配当利回りが極端に高い必要はない。また、バリュー投資における低PER銘柄よりは市場平均を少々上回る程度であれば投資対象となりうる、ということになります。 こうした株式指標よりも重要視すべきは事業の継続性、ブランド力、収益性といったファンダメンタル分析にあるものと思われます。 ただ、これ以外にも重視する点として、このような記載もありました。以下抜粋。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「成長を牽引し、米国経済を世界で突出した地位に押し上げてきた新興企業のリターンが、なぜ、古い企業のリターンにかなわないのか。・・・(中略)・・・新興企業は収益や売り上げは言うまでもなく、時価総額でみてすら古い企業を上回るペースで成長する。だが、投資家が、その株式に対価を払い過ぎるなら、まともなリターンは期待できない。」 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- すべて古い企業が良い会社、というわけではないでしょう。ただ、その企業の継続性に投資する、あるいは成長が期待されていない企業に投資する、といった意味においては、地味で古い企業にもかかわらず幾度となく繰り返される技術革新や経済危機・災害などのインシデントに絶えながら安定した収益をあげ、配当を出し続ける企業に投資するという観点は重要なポイントのように思えてきます。 ファンダメンタル分析は個人のセンスによる部分も多いと思われるので、今後の課題としますが、まずは、株価指標を中心にスクリーミングを実施し、その有効性を確認する必要がある考えます。 次回は会社四季報CD-ROMを活用して有効な投資先の検証を行っていきたいと思います。 忙しくていつ更新できるかわかりませんが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.22 01:07:55
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