浮　世

インド当局「同時爆弾テロ」と断定
インドの首都ニューデリーで２９日に起きた連続爆発で、インド当局は３０日までに同時爆弾テロと断定した。　死者数は５９人、負傷者数は２１０人に達した。インドの首都で起きたテロ事件の被害としては過去最大となる。
　爆発は、ヒンズー教の祭りを３日後に控え、買い物客でにぎわっていた２つの市場と、路線バス内で発生。このうち、死者が出なかったバスでの事件は、男が置いていったバッグを、爆弾と判断した運転手が外に投げた瞬間に爆発した。
　地元テレビは、カシミール地方で活動する「インクラブ（革命）」と名乗る組織が犯行声明を出したと報じたが、警察当局は同組織の存在を確認していない模様だ。
　犯行が極めて組織的で、高性能爆薬が使用された兆候があるため、治安当局内には、こうした攻撃能力をもつイスラム過激派組織ラシュカレ・タイバの関与を疑う声がある。パキスタンに拠点を置く同組織は、国際テロ組織アル・カーイダとの関連も指摘されている。

インド同時テロで２２人拘束　過激派とアルカイダ協力か
ニューデリーの同時テロで、インド治安当局は３０日までに、爆発現場に近いニューデリー駅など数カ所で、テロに関与した疑いで少なくとも２２人を拘束、イスラム過激派などテロ組織との関連がないか本格的な取り調べを始めた。治安当局は首都を中心に主要施設や交通機関などで厳戒態勢を敷いている。
　ＰＴＩ通信は、治安当局者の話として、高性能爆薬ＲＤＸ（ヘキソーゲン）を使う手口などから、パキスタンに拠点を置くイスラム過激派ラシュカレトイバが国際テロ組織アルカイダと協力した可能性があると報じた。ニューデリーでは、２０００年に観光名所レッド・フォート（デリー城）を襲撃したラシュカレトイバのメンバーらに対する判決も近く控えている。

ロンドン→インドと同時多発テロが後を絶たない　日本にとっても緊急対策が必要　日本の対策はちょっとのんびり感がある　同時多発テロは組織で周到な計画が必要　事前に防げる情報収集をお願いしたい　　

外務省 インド：デリー市内における連続爆発事件の発生 （2005/10/30）ニューデリー　連続テロ１２０人死傷　市場など３カ所爆発ニューデリーの連続爆破、カシミールのイスラム過激派が犯行声明
インドの連続爆弾テロ、イスラム過激派の関与濃厚に